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2008年1月

2008年1月30日 (水)

リハーサルだったあなたに逢うまでは

大好きなお姉さんから「桐子さんは、まだリハーサルしかしていないのよ、恋の。」と言われた。また意味深な~!リハと本番は違うよなぁ・・・きっと・・・。リハで結婚してしまうって、どうよ?

2008年1月29日 (火)

ひとときの逢瀬にも似て舌下錠

ひとときの痛みから解放は、痛みから解放されなくすることでもある・・・。

2008年1月28日 (月)

まざりあう生と死のまま泥の川

「With・・・若き女性美術作家の生涯」というドキュメンタリー映画を観た。大学卒業後、ネパールの貧困地区の小学校でボランティアの美術教師になり、帰国直前に交通事故死した佐野由美さん。19歳のとき、阪神大震災で神戸市長田区の自宅が全壊、瓦礫の中から生き延びた命だった。

震災直後、彼女が恩師に送った手紙。「明日、次の瞬間、ここにいなかもしれないけれど、でも今生きている。そのことを精いっぱいの形で残したい。今、生きていることを実感しながら、文章を綴ったり、絵を描いたり、人と接したり、食べたり、・・・生きるべきなんですね」

私は、ことばどころか何ひとつ残したくないと思ってきた。ブログを綴っておきながら、おかしいかもしれないけれど、私の川柳もあぶくのように消えればいいと思ってきた。今夜、彼女のことばと、生き方に揺さぶられた。・・・残したいものがないのは、伝えたいものがないのかもしれない・・・。

2008年1月27日 (日)

置いてきたものの重さに立ち止まる

映画「陰日向に咲く」へ。原作は読んでいない。捨てたもの、捨てきれないもの・・・人の弱さ、脆さに、不思議な安心をずっしりと感じた。

三浦友和が地味ながら好演。主役の岡田准一君は、これまで“観賞用イケメン”と決めていたけれど、演技力アップ!大きゅうなって~と、母の気持ち・・・。宮崎あおいちゃんは、「NANA」や「好きだ」で、実力派だと見ていたが、う~~ん語彙力のない作家のような印象。演技がどうもパターン化されている。

それにしても、クライマックスの最大の山場で、隣のおばちゃん「ちょっとごめん。トイレ行ってくるから荷物みとって!」って!今かい~(泣)。

2008年1月26日 (土)

銃口を乳房でふさぐ母なれば

どうしても行くのなら、母を撃ってから行きなさい。母ならそう言うだろう。

2008年1月25日 (金)

確かめるゆっくり舌を動かして

「動く」・・・恐怖シリーズ3

冷たい何かが手に触れる、ふにゅっとした何かを踏んだ・・・。
得たいの知れない感触は、背筋を凍らせる。

なかでも、口の中に異物を感じたときの怖さは格別だ。
以前みた夢・・・サンドイッチを頬張ると、かさかさと固いようなやわらかいような、気味の悪い違和感を感じる。恐る恐る取り出したら、バッタのような羽のある大きな虫。口いっぱいになっている。・・・現実だったら、二度とパンを食べられなくなったと思う。

それにしても、私は楳図かずお漫画のような夢をよくみる。
つやつやのエメラルドグリーンのカエルがどんどん生まれ、一匹が私に飛びついたときも、冷たくしっとりした感触に震え上がった。(←夢なのに感触がある。)
・・・フロイトでもユングでもいいから、分析してほしいものだ。

2008年1月24日 (木)

なんの列なのかゆっくり動き出す

「動く」・・・恐怖シリーズ2

知らず知らずのうちに列に並んでしまっていた。動きはじめて前方をみたら、先頭は後退りしている…。でももう戻れない列にいる。

2008年1月23日 (水)

動いたら沈むところに立っている

あるんです、そんなところが。街中にも、オフィスにも、家の中にも・・・、突如としてあらわれたり。

2008年1月22日 (火)

冬枯れの瘤もねじれもさらけ出し

去り際、別れ際といったところで、その人の本質があらわになるように思う。幹から枝先までさらけ出した木々のように、思いがけないその人を見てしまうときもある。

2008年1月20日 (日)

寒の雨ひとりを残し発ったバス

娘が修学旅行に出発した。出発後、友人のメールで参加できなかった同級生がいたことを知った。歳の離れた兄弟の面倒をみるためだとか・・・。もしその理由だけなら、私たちでなんとかできたのではないだろうか・・・もう少し早く知っていたら・・・。痛いほど冷たい今日の雨だった。

2008年1月19日 (土)

指先に風をあつめて遊ばせる

娘がまたバレエを始めたいと言い出し、教室見学へ。声、話し方もさることながら、踊りもその人らしさがよく出る。同じ動きをしても、かわいい系、ワイルド系、セクシー系・・・と個性が浮き出る。ちょっとした指先の動きや首の角度、つま先の向きの違いだと思うのだが、日ごろから動作に合わせて筋肉もつくので、身体全体が雰囲気をかもし出すのかもしれない。

ちなみに娘の踊りは、ひとことで言えば「ゆるい」。すべてがふわふわした脱力系だ。余談だが、そんな娘にある年の発表会「眠れる森の美女」で与えられた役は、なんと「パンくずの精」だった。妖精なのに“くず”~??「パンくずの精」がいるなら「天かすの精」もいるのか?・・・以来私は、キッチンで八百万の妖精たちと遊んでいる。

さて話を戻そう・・・、あるバレエ公演で結構なお歳のバレリーナが、娘役をやるというので興味しんしんで舞台を見つめた。舞台袖から転がるように出てきてのは、ほんとうに16歳の村娘で感動した。そういえば、新子先生は女性の川柳作家に向けて「もっと女優になりなさい」と仰った。個性は個性として、演じることで新しいなにかを自分の中に取り込むことができるのかもしれない。よし!明日は「酒かすの精」でいくぞ。(どんなんやっ!)

2008年1月18日 (金)

超音波検査わたしの闇の奥の闇

自分の中にまだ知らない深い深い闇がある。

2008年1月17日 (木)

一・一七 今朝はわたしのために泣く

震災から十三年も経った・・・。今年も、亡くなった人や、亡くした人を想う。

それから今年は、あの人、この人の顔を思い浮かべた。震災後、「いつ何が起こるか分からないから、後悔したくない・・・」と、新しい一歩を踏み出したり、人生を選択しなおした人たち・・・。きっとどこかで、あの日の気持ちを思い起こしているのだろうな・・・。

2008年1月16日 (水)

かりんとう甘えてみたくなるなんて

たまにはゆるしてあげようか。今日だけね。

2008年1月15日 (火)

寒卵割る 退職を申し出る

きっぱりと割れた。希望に光り輝く黄身が、つるんとこぼれ出た。

2008年1月14日 (月)

熱きもの掘り当てられし夜の眠り

夫の母と日帰り温泉へ。ハーブ湯、露天岩風呂、白湯、壷湯、ジェットバス、ミストサウナ、塩サウナ・・・と一通りあそぶ。塩サウナは、身体中に塩を塗りたくって、発汗(デトックス?)を促すサウナ。正月の鯛になった気分だった。

源泉熱湯に浸かって目を閉じる。どんな遠くから湧き出てきた湯なのか・・・。深いところに抱えていた熱いものが、出口を与えられて噴き出したその夜。再生に向かう死のように、昏々と眠りつづけた大地を思った。

2008年1月13日 (日)

透き通る 黒い部分も見せたくて

おかしな夢をみた・・・。家にどんどん知らない人が入ってくる。リビングの壁に見慣れないドアがあって、開くと古い廊下と階段。知らない人たちは、その階段からあがってくるのだ。廊下のつき当たりには、部屋らしきものがある。娘は、そこにいるのだろうか?怖くてお経を唱えながら、ドアを開いた。見慣れた娘の部屋だった・・・。

おそらく、この一句からみた夢だと思う。
 私の部屋にあふれる通行人  佐藤みさ子
去年から、何度も読み返している川柳句集「呼びにゆく」の一句だ。
 うたうたうくちのかたちをうたがわず
 かなしいことがあって五月が美しい
 はじまりか終わりか布をかけられて
 手のひらを開けて潰れたものを見る
 深いかと聞いた溺れている人に
この方も、透き通らせた自分を見つめている方だと感じた。
前書きも後書きもなく川柳のみで語った一冊・・・、ずぶずぶと句の世界に引き込まれてゆく。
一刷りは完売。1月中旬に第二刷発行予定だそう。お問い合わせは、あざみエージェント(nomark6061@yahoo.co.jp )へ。

2008年1月12日 (土)

目隠しをはずす遊びじゃなくなって

目隠しのあそびが怖かった。怖いと目を閉じるのに、目をふさがれるのはもっと怖い。

2008年1月11日 (金)

生きんとや ときにいのちを漂わせ

Kurage_2風邪をひいてしまった。微熱にゆらゆら・・・。

くらげをながめる。いのちが震えたり、唄ったり・・・。

2008年1月10日 (木)

雪の日の余白落書きされている

通勤の往き帰り、人待ち・・・余白のような時間が好きだ。ましてや今日は、雪。いろいろ思いめぐらす至福のひとときに、「寒いね・・・」と割り込まれる。相づちをうちながら、芯から冷えてくる。

2008年1月 8日 (火)

ぺんぺん草忘れたことも忘れたと

荒れた土地にも、たくましく生きる愛らしい花。・・・忘れて、忘れて、白い花はあどけなく笑っている。

2008年1月 7日 (月)

読経をとおくにきいた腕のなか

どこかで経を読む声がしていた。その声にたましいだけが吸い込まれていくようだった・・・。

「あて(私)が死んだら、あのお経をあげてもらえるきねぇ・・・」祖母は、法事のたびにうっとり経を聴いていた。あのお坊さまは、本格的に歌唱を学んだ方ではなかったかと思う。バリトンの、それは素晴らしい聴かせるお経だった。

ところが祖母は98歳まで長生きをし、祖母よりひと回りほど若かったお坊さまは先に亡くなってしまった。祖母の葬儀のお経はボソボソと頼りなかった。「なんちゃぁ聞こえんぞね」・・・耳の遠かった祖母はぼやいていたに違いない。

2008年1月 6日 (日)

燃え残るものの白さに詫びている

デザインを言葉にすることはもうひとつのデザインである。(原研哉「DESIGNING DESIGN)
銀座松屋や無印良品で知られる原研哉氏のデザイン集を読む。

原氏は「白」にこだわる。白はもともと、頭蓋骨の象形文字だとか。野ざらしになり、風雨と陽光にさらされた乳白の白・・・白はなにもなくて、すべてを包含した色だったのだ。

川柳を始めて2年くらいは、まず自分の想いに近いビジュアルを想起して、それに言葉を添わせるように詠んでいた。CMやポスターのコピーを作る感覚に近かったと思う。
最近はそうしたスケッチなしに、見て、聞いて、触れて、感じたままを詠むことが多い。
原氏の言葉を借りると「五感の覚醒」・・・川柳を通して、心身のセンサーが少しは能動的に働くようになったのかもしれない。

2008年1月 5日 (土)

自分史にはみでた枝は掃われる

自分史に記したいこと、省きたいこと。年賀状で知らせたいこと、伏せたいこと。・・・それぞれの価値観を垣間見る。

2008年1月 4日 (金)

重箱三段生真面目大真面目

去年、娘と親子面接試験に挑む機会があった。
「お父さんの職業はなんですか?お父さんはどんな人ですか?」
「父は***です。父はやさしい人です」
「では、お母さんの職業は?お母さんはどんな人ですか?」
「母は**会社の会社員です。母は真面目です」
・・・・・・?真面目?そんだけ?えぇ~っ、私って真面目なんや・・・。思いがけない娘の回答に、すっかり調子が狂ってしまい、面接はボロボロに終わった。

今年のおせちは、一の重は市松に。二の重はお煮しめを吹き寄せ風に。三の重は斜めの列に詰めた。縁起ものを彩りよく、はみ出さないように四角い重箱にきっちり収めるおせちも、真面目そのものだ。

そういえば、私の川柳は「美しくて印象に残らない」と言われたことがある。容姿ではなく、川柳です。・・・誰も言うてなかった?すみません。
5・7・5の枠にいかに美しく収めるか・・・などと、考えて詠んでいるわけではないので、それが私の個性かもしれない。・・・高級なおせちとは言えないので、・・・幕の内弁当川柳?(松花堂弁当くらいにならんかな?)。どこかで打ち破ってみたいな。

2008年1月 3日 (木)

話したいこともあるのにパック餅

お煮しめの残りでバラ寿司を作って、お正月も終わり。明日からまた仕事だ。

小半日のんびりと俳句集を読んで過ごした。
 熱湯のさびしい匂い雪もよい
 舌の根やときに薄氷ときに恋
 芹の水ころすほどには愛さずに
 洋梨の疵を向うに向けて置く
 煮凝りや去年の今夜泣いていた
  (池田澄子「句集 たましいの話」)
この方の句で、大好きな一句がある。
 じゃんけんに負けて蛍に生まれたの

2008年1月 2日 (水)

ひとり正月 大根の首の青

今日は、それぞれに予定があってばらばらに過ごす。おだやかな時は、お正月でもクリスマスでも、一人でもどうってことない。一人を凛と過ごせることは、なんてしあわせなのだろう・・・。

ふと、ムーミンのスナフキンを思い出した。うん、スナフキンは理想の男性かも!あ~、でも自由人過ぎて、結婚は破綻するな・・・。恋人も、難しいかもなぁ・・・。真剣に悩まんでいいやろ。

2008年1月 1日 (火)

目を閉じる 抱かれるとき祈るとき

祈りの姿は美しい。そして、愛することも、祈ることに等しく思う。
・・・今年も、深く強く祈りつづけたい。
さまの願いが、叶う年になりますように・・・。

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