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2010年2月

2010年2月28日 (日)

さよならコンサート

昨日は、娘が母校でとてもお世話になったゴードン先生の、お別れ会だった。8年間日本で過ごし、その間に結婚、2人のお嬢さんも日本で生まれた。昨年、ご家族が事故で亡くなられて、ジャマイカに帰国されることになった。
地元の小さな教会に、こんなに人が集まったことがないというくらい、子どもも大人もたくさんの人が集まった。

ゴードン先生は、ピアノもセミプロの腕前。自作曲も含め、たっぷり弾き語ってくれた。最初は、母国ジャマイカの国歌。なんておおらかで明るく力強い国歌なんでしょう。
そして、ジャマイカの植民地時代の歴史、奴隷船、黒人差別・・・を、とても静かに語られた。苦しく貧しい日々の中でも、人は何か希望を、心を解放するものを探し、見つける。それは、歌だったと。
「アメイジンググレイス」も素晴らしかったけれど、英語のバラード調「サザエさん」には感動した。

お嬢さんの幼稚園で、はじめて「肌色」を知ったときは、驚いて「どうしてこれが肌色なんですか?」と先生に尋ねたという。若い女性の先生は、「すみません。考えたことがありませんでした。これからは呼び方を考えます」とおっしゃったそうだ。一番好きな日本語は「十人十色」。「十人十色」という、自作の歌も心に沁みた。

途中、グレイトサプライズ!があった。今日は、私の学校の卒業生のTちゃんの誕生日です。みんなでハッピーバースデーを歌います。と、なんと娘に、皆さんから「おめでとう」をいただいた。うるうる・・・。ゴードン先生を、この日を忘れることはないだろう・・・きっと。

2010年2月27日 (土)

初期化する春の川だけ取り出して

娘のパソコンがウィルスにやられたらしい・・・。ネットにはつながっているけれど、表示されない(?)、画面が消えた(?)とかで、どうも初期化しないといけない模様。データは取り出したものの、分からない、分からない・・・と、ぐずぐず。
それで、私のパソコンを使うので、私のあれやそれやが捗らない。はやく初期化してよ~、もう!

昨日、外出先の小さな電気屋さんのウィンドウのテレビ。ちょうど真央ちゃんがインタビューに答えているところだった。声が聞こえないので分からないが、喜びの涙には見えない。あぁダメだったんだね。転んじゃったのかなぁ・・・と思っていたら。、銀メダルじゃないですか!おめでとう!!
それほど悔しかったんだね・・・。それにしても、涙とハナをおさえるのに、もうちょっとやわらかい紙渡してあげようよ。

2010年2月26日 (金)

止まらないでください わたしの中で

帰宅したら、内裏さまとお雛さまは向き合っていた。
仲直りさせてあげた・・・と、娘。
どうも視線を合わせていないように見える。
まだちょっと気まづいらしい。

2010年2月25日 (木)

床の間の人形の足袋汚れてる

テレビ台の隅に、ちいさな内裏様とお雛様を飾っている。
今朝起きたら、内裏さまが45度くらい、ぷいと横を向いている。
昨夜のうちに、いったい二人に何があったのか・・・。
それにしても、お雛様。まっすぐに正面を向いたまま、眉ひとつ動かさず、「好きになさいませ」と静か。
そっとしといたげよ。

2010年2月24日 (水)

軒下に湿った影を立てかける

むずむず、むずむず・・・
春は、春らしく、むずむずしましょう。

梅の花というのは、子どもの頃はやぼったい花だと思っていたということで、数名の意見が一致した。
あの花の良さが分かるのは、40過ぎてからでしょう。例えるなら、もたいまさこさん。

2010年2月23日 (火)

手羽唐

久しぶりに名古屋へ。
いつも同行の姉さまに、チケット、道順その他、おんぶに抱っこで、ほいほいとついて行く。今回は「ぷらっとこだま・ドリンク券つき」というお値打ちのチケットを準備してくれたうえに、ドリンク券はエビス350mlとも引き換えられると、最有益な情報提供までしてくれた。

行きに飲むわけにはいかないので、帰路のおたのしみに。名古屋のおつまみは、やっぱ手羽唐でしょう!というわけで、駅のデパ地下で「名古屋コーチンの手羽唐」をゲット。噂に違わず濃厚こってりべったりで、1本で1本飲める。“1本で1本”・・・おそるべし名古屋である。

おつまみと、ビールの量は、今後も試行錯誤を重ねるとしよう。何をしに行っているのだ!

2010年2月21日 (日)

ここだよここだよ いつも遠い声

昼間、カフェに5軒くらいふられて、夜は居酒屋に1軒ふられた。

立ち上がる人、支える人。
迷える人、背中を押す人。
人と人のゆるやかなつながりが、
毛糸の編みめのようにあたたかい。

微笑む口元のような月も・・・。いい夜だ。

2010年2月20日 (土)

蟻蟻蟻いちどもそろわない手足

見れば見るほどおもしろい。
蟻の列の中に、かならず無駄な動きをしているのもいる。
あはは、わたしだわ。

2010年2月19日 (金)

つまさきで闇をかきまぜ甘くする

エロチックに読んでくれた人。
行儀の悪い日常描写と読んでくれた人。
どちらもうれしい。
いろいろ想像してくれたのが、たのしい。

今夜もかきまぜます。甘くなれ、甘くなれ・・・。

2010年2月18日 (木)

包丁の柄にぎゅっと握り返される

しっかりしなさい。離しちゃダメよ。
包丁に叱咤され、たじろぐ。

2010年2月16日 (火)

ひとり占めしたらなんてことない月

まどみちおさんが、いい。
澄んだおとなのこころで読み返している。

2010年2月15日 (月)

夜の水あつめてひらく落椿

また雨。

顔を洗っていたら、
「桐ちゃん、桐ちゃんの座右の銘はなに~?」と娘。
座右の銘なんてないよ・・・あ、ぷつんとなにかできてる・・・
「出もの腫れものところ嫌わず、かな」
「そんな座右の銘あるん?」
・・・でまかせだけど、勢いがあっていいやん。

2010年2月14日 (日)

鳥の名をもらって浮かぶ船の錆

最近の空と、シンクロしている娘である。
どよよ~~ん、しとしとじとじとじめじめしていたかと思うと、
もう迷わないわっ!と固く決心したような青に澄み、
きらきらはじけた光をまき散らしたかと思うと、
もやもやうじうじ、どよ~~~ん。

歩きながら、ひさすら春の歌を歌って、
春乞いしている母であります。

2010年2月13日 (土)

私の背抜いたところで揺れている

揺れているね。
もう、よくみえないけれど。

クレーム

デパ地下の和菓子屋さんで、きなこのおはぎを買った。
ほどよい甘さで、餡もきなこも素材を厳選されているのがわかる。さいごのひと口を、ゆっくり味わおうとしたそのとき、異質なものが舌に触れた。おそるおそる取り出すと、細長いビニール片。・・・どうしよう、言うべきかどうか・・・。

これは何か原材料の袋の切れ端ぽい?
だとしたら、作業手順を見直さなければ・・・ビニールは最後まで切り落としてはいけない。あるいは、別の場所で容器に移して使用するとか・・・。勝手に当事者になって、カイゼン案まで考える。
そうだ、こんな美味しい和菓子を作るお菓子やさんだからこそ、お伝えしておこう。

本店は京都だった。電話をすると、すぐに責任者から折り返しの連絡が入る。
ビニール片なので、現物を見てお調べになった方がいいでしょう。送りましょうか?お店にお持ちしましょうか?と言うと、受け取りにあがるとおっしゃる。どうしても来てくださるという。明日の朝、9時に京都を出て、おうかがいしますということになった。

今朝、9時ジャストに電話。今から京都を出ます。車のナビが古くて、**9丁目までしか表示が出ないので、近くでまた電話をさせていただきます。所要時間は約1時間と出ています。と、どこまでも丁寧。私は道案内が下手なので、9丁目からどう案内するか地図を開いてどきどきしながら待機。近くから電話が入り、無事到着された。

清潔な白衣を着た、いかにも和菓子職人さんが現われた。ビニール片を手に取ると、即座に、餡にかけるビニールのようですとおっしゃった。餡を作って冷ますときに、空気に触れないようビニールで覆い、四隅をヘラで押し込む。その作業のときに、誤ってビニールが混入してしまったと思われる、とのことだった。そうか、餡も自家製だったのだ。原因が分かっての安堵とともに、悔しさのようなものが感じられた。

代金の返金、お詫びの菓子折りまでいただき恐縮した。何より、クレーム対応のマニュアルにのっとったお詫びではなくて、菓子作りに対するポリシー、誇り、熱意が感じられ感動した。これからもお菓子はいただきます。わざわざありがとうございましたと見送った。
・・・どこかのエクセレントカンパニーにも見習ってほしいと思う。

2010年2月11日 (木)

指を噛む智恵子の檸檬噛むように

長雨。
朝から、いいこと、むなしいこと、いいこと、つまらないこと、しんぱいなこと・・・が、しとしとやってくる。

電車の中で、上品なご老人のグループが前に座った。会話から「俳句」という言葉が聞こえて、聞き耳を立てる。
ふかふかのファーの襟巻きをした女性が、一人おいて髭をたくわえた男性に向かって聞いた。
「先生、俳句で大切なものはなんですか」
「・・・・と、執念です」(・・・・が聞こえなかった)
「感性かと思いましたわ」
「感性はね・・・・」(また大事なところが聞こえない)
・・・・はなんだろう。感性は、どうなんだろう。
にしても、「執念」かぁ。

2010年2月10日 (水)

鉦太鼓皿鉢乱打更年期

更年期のいいとこ取りってえのは、いわゆる「おばさん化」、自分に肯定的になる。自分の欲望に忠実になる。行動的になる。ものごとに柔軟になる。ポジティブ・シンキングと自己主張が、恥も外聞も無くできるようになる。人生の奥義「あたしはあたし」も、できるなんてもんじゃない、達人の域に達し、さらなる奥義「人は人」もかなり極めて、もうすっかり落ち着いた、あとは閉経を待つばかり。 (「女の絶望」伊藤比呂美 光文社)

う~~ん、たしかにそのような人々も・・・。電車でちょっと東に出ると、かなり多く見かけます。

冬冬冬冬

冬冬冬
友人のブログに、冬という字を並べたら、なんだかゲレンデぽい・・・とあった。

4つ並べたら、バレエ「四羽の白鳥」!
あの、4人が手を交差して、足をカキカキ激しく動かす踊り。
前にジムのバレエクラスで、素人ばかりで踊ったら、坂田利夫みたいだった。

2010年2月 8日 (月)

ねむりとや死のリハーサル雪だるま

冬の眠りの方が深く感じます。
目覚めたとき、遠くから帰ってきたような気がします。
冬のうつらうつらは好きです。
では、おやすみなさい・・・。

2010年2月 7日 (日)

ひとりぶんの陽だまり春を膝にのせ

電車で、ちょうど私の席に陽があたっていた。
なんともしあわせなひととき。
このまま遠くまで運ばれたいなぁ・・・。

2010年2月 5日 (金)

あまざけの湯気 父の眼帯外す

ようやく夫の父も退院。当初の予定より入院が長引いたので、毎日畑の心配ばかりしていたようだ。
そういえば友人のおつれあいは、大変な手術後、翌朝やっと意識が回復したとき、開口一番「ロト・シックス買うてくれたか?」とかすれた声で聞いたそうだ。
人というのは、案外日常のならいのようなものに支えられているのかもしれない。

2010年2月 4日 (木)

千の手の爪が伸びますどうしよう

娘は、私と正反対。化粧やらヘアアレンジやらが大好き。
爪も塗ったり、貼ったり、大忙し。最近は、左手の薬指の爪に、米粒大の黒いリボンがついている。何回見ても蠅が止まってるように見えるんやけど。

やり直し節分の巻き寿司を買いに言ったら、全部カットされていた。切っていないのが欲しいのですが・・・と、巻いてもらう。クリスマスなんかと違って、翌日に繰り延べる人はいないらしい。恵方がいまひとつ分からないので、くるくると一周回っといた。
子どもの頃はこんなことしなかった・・・。恵方巻きだけに、ノリがよすぎる・・・おあとがよろしいようで・・・。

もう一度会うため春の水になる

澄んでいます。
ほのかに甘いです。

2010年2月 3日 (水)

鬼を待つ人と 鬼を待つ鬼と

散歩会、in千本釈迦堂。京都は粉雪が舞っていた。京都は、着物を着慣れた女性のように、雪を品よく纏う。

散歩会の前は、なぜか夢見がとても悪い。今朝もこの季節にして、やぶ蚊の大群に襲われる夢をみた。からだ中、隙間がないくらい赤く腫れてくる。
それからF子さんからの、実に妖しい「水おんな」メールを読んで家を出た。

骨董のおかめ人形の妖しさも手伝って、何となくいつもとは違うことばの出てき方だった・・・。

2010年2月 2日 (火)

晴れやかな孤独ショートケーキの苺

3駅30分を歩いて駅に着いた。さて、電車に乗ろうと思ったら、財布がない。
1円もない。カードもない。戻るしかない。30分も戻ったら、完全に遅刻だ。
家に電話して、まだ寝ていた娘に、自転車で財布を届けてほしいと頼む。しぶしぶ届けてくれた。

電車の中にまた傘を忘れる。
これ以上は、娘に示しがつかないと、サービスセンターや駅に問い合わせて何とか見つける。
しっかりしろ!わたし。

2010年2月 1日 (月)

明け方の空の色なり剃刀は

二月になりました。
二月は逃げるそうですね。
もう近ごろは、追いかけることもありません。
逃がして差し上げます。

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