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2010年5月27日 (木)

紐いっぽんあればきっちり始末する

晩年に、父はすべてを捨てて転居した。
引越しの朝、仏壇の前には、紐で縛られた束があった。おそらくアルバムと、帳簿や権利書類だっただろう。たった二つだった。
あのころ、父の喪失感を充分に理解することができなかった。

「懺悔」の懺とは、心を小さく切り刻むこと、つらいのをがまんして心を切り刻んで悔いること、と辞書に書いてあった。            (読み解き「般若心経」 伊藤比呂美 朝日新聞出版)

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