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2008年8月

2008年8月31日 (日)

夜と鳴く鳥 虫 兄のハーモニカ

闇を壊さないように鳴くものたち。
鳴きながら、闇と親しくなってゆく。

2008年8月30日 (土)

×描いてここが出口で入り口で

友人に旅の話を聞く。
旅先で出会った、60代70代の素敵な女性の話がとりわけ印象的だった。
「いつからでも始められるんやね・・・」、彼女のつぶやきもよかった。

ちいさな頃は、地面に○さえ描けば私の場所になって、出入り自由だった。
もうトシだし、語学力ないし・・・などと、×ばかり描いてちゃつまんないね。

2008年8月29日 (金)

露草の青濁らせた朝になる

露草の青を濁らせたのは、夕べの風が通りすがりにささやいたウワサ。・・・いけない風だね。

はやいもので、もうすぐブログをはじめて一年。
さて次の一年をどうしようかな~?とあれこれ思案中。
いっそ句だけにしようかなぁ?
文章の方がまだオモシロイって・・・。うっ・・・。

「くらげ」はどうしようかな・・・。次は「きくらげ」とか。
「木耳のたこ」・・・「きくらげの小耳にはさむこんなこと」
・・・ますます意味不明・・・川柳ちゃうんか。

2008年8月28日 (木)

コミックもあるべき場所に戻されて

ベッドサイドに置いていたコミックを棚に戻す。
窓辺で陽の光も浴び、風にも吹かれ、夢見心地の二日間だったみたい。

ありたい場所、あるべき場所・・・。
意思があっても、手足があっても、簡単なことではない。
ましてや、思うに任せないモノたち・・・。

本棚に収まらない定型外の本が、棚の下のすき間でほこりにまみれていた。
すまないねぇ・・・。せめて、マメに掃除するよ。

2008年8月27日 (水)

珈琲の香りへたぐるとおい声

なぜか縁のあるところというのがある。
私は、広島県。転機になった仕事も旅も広島だったし、広島生まれ、広島育ちの人との縁が深い。
娘は、ジャマイカ。どこにいてもジャマイカの方にお世話になるらしい。
ジャマイカねぇ・・・。どこにあるのかも知らないし、ジャマイカのものは家ん中にはないなぁ・・・と思いきや・・・。あった!毎朝飲むコーヒー。ジャマイカ産だ!
コーヒーを飲みながら、電話口で娘の名を呼んだジャマイカのグランマの声を思い出す。ブルーマウンテンのように、ゆったりとした深みのある渋さに、ほのかな甘みの残る声を・・・。

2008年8月26日 (火)

まだ濡れたままのことばを差しあげる

「おめでとう」の電話をかける。私の深いところから、たった今掬いあげた「おめでとう」を贈る。
「おめでとう」「ありがとう」・・・ひと言ですむことばほど、大事に発したい。

2008年8月25日 (月)

こんにゃくの本気中まで沁みている

近ごろ、人と話すときの反応が鈍い。仕事から離れると、会話能力も急激に衰えるのか・・・と不安に感じていた。
ふと気づいたのだが、相手の話に、こころの浅いところから回答を取り出さず、深いところを探ってことばを掬っている気もする。  ・・・そうだといいのだけれど。

こんにゃくの本気もいいなぁ。本気にさせるには、下茹でが肝心。明日はおでんだ。

2008年8月24日 (日)

夏らしいさよなら 花火聴いている

夏は派手にさよならをする。ぜったいに忘れないで、と。
・・・さみしいんだね。

2008年8月23日 (土)

まっ白な世界が届く封筒で

娘の新しい情報が届く。まったく知らない地名。お父さん、お母さんと3人の子どもたち、ブラジル人の留学生とのビッグファミリー。

異国の雲のような白い封筒から、希望とほんのすこしの不安がこぼれ落ちた。

2008年8月21日 (木)

こころだけ届くところにいる いつも

会わなくなって、忘れる人。
会えなくなっても、思う人。
・・・ほんとうに愛した人は忘れない。
・・・ほんとうに出会った人との別れはない。

今年の夏がいく・・・かなかなが鳴いている。

2008年8月20日 (水)

塩キャラメル箱にもどして向き直る

相変わらず雀のポンちゃんは、一羽だけでやってくる。雀は群れで暮らすはずだから、はぐれ者なのかなぁ? 
それにしても、ぴょんぴょん跳ねてパンをついばんだり、首をのばして家の中を覗く仕草の愛らしいこと!ちょうど一日分のしあわせをくれる。

・・・ん?もしや・・・かなり強欲で、誰にも教えないのか・・・?

2008年8月19日 (火)

掴まれとかまぼこ板を投げられる

溺れそうになりながら、泳ぎつづける友人からメール。こんな板を投げてくれたんだけど、掴まった方がいいかな・・・。
私には、かまぼこ板に見えるよ。それより、もう身体が限界じゃないの?一度、水からあがってみたらどうかなぁ・・・。

2008年8月18日 (月)

紅さして弱いけものになっている

仕事に行かないうえに、プールに行き始めたこともあって、最近は化粧をしない日も多い。素顔を見慣れてきたせいか、口紅を引いた顔は虚勢を張っているようにも感じる。

そういえば一時期娘のアイメイクは、「それ重たないの?」というくらいマスカラを塗りたくって凄かった。「遅刻するから、今日はそのまま行きなさい」と言ったら、「ムリ。私にとってはパンツはいてないのとおんなじこと」と言い放ったっけ。彼女も、自分に自信を取り戻してナチュラルになったなぁ・・・。

でも桐ちゃん、ちゃんと化粧した方がいいで・・・娘の声が聞こえてきそうだ。

2008年8月17日 (日)

試されている電話まだつながらぬ

友人を駅まで送って、改札で握手した。
「またね」・・・そう、絶対にまた会うからね。
こんなに気持ちをこめた「またね」は、はじめてだと思う。

電話の行き違いなんて、よくあること。
メールの返信が遅れるのも、よくあること。
ダイジョウブ、ダイジョウブ・・・

2008年8月16日 (土)

降りてゆくもっと深くの私まで

こころ弱った友人が来てくれる。深く深く、手探りで自分の中に降りてゆく彼女に寄り添う。そんなときも、あってもいいよね。

2008年8月15日 (金)

ひまわりの不安黄色を生んでいる

太陽に顔を向けて、堂々たるひまわり・・・あの強い黄色は不安の色。だからほら、後姿をみると首は必死に耐えている。

2008年8月14日 (木)

にんげんを咀嚼している蝉時雨

目覚めたばかりの耳にせみの声が聞こえる。
先日は、ほんとうに雨音に聞こえて、しばらくうつらうつらしていた。
今日は、咀嚼音に聞こえた。何かにせみが群がって一心に食べている・・・あれは・・・。
・・・目や耳や鼻は、こころに支配されているのだなぁと思う。

2008年8月13日 (水)

これもまた祈りぎゅっぎゅと塩むすび

元気で行ってらっしゃい・・・旅立つ娘におむすびを握った。梅、こんぶ、かつを。
おむすびは、やっぱり「 Japanese soul food 」だ!

2008年8月12日 (火)

さよならはあしたの雲のかたちして

いつ誰と、どんなかたちのお別れをするかわからない・・・。もちろん、わたし自身とも・・・。

2008年8月11日 (月)

うつくしいことばに試し斬りされる

うつくしいことばを手に入れたから斬りたくなったのか、斬りたくてうつくしいことばを探したのか・・・。切れ味は鋭いようですが、まだ砥いでいるのですか。言霊は自分に還ってきそうで、おそろしい・・・。

2008年8月10日 (日)

エコエコとテレビ言うから消してやる

普段はほとんどテレビを見ないが、さすがにオリンピックはところどころ見ている。
娘に言わせると、私はテレビを見ながらよく一人でニヤニヤするらしい。
オリンピックの開会式を見ているときも・・・、「桐ちゃん、何がおかしいん」「えっ?笑てた?・・・『スーダン』がどうしても『すうどん』に聞こえるねん」
そして、昨日は柔道中に・・・、「桐ちゃん、また笑てる」「だって審判の青いジャケット、青空球児・好児思い出す。ゲロゲ~ロ、ゲロゲ~ロ!」「誰やねん、それ!」・・・やわらちゃん、ごめんなさい。あ~、私の耳や目はどうしてこうなのだろう。

それにしても、近ごろはテレビもエコキャンペーンとかやってるんですね。
どこか一局くらい、「地球環境のためにテレビの見すぎはやめましょう」とか、「テレビは番組を厳選して、一日3時間以内にしましょう」とか言わないかなぁ・・・。

2008年8月 9日 (土)

みずくらげ母を忘れてうつくしい

進めていたことが予定通りに運ばず、やきもきした一週間だった。
周りからは、騙されてるんじゃないの?などと言われはじめ、内心はかなり不安だった。
やっと目処が立って、ほっとした。

くらげは「海月」と書くのが好きだけど、「水母」とも書く。
一生のうちに誰もが一度や二度は、母のことも忘れて突っ走ったり、母を振り切ることがあると思う。
それでも行きたかったくらげは、いま月のように輝いている。

2008年8月 8日 (金)

狂えなくなった脂肪ついてから

ここ数日予定が大狂い。そんな中、ぽかんとあいてしまった今日、タイムリーに句会のお誘いを受け出かけた。
急に宿題をいただいて、びっくりするくらい集中して詠む。中でも「脂肪」という題は、こんな題ムリやろ~!と思ったけれど、意外とするするとできた。
タイトル句以外にも、提出したのは、
 あきらめたかたちについていく脂肪
 かなしみをぬくめてくれている脂肪

スピーディーで盛りだくさんのハードな句会だった。個性豊かな句に触れて、久しぶりに刺激を受けた。でも、席題(即興で作る題)の頃には、力尽きてしまった~。

2008年8月 7日 (木)

斜めから雨降る職業安定所

「ハローワーク」と名前も変え、施設も明るくなりました。職員の方々の応対も、とても丁寧です。
でも、誰とも視線が合わないのに、視線を感じる独特な雰囲気・・・。どこか落ち着けない空気は、やっぱり疲れる場所です。

2008年8月 6日 (水)

アルバムのなかで私がすすり泣く

妹が生まれるとき、まったく行き来のなかった父方の祖父母の家にふた月ほど預けられた。1歳10ヶ月だった。
里心がつくといけないというので、私が昼寝をしている間に父は帰り、両親の声も聞かされなかった。その間の写真がアルバムに何枚かあるが、一枚も笑っていない。私は、泣きも笑いもしなかったそうだ。
父が迎えに来て「帰ろうか」と言ったときも、やはり私は泣きも笑いもせずにあわてて帰り支度をし、それからひと月余り父と口をきかなかったらしい。
父が毎晩のように好物のカステラを買ってきても、父の手からは受け取らず、とうとう父が晩酌をしながら泣いたという話は、私の強情さを物語る逸話として何度も聞かされた。

アルバムからときどき洩れてくる泣き声は、あの怒ったような顔の女の子では・・・。

2008年8月 5日 (火)

稲妻を傷つきながら抱いていた

火傷のような傷痕が残っている。雷鳴が轟くと思い出す、忘れられない一番なつかしい恋。

2008年8月 4日 (月)

それなりに冷やしおでんという家族

冷製カルボナーラに氷カツ丼・・・新発想の夏メニューもいろいろあるようですが、試されましたか?
「冷やしおでん」は、冷やして美味しいように作ったおでん。「冷えたおでん」とは、違います。「冷えたおでん」の家族は・・・ねぇ・・・。

2008年8月 3日 (日)

とくべつな一羽になってからの声

私ね、カラスと友だちになったことあるのよ・・・。と、Tさん。
ある朝出社したら、事務所の前の工場の煙突にとまるカラスと目が合った。
あまりにバチッと目が合ったものだから、思わず笑顔で「おはよう」と声かけた。
すると翌朝も同じ場所にカラス・・・また「おはよう」と挨拶。
それは日課になり、しばらくすると「おはよう」に「カァ~、カァ~、カァ~」と挨拶が返ってくるようになった。
退職までの半年間、カラスと挨拶を交わし続け、すっかりこころ通じ合ったのだそうだ。

ベランダにくるすずめのポンちゃんは、ひとまわり大きくなった。
どこで見ているのか、私がベランダに出るとどこからともなく現われる。
まだ警戒して距離はとっているけれど、よしっ、私もあいさつしてみよ!

2008年8月 2日 (土)

ひまわりが来たのでそっと帰ります

電車で、大阪のひまわりの団体と乗り合わせてしまった。
暑苦し・・・いえ・・・夏バテ知らずでうらやましい・・・。

2008年8月 1日 (金)

どちらかがいつも傾く天秤座

不器用な天秤だから、いつもうまくバランスがとれない。
ここしばらくお皿には何ものせずに、ゆらゆらしていたけれど、
そろそろ重さが恋しくなってきたなぁ。
とりあえず、ことばをいっぱい集めて載せようか・・・。

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