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2010年1月 8日 (金)

淡水魚

駅のホームが寒そうなので、風の届かない場所で待つことにした。
南側の窓際のその場所は「ガチャガチャコーナー」。コインを入れてガチャガチャとつまみを回すと、カプセルに入ったストラップやらおもちゃの出てくる箱が、上下2段に30ばかり並んでいる。
キャラクターグッズが大半だが、なかには「家紋コレクション」や「兜シリーズ」など、ファン層の気になるものもある。
ふいに、私の目をとらえた寒々とした箱があった。「原色淡水魚ストラップ」全8種、シークレット4種。メダカ、ニジマス、コイ、ヌマガレイ、アユ、サケ、オオクチバス、ウナギ・・・かたちも表情もそれぞれだ。
メダカはおとぼけ。ニジマスは拗ねている。コイはぼんやり虚ろ。ヌマガレイは平然と静か。 アユは口を真一文字に真面目一徹。サケ、コワい、激情にかられている。オオクチバスは油断しすぎ。ウナギは、表情が読めないが身もだえしている。
ふと、今年、おみくじを引いていないことを思い出した。原色淡水魚で占うのも良いかもしれない!財布を取り出したが、残念なことに100円玉が一枚もなくてあきらめた。
未練などないつもりだったのに、明け方の夢で、私は職場の入り口の壁に、大きな水槽を取り付けていた。青いバケツから次々に魚を水槽に放してゆく。昼間見た顔の魚たちが、ひらひらゆらゆら、にゅらりと浮き沈みした。
そんなにも欲しかったのか・・・よしよしと、200円を握りしめて駅へと走る。ガチャガチャと回すと、半分黄色のカプセルが出てきた。中をのぞいてみるが、まったく見えない。その場で開くのはさすがに恥ずかしいので、家まで走って帰る。途中、サケでありませんようにと祈る。
アユ!・・・そうか、真面目かぁ・・・。真面目なのだな、きっと。

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