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2009年4月18日 (土)

言い過ぎて複雑骨折したクラゲ

句集というのは、ある意味こわいなぁと思う。一句、一句では、見えてこない、作者そのものが立ち上がる。
ある俳人の句集を読んだとき、ざらっとした気持ちの悪さが残った。私は特別な人間なのだ・・・作者の選民意識が感じられた。

暗くても明るくても、重くても軽くても、読後のフィット感、気持ちよさを感じる句集は、何度も開くことになる。その人の句が好きから、作家のファンになる。

新家完司川柳集(五) 「平成二十年」を知人が送ってくれた。
 
 観覧車ひとまわりしてまだこの世
 仔犬ころころそうかこの世は楽しいか
 ゴミになるものを掴んで帰り着く
 ごいっしょにうたいましょうとさくさくら
 この世という袋 あの世という袋
 憎しみは憎しみ蛇は蛇を産む
 靴の底だんだん減って僕の顔
 大きな木にんげんなどは見ていない
 セイタカアワダチソウ長い名前がまず不快
 どんぐりのまま老人になっちゃった
 夕べ咲いたばかりの白いブラウス
 本当のことを書けよと雪が降る

ファンになりました。新家完司さん。
いいなぁ・・・。喜怒哀楽をひょうひょうとしっかり受け止めて。

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