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2010年3月28日 (日)

裸身くるくるどちらを前にしようかな

二兎社公演「かたりの椅子」へ。

地方のまちおこし事業の、イベントプロデューサーを委託されたりんこ。アートで町を活性化しようというイベントの主催は、市の外郭「文化財団」。天下りの女性理事長と、派遣職員の官僚は、イベントの実行委員長である新進芸術家の画期的な企画案を阻止しようと、市役所の担当者や他の実行委員への根回し、裏工作をすすめる。板ばさみになり、翻弄されるりんこ。ついに、実行委員長の解任、りんこの実行委員長就任のシナリオが出来上がる・・・。
外圧、パワハラ、はたまた私利私欲に、信念や生き方を曲げてゆく人々・・・。りんこはどうするのか、結論は観客に委ねられる。

ひところ、私もそうした場と縁があった。ほんとうに座のメンバーで議論し、作り上げることができたものもあったが、多くは官主導で官の描くシナリオ通りにまとめられていくものが多かった。
最後にかかわったところで、関連事業の文書にメンバーの納得のいかない文言があり、議論が白熱した。まさに今回のお芝居よろしく、役所は根回しをしながら時間をかせぎ、時間切れで押し切られてしまった。その分野で活動している市民代表は、役所の助成金や後援で活動してるせいか、まったく意見を言わない「御用市民」だったのも残念だった。最近は、会議や議事録の公開も増えたので変わってきているのだろうか。

最後の台詞は、「イベントは終わっても自分への裏切りはつづく・・・」だった。
昨日、芝居にごいっしょした女性、偶然会場で再会した女性はともに、信念を貫きながら行政の仕事もこなしてこられた。一つひとつの仕事の成果が評価されてのこと。妥協を許さなかったからこそ、勝ち得た信頼だ。

お芝居は、ブラックユーモアたっぷりで、ものすごくおもしろかった。永井愛さん、すばらしい!

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