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2008年2月

2008年2月29日 (金)

おんなには妬まれやすい蛇いちご

苺というのはかわいいオーラ全開で、ひとつあるだけで空気をしあわせにするパワーを持っている。

娘が急に「ご飯いらない」というので調理意欲が一気にダウンし、あるもので済ますことにした。あるものは、ビール、苺、ビール、じゃこ、ビール・・・。仕方が無いので、苺にじゃこをかけて食べることに。これが、まあまあだった。生ハム×メロンまではいかないが、適度にしょっぱく、適度に甘く。でも、ビールとはあまり合わない。ごはんとは絶対合わない。それにしても、一人で苺をたべるのはどうも気恥ずかしい・・・。

2008年2月28日 (木)

酒旨しまたかなしみを手に入れて

蕎麦屋で熱燗をやった。こんなに酒が旨いのは、かなしいからではないかと思った。〆に塩でいただいた細切りせいろ蕎麦も、実に気分にマッチしていた。・・・こんな日に、トマトソースやオリーブオイルじゃ、勢いかなしみを忘れそうになってしまう。大切にしたいかなしみだから、ゆっくり味わいたい。

2008年2月27日 (水)

うっすらと雪 うっすらと嫌悪

うっすらと、でも確かに・・・じ~んと冷えてくる。

2008年2月26日 (火)

そこここに色のもどって春の町

古い友人と久しぶりに会うことに。彼女のコーディネートで、くらげの泳ぐカフェ(くらげの隣の席まで予約されていた!)~大正時代のレトロなビルのティールームへ。これが初デートなら、がっちりハートをワシ掴みされただろう。私もビール一色のおっさんではないのだ。

ティールームにはミモザがあふれ、気の早い梅もちらほら・・・。モノクロの絵に絵筆でちょんちょんと色づけしていくように、街が色づきはじめた・・・。そんな風に感じられたのも、彼女の心遣いや、くらげの無理のない仕草に、こころゆるんだひとときだったからかも・・・ね。

2008年2月25日 (月)

入口も出口もなくてここにいる

占いの大嫌いな方は、この先ご遠慮ください。

スナックの開店までの数時間、占い師をしているママさんがいる。あまりにも評判で、本業の間も、みてほしい、みてほしいと言われ仕事にならないので、時間を分けたのだそうだ。

昨年の夏休み、娘は悩みあぐねていた。1学期はほとんど学校に行けず、欠時はいっぱいいっぱい。先生からも「次の進路を考えろ」とまで言い渡された。転校など選択肢はいくつかあるものの、どれも不安で決めかねていた。夏休みも終わりに近づいたある日、「お母さんが前に話してた占いに行ってみたい」と言い出した。ほんとうに切羽詰っていたのだ。

ママさんからは、「今の環境から逃げちゃダメ。女優になりきって乗り切りなさい」と言われたそうだ。おそらくそれが、娘の選ぼうとしていたことだったのだろう。ママさんの言葉が娘の背中を押し、結局学校に残り、次の進路も決めることができた。遅刻すら許されない状況(留年になる)での、2学期、3学期はほんとうに長かった。もうあと少しだ・・・。

ママさんにお礼を言いたくて訪ねた。とても喜んでくださって、「女優になるのは簡単なことではないのに、ほんとうによく頑張ったと思う。えらい。あなたの羽はちっとも傷ついてないから、ちゃんと飛びたてます。次の行き先では、なにも心配することはないから、思い切って飛びなさい」・・・そう彼女に伝えてと言ってくださった。

ほんとうによい占い師は、きっと人に力を与える人だ。

2008年2月22日 (金)

ヒビカラ漏レルヨウニナミダ ナミダ

なんの涙なのか分からない。涙なのかも分からない。

ヒビが入っていることを知らせてくれたのかも。

2008年2月21日 (木)

にくむのをやめると枯れる井戸に水

汲みあげても汲みあげても枯れない井戸。さらさらの水は、もの哀しいような甘さ・・・。

2008年2月20日 (水)

曼珠沙華おんなに家は貸せないか

社内で、代わりのない仕事をしている女性がいる。家族のアクシデントのために休み続きで、今月中は出社できる日も時短勤務になるらしい。

実は私も、娘のことで朝の出社時間では綱渡りをしてきた。事情を説明して、フレックスを申し出ようかと何度も迷ったが言えなかった。女性は、子育てがあるから・・・と思われたくなかった。結局、出社しても仕事どころでないことも多く、仕事の生産性は落とし、心身も消耗してしまった。

もちろん、退職理由は他にもあってのことだが、後輩女性たちのためにどうだったのだろう?と思う。女性が、仕事と家事、子育てを背負っているのは現実で、ならば堂々とフレックスでも時短でも要求して、続けることが大事なのかもしれない・・・。

今の家を探していたとき、最初に見つけた物件は、契約者は配偶者でないとダメと言われた。私は、正社員で働いている。男性なら、新卒の若者でもそんなことは言われないはずだ。契約はしなかった。・・・次の女性たち、娘たちのために、私はまったく役に立てていないなぁ・・・つくづく。

2008年2月19日 (火)

今だけを重ねる愛で万華鏡

このブログを読む友人が、川柳を送ってくれたり、自分のブログで発表したりしてくれるようになった。せっかくだから、おいしいお酒でも飲みながら、句会らしきことしようよ!というわけで、ほろ酔い海月句会開催の運びとなった。

みんな川柳は初めてなのだが、芸術家肌ぞろいで、句がめっぽうおもしろい!。
今回、私が一番やられた句は、
   追う人もないのにバスの甘い腰つき
他にも、
   満月じゃ恥ずかしいのよ溶けてゆく
   桜草 嘘八百罪深し
なんだか破調も新鮮!発想が刺激的!
詠みっぷり、飲みっぷりともに見事な面々と、久しぶりに川柳をたのしんだ。

2008年2月18日 (月)

菜の花と無職の春をどんぶらこ

菜の花の海はどうにでもなりそうで、ひんやりと苦くて・・・、浮き沈みしながら流れてゆく。きっとどこかに流れ着くのだろう。やさしい手が拾いあげてくれるかもしれないし・・・。

2008年2月17日 (日)

孟宗の骨しならせる春の息

いや~、ビックリした!エド・はるみさん。同年代じゃないですか!マナー講師からお笑い芸人・・・こういう転職もあるんや~と感心してたら、「やめてよ!」と娘に釘を刺された。いやぁ、飲み明かしてみたいなぁ・・・。

♪明日は朝からミーティング~!お昼の定食ハンバーグ~!アフタ~ファイブはグ~!グ~!グ~!グ~!グ~!ゴォ~~~~!

2008年2月16日 (土)

許せないわたしをゆるす雪の室

雪のような真っ白の猫がいた。「孤独」を知っているような顔の猫だった。名前を知りたくなった。

猫の名前のトップは、5年も連続で「モモ」らしい。                       私のペットの名づけは、いつもいい加減だ。息子が生まれた年にもらった柴の雑種は、クリスマスイブに来たので、ジングルベルの「ベル」。娘が公園で拾ってきた仔猫は、6月16日だったので、「ろく」。「ろく」は小さすぎて育たなかった。しばらくして「ろく」にそっくりの猫をまた拾ってきた。「ろく」より少し大きかったので「なな」にした。今、飼っている犬は「ゆず」。「ゆず」が来た日、お隣からたくさん柚子をもらったからだ。

新ペットは娘が修学旅行から持ち帰ったマリモ。「ルタオ」と「ポックル」・・・どちらも土産物からつけた。マリモは、呼びかけてもウンともスンとも桂銀淑とも言わず、生きているのかも定かでない。手はかからないが、存在を忘れることも多い。なんの話や~。

2008年2月15日 (金)

長いキスきっとおしまいだと思う

「なんかね、あ~これでもう終わりなんだと思ったの」と、彼女は言った。ほんとうにそのおやすみのキスが最後になったらしい。

出会いに運命も、キスに心変わりも感じ取れない私は、いつも言葉で綴られる物語を、こころとからだに言い聞かせているのかも?

2008年2月14日 (木)

なんという罰かこれほど愛されて

甘美な痛みはやがて・・・。

今日は、会社の女子部でチョコ交換。厳選したチョコを持ち寄って、くじ引きで交換するというもの。おかげで何年ぶりかで、チョコレート屋さんやチョコ売り場をのぞいた。私は、チョコ風味のビールとおっぱいチョコという“おやじセット”を用意。誰に当たるかな?

2008年2月13日 (水)

雪まみれイニシャルひとつ嫌いぬく

明るく聡明な知人と、初めて二人で話した。淡々と語る壮絶な出来事・・・「こんなに人を憎むことがあるのかと思った・・・」と。怒りや悔しさは、結局自分に向かう。なんて馬鹿、なんて浅はかだったのだろうと。・・・あなたは悪くない。悪くないからね。・・・とにかく、話してくれて、ありがとう。

2008年2月12日 (火)

手袋を外し悪事は存分に

「スチュワーデス物語」で黒の皮手袋を咥えて外す、片平なぎさを思い出した。・・・トシが絞られた?

2008年2月11日 (月)

問いただす非常階段駆け下りて

聞きたい、聞けない。知りたい、知りたくない。・・・引っかかったまま別れてきた。やっぱり確かめよう・・・と、転がるように階段を降りる。行く先を暗示するように、ぐるぐるぐるぐる落ちていく。

このところ新子先生の句集を読み返していた。熱っぽいからだ。外は雪。舞台装置も手伝ってか、いいえ句の力でしょう、次々とドラマは生まれ、その世界に浸って句を詠んでいました。ブログを読んで「何があったの?」と、ご心配くださった皆さま。そいうわけですので、ご安心ください(?)・・・妄想劇場です。

2008年2月10日 (日)

あの人のためのあなたの目の泪

その一粒にわたしは押し流された。はるか遠い人が目の前にいる。

2008年2月 9日 (土)

忘れさせてあげる 卵白泡立てる

雪が降っている・・・。いつもの風景が雪に霞んで、遠い町に来ているような気分。

近ごろまったく知らない人が夢に現れる。親しげに私を助けてくれたりする。夕べのその人の顔が思い出せない。雪の向うにいるように・・・。

2008年2月 8日 (金)

おきあがりこぼし組み伏せられたし日

さあもうなにも考えずに、このまま・・・。

2008年2月 7日 (木)

灯油鑵たぶんたぶんとそそのかす

「多分、いまごろは・・・」「多分、そうだよ・・・」、火を待っているらしい。ここは冷静にならなければ、すべて失うかもしれい。それにしても、あれほどよく洗ったのに、まだ手に残る灯油の匂いよ・・・。

2008年2月 6日 (水)

それでどうしたいの十字路のトマレ

まっすぐ進みたいのです。でも、急に風向きが変わって向かい風になってきて・・・。

2008年2月 5日 (火)

夕暮れてガラスさみしい人映す

日が暮れて、鏡になる電車のガラス窓。自分の姿を見つめているのは、さみしい人だ。水の中にいるような半透明の頼りない自分を、両手で掬いあげたくなる。

2008年2月 4日 (月)

山海珍味履歴書職務経歴書

就職活動の必需品を準備。興味持ってもらえるかなぁ?写真に。ちゃうやろ~!・・・珍味みたいな経歴に。

2008年2月 3日 (日)

涙もろくなった鬼になってから

人を憎むことは苦しく辛い。憎しみを抱く自分を鬼かもしれないと責めて泣く。

・・・そして本当の鬼は・・・

ほんとうの鬼は笑顔を絶やさない

2008年2月 2日 (土)

生きてたと目覚める朝の抱きまくら

朝方、からだの不調を感じて目覚める。寝てる間に死んでいたら、娘が驚くだろうなぁ・・・などと考えながらまた眠りに落ちた。(川柳家は寝ぼけていても大げさ!)

なつかしい人がいっぱい出てくる夢を見て、目覚めた。生きてる・・・と、まだ力の入らない指先など動かしてみる。奇跡の生還を果たした人みたいに、抱き枕と抱擁した。(*注、娘とベッドを交替していたのでたまたま抱き枕があった・・・普段は使いません・・・念のため)

2008年2月 1日 (金)

危うさはふと立ち止まる歩道橋

通勤駅の駅前には美味しいパンやさんが3軒。線路をまたぐ歩道橋を渡った北側にも、3軒ある。その日の気分でどこのパンを買おうか?と考えるのはささやかなたのしみだ。

今日は、歩道橋を渡ってベッカー・ブルシュにイギリスパンを買いに行った。お気に入りの絵本専門店、雑貨やさん、ケーキ屋さん、花屋さん・・・この街は大好きだったのに、もう少しでお別れ・・・。

歩道橋の真ん中で何となく立ち止まり、線路をのぞき、空を見上げた。電車が通るとゆらゆら揺れて、あわてて掴んだ柵は刺すように冷たい。・・・・・・焼き立てのイギリスパンがふわっと匂った。明日の朝は、BLTサンドを作ろう!

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