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2008年9月

2008年9月30日 (火)

迷走くらげ

8の日更新にリニューアルした「くらげのあぶく」ですが、巷でたいそう評判が悪いようで・・・。
「いっぺんにようさん句読んだら分かりにくい・・・」
「コメントがしづらくなった」「どうしても毎日見てしまう」などなど・・・。
そこで10月からは、ぼちぼちペースで気まぐれに更新することにいたします。

どうか皆さま、明日からまたよろしくお願いいたします。

2008年9月28日 (日)

秋を踏みしめ

確かめる旅へと秋を踏みしめる

輪郭を滲ませてゆく秋時雨

捨て場所を探してこんな遠くまで

うっとりとさみしい梨のコンポート

眺めてる背中眺めているずっと

何もかも話したくなる朧月

乗り継いで母に会えずに帰る駅

ゆるやかな別れにも似て秋の空

旅の海くるり丸めて持ち帰る

私の井戸をご覧になりますか


ひとり旅が好き。
ほんの少し日常を離れるだけで、みえてくるものがあるから。
旅先では、ほんとうに大切なもの、大切な人だけを思う。

今回旅のお供に選んだ一冊は「追悼 赤塚不二夫」だった。読みながら向かったせいか、博多に着くころには、気分はすっかり「これでよかたい!」。
おかげで私はいつになく寛大だった。会えなかった人、不親切な人、迷惑な人にも煩わされず、なじみの薄い街でしずかに秋に親しんだ。
私の井戸の水があたたかくなっている。

2008年9月18日 (木)

九月の鏡

  島を離れて島のかたちがみえてくる
  恐れない見えない沖にうねる波

  からくりのカクンカクンと生きている
  これはそうカーテンコールない舞台

                荒木スミレ身体個展-「花粉」-5句
 
   肉体のしずかに語りだす記憶
    口閉じる たましひまでも抜けぬよう
         蝶一羽焼いてしまった曼珠沙華
    私の指紋をつけた蝶逃がす
    膝折ってはるかむかしの闇にいる

  十五夜の川原くちびるから冷える
  月ひとりじめしてホットウヰスキー

  ここまでもじぶんをひらききって百合
  撫でて剥き裂いて包んでおなじ手で

  落花生一度はこころ寄せた人
  千本の手の一本はあたたかい
  
 九月の鏡は遠くを見ていたい

思いがけない方から、手紙や人を介しての連絡をいただき、再会がつづく。私を覚えていてくださって、話したい、会いたいと思ってくださったことに、勇気づけられる。大げさでなく、ほんとうにうれしい。

声、音、からだの表現にも触れ、秋を秋らしく過ごす。消えてゆく、残らない芸術に惹かれる。私の感じる「色香」というのは、人としての余裕だとおもった。

川柳のいいところに、5・7・5だから覚えやすいというのがある。短歌になると、7・7が加わるだけで、覚えていたつもりでもどこかがあやしくなるし、詩になるとなかなか覚えきれない。私も、いろいろな方の川柳をふとした場面や、こころもちで思い出す。なつかしい飴を舌に転がすように・・・。ほろっとしたり、スースーしながら・・・。
私の川柳も、誰かの黄金糖やミルキーになれたらうれしい・・・。ちょっと雰囲気違うな・・・よっちゃんいか、柿の種・・・?。

2008年9月 8日 (月)

お茶碗をひとつ洗った手のしずく

本日で「くらげのあぶく」は一周年を迎えました。
最初からおつきあいくださっている方、最近おいでくださった方も、どうもありがとうございます。

川柳の師を失い、所属していた川柳グループもなくなり、深海ではぐれたくらげのような状態から、毎日たとえ一句でも、まず詠み続けてみよう・・・とはじめたブログ。とりあえず、川柳をつづけることができました。
ただ、更新に追われ、十分に推敲もしない句を発表することも多かったので、2年めはゆっくり更新することにしました。(ほんまに推敲するんか・・・??)
これからは、8のつく日、8日、18日、28日に更新します。「八の日くらげ」と覚えてください。

ちなみに、8のつく日を検索してみると・・・。
岐阜県では、「早く家庭に帰る日」。 帰ってブログのぞいてください。
京都のどこかでは、「ひじきをたべる日」。 どうして8でひじきなんでしょう?
「だるまデー」 サーモンさしみ、鶏から揚げ、ビーフ鉄板焼き25%OFF。どこ?
他にも、「たこ焼きの日」、「めがねデー」、「映画の日」から、何だか分からないけど「安全日」までありました。
なかなか、お得な日のようで、いい感じです。

たったひとつのお茶碗でも、洗ったあとの手はしばらく白くてきれい・・・。

2008年9月 7日 (日)

何くわぬ顔のあさがお絡みつく

蔓はまるで意思を持つかのように、伸びる。
抵抗しなさそうな、まっすぐなものにからみ、上へ上へと昇りゆく。
小さな小さな黒いタネは、野心のかたまり。

2008年9月 6日 (土)

笑い合いながらゆっくりずれてゆく

アハハ、アハハ・・・どこに行ったの?

2008年9月 5日 (金)

逆光のままをこの夏遠ざかる

シルエットだけを見送るように、さよなら夏。

コンビニおでんの一番売れるのは、9月だそうだ。
お~秋だ、涼しくなった、おでんのおいしい季節だなぁ~となるわけだ。
川柳作家としては、大多数と同じ発想をしてはいけない!
そこで、今日は餃子を作った。100個も作った。
明日に向けて、本格カレーも仕込中。たまねぎを飴色になるまで、汗だくで炒めた。
・・・ゆく夏を惜しむメニュー・・・のつもり。
ところで、今日本を読んでいたら、オレンジジュースで炊く秋刀魚ご飯という、想像を絶する食べ物が載っていた。・・・川柳でいうところの、二物衝撃!チャレンジしてみるべきか、悩んでいる。

2008年9月 4日 (木)

梟の声だけ聴いている梟

クツワムシの声を聴いた。
虫や鳥も、ほかの生き物の声や音を聞くのだろうか?
たとえば口笛に聞き入ることは、あるのだろうか?
恋をしたら、他の声など聞こえないのは、きっとにんげんもいっしょ・・・だろうね?
ふふ、クツワムシの声も急になまめかしく聞こえた。

2008年9月 3日 (水)

わたくしの濡れて乾いた靴がない

朝からどしゃぶり。
自転車ごとずぶ濡れの少年は、ちょっとうれしそうだった。

わたしも靴も乾くまで、ごぼごぼと出かけよう。

2008年9月 2日 (火)

ドアを出る蠅一匹を叩けずに

外に出たら、静かでおだやかな場所を見つけられたよ。
ありがとう。

2008年9月 1日 (月)

ポケットの海を広げて座ろうか

私の海を広げる。
波が鎮まるのを、じっと待つ。ひたすら待つ。

さあ、今日から9月。・・・なんとなく、がんばろ~と思う。

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