2018年11月15日 (木)

夢三夜

近ごろは、夢の中の方が人と込み入った話をしている。ここ最近の夢。

居酒屋ではブラマヨ吉田と自尊感情について長々と話し込み、「これで6杯めですよね」と確かめていたので、ハイボールを6杯飲んだ模様。互いの自尊感情の低さを肯定し合うという、傷の舐め合いみたいなお酒だった。翌朝、心なしか頭が痛くてジムを休む。お昼の番組に出ていた吉田を、夕べはおつかれ〜、だいじょうぶ?という気持ちで見る 。
自宅にたずねて来た中学のときのソフト部の監督(故人)からは、ピンチのときにベンチ(監督)ばかり見るのをやめなさいと注意される。私はピッチャーだったのだ。どうすればいいですか?と訊くと、「座禅でも組むか…」と言われたので、市内で座禅のできるお寺を探してみた。荒村寺という、名前からして座禅向きなお寺を発見。
そして、このパターンの夢は何度めかなのだが、何か忘れ物を自宅に取りに戻って、探しているうちに遅くなってしまい、居間でごろごろしている父(故人)に車で送ってほしいと頼む。父はほんとうに眠そうな、半分死んだような顔で、「今、ねむいから…」と起きようとしない。「Mちゃん(妹)なら、ぜったいにすぐ行くくせに、私だったらそうやって……」と涙声になっていく。はぁ……、いつまでこんな夢をみるのか。

どの夢も、自身の葛藤を、もう一人引っ張り出してきて自問自答しているようにも思う。せっかく夢なんだから、もっと景気のいい夢見ればいいのになぁ。

2018年11月11日 (日)

絵を読む

日曜美術館「フェルメール」を流しながら、明日の消防設備点検に備えてちょっと念入りに掃除していた。

フェルメールの絵について、作家の平野啓一郎氏は「15秒ほどの動画」と表現した。なるほど、首飾りのリボンを結ぶのも、ミルクを注ぎ終えるのもそんなものか。一方、俳優のイッセー尾形氏は、夕べ一睡もしなかったとか、裁判で嘘の証言をしてきたとか、絵の中の女性に一人語りさせていた。平野氏の鑑賞は俳句的、尾形氏は川柳的だなあと思った。

2018年11月 8日 (木)

鈴の音

おかじょうき川柳社のHPの掲示板で 、高田寄生木氏の訃に接した。

ちょうどひらいていた、昭和51年(1976年)「川柳展望」5号に、氏の特別作品「自転車の鈴」25句が掲載されていた。

   縄切れをひろうゆたかさにふれる

   エプロンに石がひそんでいる怖れ

   フルートが聞こえる日銭数えている指に

   香港にも行かず自転車の鈴鳴らす

   レール二本まだ聞こえない父の靴

   出稼ぎを狂わす週刊誌をまるめ

   火葬場が見える息子と駈けている

11月3日は、きれいな秋晴れの日でした。ご冥福をお祈りいたします。

2018年11月 5日 (月)

そばかすを浮かべる船の丸い窓

ねじまき句会、雑詠。

平野啓一郎著「空白を満たしなさい」は、船の中にいるような時間だった。「分人」について、ゆっくりゆれながら考えていた。
相手や場所によって、使い分ける顔。どれかがほんとうで、どれかが偽りなのではなく、すべてがほんとうで、いくつかの顔を統合して自分が出来上がっているというのは、まったく新しい発想ではない。自分のなかの嫌な分人を消したくなる自死があるということ。死にたいのではなく、消したいというのは分かる気がした。
夕べ遅くにも、自死の報せ。前日に電話で話した人も、分からなかったそうだ。自分の中のある分人を、どうにもゆるせない分人が現れたりするのだろうか。力つきた分人が、皆を巻き添えにするのだろうか。
わからない。わからないけれど、さみしい。海と空しか見えないところに、浮かんでいるみたいだ。

2018年11月 3日 (土)

あった

もう何年になるだろう。毎朝、アロエヨーグルトを食べている。4個で1パックのを、Kスーパーの水曜のヨーグルトの日に2パック買う。今朝、ふたの裏に、ポイントと書いてあるのが目に入った。ふたにはヨーグルトが付いていて、よく見えないので洗ってみた。16桁の数字とポイント3とあった。何のこっちゃとメーカーのHPを見たら、シリアル番号を入力して、ポイントが溜まるしくみになっていた。4個のうちの1個に書いてあるらしい。他は、なんちゃら菌がいっぱいとか書いてあるだけなので、ほとんどベリッとはいで捨てていた。2年と短く見積もっても500ポイントは溜まっていたはずだ。

ジムには、マッサージチェアがあった。リニューアルして、目に入るところに異動してきた。使ってみたらなかなか高性能で、下手なマッサージ師よりはずっとよい。1〜5番まで5台もあるので、イチロー、ジロー、サブロー、シロー、ゴローと呼んでとっかえひっかえしている。今日は、サブローが調整中だった。ジムもかれこれ、4〜5年通っていると思う。なんで知らなかったんだろ。

見えないモノを見ようとしていたのは、BUMP OP CHICKEN。見えているもが見えないのが、アラ還。

2018年11月 2日 (金)

都こんぶは雨の日の二本立て

つづきの会、雑詠。

難民問題を扱ったアキ・カウリスマキ監督の「希望のかなた」を観て、伊藤比呂美さんが自身の老いと近しい人たちの死について書いた「たそがれてゆく子さん」を読む。どちらも、重いテーマにユーモアが織りまぜられていて、しんみりしんみり笑う。どっぷり秋。

2018年11月 1日 (木)

霜月

スーパーに、ポインセチアとちっちゃなもみの木が並んで、今日から11月。

今秋は、人生初の柿ブーム。柿ってこんなに美味しかった? 風に吹かれるススキのうつくしさも再発見。もしかして、グレイヘアともつながっているのかな?帽子を被るために、前髪を短くそろえた。青が「何かに似てる…」と言う。「はい、ひょっこりはん」「それ〜〜!!」。まじで?

2018年10月27日 (土)

結構な家庭画報な紅葉で

つづきの会、雑詠。

Img_1531_4 びわこビエンナーレへ。かつて近江商人で栄えた、近江八幡の商家や豪商の旧家に現代アートが展示されている。
旧い建物の持つ傷み、匂い、記憶は、ふしぎなほどに現代アートを受け入れ、溶け合い、また、飲み込んでいる。忘れ去られたものの、さみしさゆえか。

Img_1529_3 照明やBGMを凝らした作品もあったが、それらはなくてもいい気がした。川柳は引き算だから、つい過剰に思うのかもしれない。
昆虫採集家の部屋を再現した作品があって、部屋の隅にカセットデッキがあった。デッキにはテープが入ってなくて、下の引き出しにあるかも…と探していたら、突然風鈴が激しく鳴って、飛び上がるくら
い驚いた。旧い家は、誰もいなくても何か気配みたいなものが漂っている。

Img_1527_5 これはアートではなくて、壁の割れ目から差し込む光。見る角度を変えると、光の表情が変わる。割れ目からのぞいた庭は草ぼうぼうで、オレンジ色の花が風にゆれていた。遠いむかしの庭を見ているようで、タイトルのないアートにも思えた。
Img_1535_3

2018年10月22日 (月)

人びと

さて今日は、ここ数日、気になった人たち。

ジムでは、医師の鎌田實さん似のおじいさん。上半身を左右に捻るマシンがあるのだが、たいていの人は捻る方にだけ力を入れて、バネの力でビヨンと戻る。すると實ちゃん登場。「ちがう、ちがう、反対や。戻るときにバネの力に逆らってゆっくり戻らんとなんの意味もないねん」、「早い、早い、もっとゆっくり戻って…」と付きっきりでアドバイス。次の人に交代すると、「また、間違うとる。みんなやり方が反対や。……(以下同文)」。その後も間違った人がいると、實ちゃんはどこからともなく駆けつける。50円ぐらいあげてほしい。

接骨院では、田山涼成さんの声のおじいさん。カーテンで仕切られた手技治療スペースから、声が漏れ聞こえる。「これは痛くないですか?」「はい、大丈夫です。私は痛みに強いんですよ」(痛いの?)「普通の人ならね、とっくに声をあげていますよ」(痛いんだよね?)「私はね、子どものときから我慢強いんですよ」(痛いんでしょ)「これね、みんな痛いって言うでしょう」(痛いんやんか!)

スーパーのレジでは、強面の森泉さん。まず、ミンチカツは5個買うと割引なのに、割引になっていないと指摘。レジの若い女性は、サービスさんと呼ばれる人を呼んで確認。どうやらレジの設定に問題があったようで、手打ちするよう言われる。次に、2割引のシールが貼られたおにぎりが割引されなかったと指摘。それは彼女のミスだった。「ちょっともう〜大丈夫〜?!私が言わへんかったえら正規の値段なってたやん。いい加減にしてよ。信じられへんわ〜」とまくしたてる。プレッシャーで、明らかに動きがぎこちなくなっている。ようやくレジを通し終えたら、「このみかん、ニッキュッパ(298)やけど、間違ってないか確かめて。そこ見てなかったから。ほんまこわいわ〜、このレジ」。あなたの方がこわいです。ビビって間違えます。

さいごは、素敵な人。昨日は、友人2人と有馬富士登山。降りてきたところに大きな公園があって、そこでお茶を飲んでいたらYちゃんが席を外した。戻って来たら「ちょっと来て」と、隣りのちいさなホールみたいなところに連れて行かれて、会場の真ん中の椅子へ。と、舞台上でいきなりフルートアンサンブルの「ハッピーバースデー」の演奏!なんとYちゃんが、コンサートを終えたばかりのグループの方にお願いしたところ、快く引き受けてくださったのだとか。そう、昨日は偶然私の誕生日でした。Yちゃんは、とにかくよろこばせ名人。フルートアンサンブルの「アリエッタ」さんにお礼のメールを入れると、「素敵なお友達をお持ちですね」と返ってきた。ほんとに素敵すぎ!

2018年10月19日 (金)

帽子

髪を染めるのをやめることにした。数年前から思っていたのだけど、美容師さんから「まだ早いですよ〜」と言われると、そうですか…と折れてしまっていた。あと、移行期をどうすればいいか…と、そこが悩ましくて踏み切れなかった。

思い切って、「グレイヘア」に力を入れてる美容院に行ってみた。最初に「どうしてグレイヘアにしようと思ったんですか?」と訊かれる。「もう、自然なままでいいかなと思って…」と言うと、すこしこれを見ていてくださいとグレイヘア特集の雑誌を渡される。モデル、スタイリスト、料理研究家、編集者…、かっこいい女性ばかり。パラパラ見ていると、「グレイヘアはファッションもメイクもきちんとしないと、どうしても老けます。なので、染めるのが面倒くさいからというだけの理由の方にはおすすめしないんですよ。で、どうされますか?お気持ちは変られませんか?」と再確認された。きちんとする自信はないけど、「やってみます」と答える。

白髪が5センチほど伸びたあたりの、移行期に挫折する人は多いらしい。とりあえず、帽子を被ることにした。室内でもずっと被っていられるものとなると、無難なのがベレータイプ。被り慣れていないので、どうもしっくりこない。被り方をアドバイスいただきながら、とっかえひっかえ試着して、やっと一つ購入した。
「こんなの被れたらかっこいいのにね〜」、中折れハットを青に見せると、「萬田久子が被るやつやで。さっき、布袋さん言われててたやん、無理やろ」と一蹴された。そう、D百貨店の店員さんから、「後ろに引っ張ると布袋さんになりますので……」と言われたのだった。青は、布袋さんてどんなんやったって検索して、爆笑。布袋さんて…。

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