2018年4月16日 (月)

そうだ、韓国へ行こう!…3

二日目は、青と別行動。恥ずかしながら、海外で単独行動をするのははじめて。

ミョンドンであわび粥を食べて青と別れた。交差点で、灰のようなものが舞っている。よく見ると、桜の花びら。桜の木もないのに、花びら。いったいどこから?と遠くへ目をやると、小高い丘のところどころがピンクに色づいている。 どうやら、そこから流れてきたらしい。黒いガラスの高層ビルを背景に桜が舞う。門出にふさわしく、忘れられない光景となった。(単独行動の顛末は、よそに出すエッセイに書いたので省略)

帰国して、真っ先に向かったのは炉端焼き居酒屋。冷奴の美味しいこと。となりではスーツの団体の新入社員歓迎会のおひらき。三本締めのリズムにこだわる上司がなかなかOKを出さず、何度もやり直す。お店の女将も新入スタッフの教育中。「その言い方で伝わると思うの?!」「通るときは、『通ります』って言ってって言ったでしょ!」。なかなか怖い。女将の「つぼ焼きのお皿〜」に、(誰か〜、つぼ焼きのお皿はよ、はよ〜持って行って〜)と心の中で叫ぶのだった。四月の日本に帰ってきた。

2018年4月15日 (日)

そうだ、韓国へ行こう!…2

今回利用したB&Bは、個室でシャワー付き1拍3,000円で清潔。スタッフは午前と午後の交代制だったが、二人ともとても親切な好青年だった。

午前の青年は、日本語の勉強中で大阪〜京都に行ったばかりだと、桜が満開の大阪城や清水寺の写真を見せてくれた。朝食を食べているとあれこれ質問されて、片言の日本語と片言の韓国語と、英語を交えて会話。職業を訊かれ、青が「母は、詩を書いています」と言うと、青年の目がキランと輝いて、大学では英米文学専攻で詩が好きだと言う。日本の短詩「俳句」は知らないというので、1冊だけ持って行っていた上田信治さんの俳句集「リボン」を開いて見せる。1ページに2句ずつ並ぶのを見て、「きれいです」と大きく目を見張った。1行が1つの詩だと言うと、読んでみたいと言う。ひらがなと漢字も少し読めるらしい。
      うつくしさ上から下へ秋の雨
「うつくしさ、うえからしたへ…」「秋、fallです」「fallのあめ・・・あ〜、うつくしいは・・・上から下へ・・・秋の雨、あ〜、わかります。きれいです」
こんな調子で「その年は二月に二回雪が降り」「手のひらのあかるき人に小鳥来る」など、私がチェックしていた句をいくつか読んでいく。さいごに出てきたのが、
       椎茸や人に心のひとつゞつ
「何と読みますか?」「しいたけ、mushroom」(マッシュルーム、ちょっと違うけど…)「しいたけ、や?」「この、やは、ちょっと難しくて、作者が何かを深く感じているよという、ああ〜…みたいなものです」「人に・・・」「心、heart」「人に心のひとつ・・・」「これは昔の文字です。一つずつ、one by one 」「あ〜、人に心の一つずつ、分かります。椎茸は・・・ん〜・・・難しいです。でも、日本語の勉強になります」とよろこばれたが、椎茸のおもしろさが伝えきれず、俳人でもないし語学力もないのに分をわきまえるべきであったと反省した。
句集を差し上げようか迷っていたら、彼が青をまっすぐに見つめ、「あなたと友達になりたいです」って、おい〜〜〜!

2018年4月14日 (土)

そうだ、韓国へ行こう!

安いチケットがあるから韓国に行こうと青に誘われて、突発的に行ってきた。

インチョン空港ははじめて。近づくほどに大きい!「そう言えば、田島健一さんの俳句で『浴衣から見える胸ちいさな空港』って句があったよ」「どんな想像力!(笑)」「ちいさな空港って、どれくらいのイメージかな?伊丹空港ぐらいかな?」「それ、いいサイズ感!」「秋田空港かな」「それ、貧相過ぎ!」などと言いながら到着。

そのまま予約済みのマッサージ店へ。よもぎ蒸し&全身マッサージというコース。
私をマッサージしてくれたおばさんは、ものすごく鼻息が荒くて、指先の力が強いのなんの。趣味はロッククライミングでしょっていうくらい強烈。「あ〜、ゴリゴリ〜(凝ってる)フンフッ(鼻息)。ゴリゴリ〜、フンフッ」と押しまくる。頬骨がミシッて鳴ったのがいちばん怖かった。
となりのベッドの青の担当のおばさんと、マッサージしながらしゃべる。ときどき小声にになったりして気になったのであとから青に聞いたら、「私お昼食べ過ぎてくるしい」「ほんまそれな」、みたいな雑談だったらしい。
終了後、更衣室で着替えていたら、スタッフルームからは盛り上がっている宴会みたいな話し声と笑い声。エネルギッシュ!さいごに木の根っこのお茶をいただくところには、「もみ痣ができても、大丈夫です。すぐに消えます」と注意書きがあった。

2018年4月10日 (火)

凛 20年記念のつどい

京都の結社「川柳 凛」、20年記念の句会が開かれます。

4月22日(日) 午前10時開場
京都商工会議所 3階 講堂(地下鉄烏丸線「丸太町」下車南6番出口)
投句締切 12時
開会  13時10分  HAMORI-BE  コンサート
句会  14時40分〜16時30分
         題と選者 各題2句
            「奏でる」    八上桐子(無所属)
            「つづく」    こうだひでお (川柳 凛)
            「変 化 」    中野六助(川柳グループ草原)
            「ふふふ」   前中千栄(京都番傘川柳会)
            「一 日」     德永政二(びわこ番傘川柳会)
            「オーラ」    小池正博(川柳スパイラル)
            「雑 詠 」    辻嬉久子(川柳 凛)
会費  1,000円
賞      各題秀句2句に呈賞
懇親会  「京都くに荘」(送迎あり) 会費5,000円

2018年4月 7日 (土)

パンダ、パンダ、パンダ

アドベンチャーワールドへ。

上野動物園ほど話題にならないけど、ここのパンダは子だくさん。
はじめてゆっくり見たけれど、動きがぷにゃぷにゃ。毛皮の中は液体ぽい。童顔すぎて年齢不詳だし、愛らしいったらありゃしない。
ところが、家系図を見てびっくり!!来園一号の「永明(エイメイ)」の妻としてやってきた「梅梅(メイメイ)」のお腹には祖国の恋人の子どもがいて、生まれたのが「良浜(ライヒン)」。エイメイとメイメイの間には、6頭の子が誕生。その後、なんと、エイメイとライヒンの間に8頭の子が誕生、・・・え、え、え…父親の違う娘との間に次々子をなすという、人間ならどろどろの世界。ライヒンは発情中で公開中止。エイメイは、ひたすら笹を食べまくり精をつけていた。

サファリでは、象、キリン、犀への餌やりを体験。象の鼻先は、私の手先より器用。キリンは、手のひらににのせた餌を、舌でべろんとからめとる。うすむらさき色の舌がトルネード状にのびてきて、てのひらを舐めるように食べる。なまあたたかくて、ざらざらで、べちゃついて、「ひぃ〜〜〜っ」と声をあげてしまった。犀は、踏んだらひらくゴミ箱みたいにばかっと四角に口がひらいて、ゴミみたいに餌を投げ入れた。

イルカショーは、引っ込み思案な女性が、イルカの調教師として歩み出すという物語仕立て。夢へと踏み出すためのJ-POP調のメッセージソングが流れる。夢をかなえる5つの魔法が、♪…one-あきらめないこと、two-夢中になること、three,four,five-愛があれば大丈夫…と、かなりざっくりまとめられていた。

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動物たちの姿かたち、色など、それぞれにうつくしかったけれど、中でもホオジロカンムリヅルの色使い、マレーバクのツートン&耳先の白はおしゃれ度が高かった。

もしもここで働くことになったら、何を担当したいか…青はシロフクロウ。私はイルカ。「花形いくねえ」と笑われた。愛があれば大丈夫。

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2018年4月 4日 (水)

春の散歩会@京都御苑

春と秋、年二回の開催になった散歩会。青森から笹田かなえさんと守田啓子さんが参加くださった。初夏を思わせる陽気で、さくらもまだ見頃。
外国人観光客の方が多くて、外国語を耳にしながら眺めるさくらはキメ顔、営業スマイルぽく感じられた。

  ざらついている四月の空の裏

  前世は男であったソメイヨシノ

  鶴の間にはらり性別脱ぎ捨てる

  鬱金桜父のからだの中の影

  あと一人消してねむりにつくさくら

  サイレンに引き伸されてゆく卯月

2018年3月30日 (金)

さくらさくら

別れ際に、大事なことを聞かされる。言うか、言うまいか、会っている間中迷っていたのだなあと思う。
私にもよく ある。迷っているうちは、言えないことの方がずっと多い。言えてしまえたのが、さくらの日だったことが何度かあった。さくらには、こころをあふれさせる力がある。

きのうのお花見。満開のさくらを抜けたところに吹き抜けの空間があって、バロック音楽をされている女性が、さくらさくらを歌われた。うた声がさくらのように、ちいさく震えながら降り注いだ。それぞれが抱える言えないことが、声になっていくようだった。

2018年3月25日 (日)

うさぎらが歯見せて笑っとるぞ、おい

ねじまき句会、題詠「笑」。

「笑」というと思い出す句。

   脱ぎたてのくつ下みたいでしょ(笑)     瀧村小奈生

この先、(笑)はもうだれも使えなくなったなと思った。

「笑う」。ある川柳作家の方が、明るい句が集まるのでいつもワークショップの席題に出題するとおっしゃった。笑うって、こわいのにな…と思った。

2018年3月22日 (木)

液晶の夜ごと水浸し いいね

つづきの会、雑詠。

昨日は、河東けいさんのひとり語り「母 〜多喜二の母」へ。大荒れの天気ににもかかわらず、会場は満員。

原作は、プロレタリア作家、小林多喜二の母セキの生涯を描いた三浦綾子の「母」。
92歳の河東けいさんが、まるでそこにセキさんが現れたかのように、語り始める。
東北の寒村で生まれ13歳で嫁ぎ、夫に先立たれながら5人の子を育て、常に弱い人へ心を寄せた多喜二を信じ、見守り続けた母。
特高警察の拷問で傷だらけの多喜二と対面し、「ほれっ、多喜二、もいちど立って見せねか」という場面では、嗚咽が漏れ多くの人が涙した。

会場の受付で、当日券を買い求めようとした年配の夫婦。当日券はないと断られたると、夫が妻へ「どういうことや!」とすごい剣幕で叱りつけはじめた。妻があまりに気の毒で、私のチケットを1枚だけでも差し上げようかと迷ったがやめた。火に油を注ぐことにもなりかねないし…。

残念だったのは、クライマックスの場面でケータイが鳴ったこと。あれほど注意されても、電源を切らないで、マナーモードにもしない人がいる。年配の女性が、カバンから取り出したものの、焦るからかなかなか切れない。となりの席の人が取り上げて、やっと鳴り止んだ。
先日、ハイバイ公演でも、ケータイが鳴って劇を中断させた人がいたらしい。終演後、怒りのtweetがいっぱい流れていた。
川柳の大会の披講中に、盛大に携帯が鳴ったことがあった。だいたい鳴っている場所は見当がつくのだけれど、だれも知らん顔している。披講しながら、頭の片隅で(どうしよう…鳴り止むのを待った方がいいかな…)などと考えるので、読むリズムがおかしくなって汗が噴き出した。ものすごく長く感じた。やっと鳴り止んでほっとしたら、またすぐ鳴り始めた。(えっ、また・・・)と思ったら、やっとケータイの主が会場を出てくれた。
川柳大会でも差し障る。ましてや、コンサートや演劇などはぶち壊すことになるので、ほんとケータイはなんとかしてほしい。入口で電源チェックしてもいいし、鳴らしたら退場、出入り禁止でいいと思う。

2018年3月20日 (火)

窓のあるかぎり桜でいるつもり

つづきの会、雑詠。

膝から下に、赤い小さな斑点が多数出現。悪いものではなさそうなのでほったらかしていたけど、かれこれひと月になったので皮膚科へ。「摩擦もしくは、お風呂が熱くないですか?」。・・・「それです!熱いです」で診察終了。なんたってお湯張り温度44℃。アチチ、アチと入るのが好きなもんで。へへ。
温熱で一気に赤いぽつぽつが出るって、ちょっと桜ぽい。でも、これまではどうもなかったのに、これも老化なんだろうな。

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