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2010年1月

2010年1月31日 (日)

ゆず茶

空腹をごまかすのに、ゆず茶はなかなかいい。でも国産ゆず茶は、いいお値段なのだ。
これってマーマレードみたいなものだから、簡単に作れるんじゃないの?と思っていたら、露店で徳島のゆずと出会ってしまった。いかにも純朴な面持ちに一目惚れ。12個ぜんぶ買い占める。家にあった1個とで13個を、洗って、種をとって、果汁を絞って、皮を千切りにして砂糖と蜂蜜で漬ける。ゆずまみれの重労働であった。腕が痛いよ~。
あとで、レシピをよく見たら、ゆず4~5個(25人分)とあった。どんだけ作ってるねん。
2週間くらいでできるらしい。たのしみ~。

2010年1月30日 (土)

もうだれも死ぬな 冬の噴水立つ

十ほど年下の人と、震災のときのことを話した。
彼女は灘区に住んでいたので、周囲は悲惨な状況で、今も、あの日の叫び声や埃っぽいような焦げたような匂いやらが、からだから消えないという。洋服も雑貨も・・・あの日からモノに対する欲求がなくなったと、淡々と語った。

当時、私は三十代。震災後、私の周辺では離婚が続いた。いつ何があるか分からないから、後悔したくない・・・と。彼女は二十代。震災後、妹さんも含め結婚が続いたそうだ。どんなときも支え合う家族がほしい・・・と。
揺れたのだ。一人ひとりも。運命の揺れだった。

2010年1月29日 (金)

借りにゆく 脱げない夜を引き摺って

とうとう夜もピチピチになった・・・んじゃありません。

2010年1月28日 (木)

梅ひらくはじめましてと言うように

梅は、毎年はじめて花を咲かせたように咲く。
初々しさが、好ましい。

2010年1月27日 (水)

減量

母娘で人生最大の体重になり、本気でダイエットしよう!ということになった。
夜に計量し、前日より1gでも体重が増えていたら、翌日は1時間のウォーキング。1ヵ月後に、体重を多く減らした方がプレゼントをもらえる。私が勝てば、1時間のアロママッサージだ。
初日の昨夜は二人とも200gオーバーで、今日は1時間歩いた。

昼間、お腹が空いたら、ゆず茶を飲んだり、梅干を舐めたり、本屋へ出かけたりしてごまかす。途中のカフェで、コーヒーぐらいいいか?と立ち止まったとき、「あしたのジョー」で、減量の苦手な西が、夜中にジムを抜け出して屋台のうどんを食べているところをジョーに見つかり、殴られて鼻からうどんを垂らしていたことを思い出し、なんとか踏みとどまる。
さ、いまから計量。こわっ。

2010年1月25日 (月)

ここにいたいここはいたいいたいここ

1月17日からしばらくは、電車の中で、街のあちこちで当時の話をしている人がいた。
「テレビのドラマ見て、思い出して・・・」と涙をぬぐったおばあさん。「お母さんの位牌が箪笥を支えて、お父さんが助かってん」と、涙ぐんだ女性。
何度も思い出して、何度も泣いている・・・ここで・・・。

2010年1月24日 (日)

人と書く線の触れるか触れないか

他人と書くとき。恋人と書くとき。一人と書くとき。
ほんの僅かに、離れたり、くっついたりする二本の線。

2010年1月23日 (土)

とまり木に冬のかかとを置いてくる

「引っ込め」と春の悪口を言ったのは私です。
寒いです。・・・これでいいのです。

2010年1月22日 (金)

柳人

大好きな詩人の伊藤比呂美さんが言っていた。
自分はつねに「詩人」であると思っている。「作家」や「小説家」というのは、職業の肩書きだけど、「詩人」や「俳人」というのは、なにしろ「ひと」。それでもって「詩人」というのは、とても便利な肩書きで、しばらく出かけてポストがあふれかえっても、朝のゴミ出しを忘れても、あの人は「詩人」だからと・・・とてもラクに生きられると。
私、月に2回は、ゴミ出しの日を間違える。7階からゴミを持って下りると、ゴミ置き場には何もない・・・。あ~、またやった~と、7階まで持ち帰る。今度から「柳人」だから・・・と、自分で言うことにする。

2010年1月21日 (木)

誰に乞われて女子アナになった春

ちょっと~、出番を守ってよ。まだ、冬なんだから。
冬は、余韻を残した去り方がうまいんだよ・・・。
まったく、台無しじゃないか。

2010年1月20日 (水)

十二月 ぱりんと愛も透きとおる

WEB上のバーチャル吟行(by COCON)というのに初めて参加した。裏返しの「愛」という字がお題の、印象吟。
今日、その結果が届いたが、他の方の発想の跳び方、膨らませ方に唸りまくり、選者の丸山進さんのに選評には、唸った勢いで吼えてしまった。瀬戸まで届いたかしら?
 
 「裏返せ」日本お好み焼き協会  ええ一
 後から妹の矢に狙われる  れんじぃ
 涙目の似合う結露の夜汽車かな  彰子

WEBの吟行ながら、おしゃれな発表紙「川柳大作戦」を発行されるのも素敵!
さてさて、次なる作戦を練らねば・・・と、とりあえず今日は納豆を練ってみた。
全部ご覧になりたい方は、こちら↓の掲示板にPDFがあります。
http://cocon-senryu.bbs.fc2.com/

2010年1月19日 (火)

万にひとつ千にみっつに乾く喉

夫の父の入院に付き添う。
受付や看護士さんの応対もきびきびとやわらかくて、あたたかさが感じられる。主治医からの手術の説明も、図解を交えとても丁寧だった。いい病院で、いい先生で安心する。

病室の窓には、春のように山々がぼぉ~と霞んでいた。お天気もいいし、歩いて帰りますと言うと、「家は、あっちの方やで」と教えられた。いくら方向音痴でも、市内ですよ。方向ぐらいは分かってますって!

オオクチバス

娘とお出かけ。駅で、例の“淡水魚おみくじ”をすすめる。

「オオクチバス」か・・・油断召さるな、だよ~。
桐ちゃんは?
私は「アユ」。とりあえず、耳と喉と失恋には気をつける。
・・・笑ってしまった・・・くやしい・・・。

2010年1月17日 (日)

1・17 たけちゃんおはよう

1・17は、保育の仕事に就いて9ヶ月目。たけちゃんは、はじめてお世話をさせていただいた赤ちゃんだった。たっちした、ママと言った、バイバイできた・・・わが子のことのように、うれしかった。
地震後、たけちゃんの自宅には電話がつながらず、ようやくご実家に連絡がついたとき、翌日が葬儀だと告げられた。倒れたたんすの下敷きになってしまったのだった。

1・17の朝は、空を見上げて「たけちゃん、おはよう」と言う。短いあいさつなのに、どうしてもひと息に言えないのだ・・・。

2010年1月16日 (土)

母の家まで見通しのよいカーブ

やっと母に電話がつながる。暮れから、帯状疱疹にはじまり、風邪をこじらせ、耳が聞こえなくって電話もできなかった。

もういいね・・・遠く離れている母まで、ゆるやかなカーブがつづく。

2010年1月15日 (金)

父の味噌汁

初雪の舞った日に、句集を頂戴した。
   昭和という熱砂を駆けてきた足だ
   雲の流れを追って転んだことがある
   或る乾き影から先に水を飲む
一句、一句が、凍えたからだに沁みこむ、あったかい飲み物のよう・・・。
   味噌汁がぬるくて金が欲しくなる
あ・・・父の味噌汁だ。
一度だけ、父の味噌汁を飲んだことがある。十歳ごろだったか、母は妹だけを連れて出て、帰って来なかった。朝ごはんに、父がご飯を炊き味噌汁をつくってくれた。父とふたりの食卓は冷え冷えとして、味噌汁は濃くて熱くて・・・あの父の味噌汁。
   木の楽器ばかり鳴らしている家族
   アルバムに戻って来ない春がある
   乾かない傘が黙って置いてある
不器用で口下手だった父のあのお椀一杯の味噌汁に、いまごろ舌を火傷し、胸までいっぱいになる。
   僕の肋ひらくと走る蒼き馬
   狼は往復切手など持たぬ
   落書きもついでに消しておく散歩
             (川柳作家全集「奥山晴生」新葉館出版)
句集をゆっくり閉じて、木枯らしの街へお酒を買いに出た。今夜は、父と飲もう。
  徳利を倒す ふわりと亡父の「おい」  桐子

祇園

句会で「祇園」という題がありました。祇園・・・「舞妓Haaaan!!!」「SAYURI」くらいでしか知りません。縁がありません。
  六道の辻ではぐれてしまう影
お隣の席の方に、六道は祇園ちゃうでと教えていただきました。・・・そら、あきまへんわぁ
  のぞいたら消える祇園の舞台裏
祇園というと、京の檜舞台。そして舞台裏はぜったいに見せない、そんなイメージ。・・・へぇ、こころしてお越しやすぅ。
  金色の祇園七味といういけず
勝手なイメージです、これも。・・・いやぁ、そんなことあらしまへんぇ~。

失礼いたしました!出直します!

2010年1月13日 (水)

目を瞑りました わたしが怖くって

しずかに雪が降りはじめました。
痛いような冷たさを小走りに駅へ。あたたかな電車で、ゆらゆらと溶けるように眠~くなりながら、冬眠に入る熊はこんな風なのかなぁと熊心地・・・。

月明かりに照らされて、青白く浮かぶ雪の森の夢を見ました。大きな足あと、小さな足あと、どの足あとを辿ればよいのだろう。どうしてこんな夜に、私は森へ来たのだろう・・・。
私はしずかに目を瞑りました。

2010年1月12日 (火)

枯れながら昔ばなしになるさくら

木々のことばに耳をかたむける。
きのう会った藤は、「とにかく生きてみることよ」と力強く言った。

散歩道の途中には、いつからか目礼を交わす桜がある。
通り過ぎるときに、「行ってらっしゃい」「考えすぎないで」「今日もがんばって」・・・などと背中に声をかけてくれる。

2010年1月11日 (月)

捨てながら歩くにちょうどよい長さ

昨日からネットにつながらなかったのが、やっと復旧した。
ひと昔前の、ネットやパソコンのサポートセンターは、こんなことも分からんのか的なもの言いで、不快な思いをすることが多かったが、近ごろは格段にサービスが向上している。
今日の、NTT故障担当のタカギさんも、懇切丁寧な対応で気持ちよかった。

朝から、ネットの不具合やら体調不良やらあって、落ち着かないまま散歩会へ。
春日大社前バス停から、本殿まで15分ほど歩く。息を吐いて、手を振ってすこし軽くなる。残っていた鈍痛には、雅楽が麻酔のように効いた。そのまま麻酔から覚めず、川柳モードになれないまま終わってしまった。

2010年1月 9日 (土)

おとなりの枝がときどき伸びてくる

句会によって、「題」もカラーがいろいろ。私は、具体的なもの、なじみのないものは苦手。今回も、「スパイ」。スパイって・・・考えたこともないことを考えるのも、川柳のたのしみ?

スパイねぇ・・・。町内にも、社内にも、やたら情報通な人っているなぁ。ほんとうのスパイは機密を守るけど、こちらのスパイは情報をばらまくのも仕事。しかも、尾っぽや羽、つけまつげなんかもつけてくれたりして、少々やっかい。

国家間のスパイなら、自由に出入国できるのがよかろう。鳥か魚ならビザもいらなくてよいが、魚は要人に近づくのがむずかしい。そういえば、韓国映画で熱帯魚に盗聴器(?)が仕掛けられていたのがあった。でも、やっぱり鳥だよなぁ。

  官邸の屋根のカラスが動かない  桐子

2010年1月 8日 (金)

淡水魚

駅のホームが寒そうなので、風の届かない場所で待つことにした。
南側の窓際のその場所は「ガチャガチャコーナー」。コインを入れてガチャガチャとつまみを回すと、カプセルに入ったストラップやらおもちゃの出てくる箱が、上下2段に30ばかり並んでいる。
キャラクターグッズが大半だが、なかには「家紋コレクション」や「兜シリーズ」など、ファン層の気になるものもある。
ふいに、私の目をとらえた寒々とした箱があった。「原色淡水魚ストラップ」全8種、シークレット4種。メダカ、ニジマス、コイ、ヌマガレイ、アユ、サケ、オオクチバス、ウナギ・・・かたちも表情もそれぞれだ。
メダカはおとぼけ。ニジマスは拗ねている。コイはぼんやり虚ろ。ヌマガレイは平然と静か。 アユは口を真一文字に真面目一徹。サケ、コワい、激情にかられている。オオクチバスは油断しすぎ。ウナギは、表情が読めないが身もだえしている。
ふと、今年、おみくじを引いていないことを思い出した。原色淡水魚で占うのも良いかもしれない!財布を取り出したが、残念なことに100円玉が一枚もなくてあきらめた。
未練などないつもりだったのに、明け方の夢で、私は職場の入り口の壁に、大きな水槽を取り付けていた。青いバケツから次々に魚を水槽に放してゆく。昼間見た顔の魚たちが、ひらひらゆらゆら、にゅらりと浮き沈みした。
そんなにも欲しかったのか・・・よしよしと、200円を握りしめて駅へと走る。ガチャガチャと回すと、半分黄色のカプセルが出てきた。中をのぞいてみるが、まったく見えない。その場で開くのはさすがに恥ずかしいので、家まで走って帰る。途中、サケでありませんようにと祈る。
アユ!・・・そうか、真面目かぁ・・・。真面目なのだな、きっと。

2010年1月 7日 (木)

戒名のはなし 餅を焼きながら

楚々とした丸餅を焼くのは、なかなかおもしろい。
あら・・・、お熱うございますこと・・・と耐えているうちに、我慢が限界に達し・・・めりめりとふくらみ、もんどりうって、破裂して。
なんだか爽快!すっきりしたお餅は、変幻自在のしなやかさ。

2010年1月 4日 (月)

あのころを唄えばオルガンのふぁふぁふぁ

わらってるあの写真は、ほんとうなんだよ、ふぁふぁふぁ。
だから、ふぁふぁふぁ。
・・・ありがとう、ふぁふぁふぁ。

2010年1月 3日 (日)

餅焦げる匂い 小田原中継所

「ミルクきなこぜんざい」というのを作ってみました。おいしゅうございます。

①牛乳100CCに、きなこ大さじ1と砂糖大さじ1/2を入れてゆるく沸かす。
②小餅を2個入れて、ゆっくり煮てやわらかくなったところで、ふたをして蒸らす。
③餅をお皿に入れて、汁もすこしかけて、お好みでゆであずきを載せていただきます。

※お鍋から離れないで、お餅をときどき返す方がいいようです。
私は、吹きこぼしてガスレンジを汚し、琺瑯のお鍋も焦がしました。

2010年1月 2日 (土)

そこそこ

おたよりを頂戴する。川柳も人生も大先輩からである。
『貴女は、いわゆる天才肌ではありませんが、続けていかれたらそこそこの作品を残されるでしょう。』
「そこそこ」・・・そこそこの海老といえば、もちろん伊勢海老でも車えびでもなく、大正海老でもなく・・・ブラックタイガーの大くらいではないだろうか?
いや、私が「そこそこ」の意味をとり違えているかもしれない。goo辞書で引いてみる。「そこそこ」=十分とはいえないが、一応満足できる程度であるさま。・・・ブラックタイガーの中じゃないか。
そこそこ・・・そこそこ・・・と、すぐそこへ買い物に出る。
初売りのKスーパー。店員さんが「おめでとうございます!」と気持がいい。と、鮮魚売り場でブラックタイガーの中を見てしまう。そこはかとさみしくなって、アイスクリームを5つも買ってしまった。
待てよ、大先輩の地域では「そこそこ」が最上級の褒め言葉かもしれない。ブラックタイガーは茹でると色鮮やかで身がしまっていて美味しいし。・・・ブラックタイガー、ブラックタイガーと呟いていたら、ブラックタイガーにすこし申し訳なくなった。

お祝いのことばを探す工具箱

元日は一年をうらなう日。怒ったら、年中怒る年に、ケンカしたら年中ケンカする年になるから、おだやかに過ごしなさいと、いつも母は言っていた。

お雑煮を煮ていたら、背中から「桐子さんは忙しくしてる割に、よう肥えるなぁ」と夫の母の声。・・・気にしない。気にしない。今日は元日。
おせちを並べたら、「煮しめの色が濃いなぁ。濃い口と薄口間違えたんちゃうか」と夫の父。・・・怒らない。怒らない。今日は元日。
呑んで食べて、皆はうたた寝したり、遊びに・・・。洗いものをして、重箱を詰めなおして、やっとほっとして年賀状を読んでいると、「桐子さん、お茶でも飲もか」と母。お茶を淹れに台所に立つと、誰かが大晦日の蕎麦の残りを食べたらしく、また鍋やら鉢やら洗いものがいっぱい。抑えて、抑えて。今日は元日。
みんなで厄神さんにお参りに行くという段になって、急にお腹が痛くなる。帰宅した娘が、「桐ちゃんの分もお願いしといたげたで」という。何を頼んでくれたん?「桐ちゃんの願いもかなえてあげてください」って。かなりついでだ。とりあえず、今日の残り時間をおだやかに過ごせますように強く願う。
夕食時に、今月の父の入院の話になる。入院当日は家族の付き添いが必要とのこと。母に続いて息子たちが、不都合な理由を述べる。・・・やっぱり私・・・。逆らわない。逆らわない。今日は元日。
父母の翌日の朝、昼食の準備を整え帰宅。

元日に満月!あまりのうつくしさに、自転車を下りて押して帰る。ヱビスをあけて、月に乾杯!

2010年1月 1日 (金)

一月一日ひとしく日を受ける

あたらしい年のあたらしい朝です。
ここからはじまる一年が、
皆さまにとって、よき年となりますよう・・・。

今年も、水のように、鳥のように
くらげのあぶくのように、うたいたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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