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2011年11月

2011年11月30日 (水)

やがて閑かに地図からも消えました

置手紙のような、一枚の雲。
とても急いで書いたのですね。
いちばん大事なことばだけ
書いてありました。

バラバラの骨になって
文字は流れていきました。

2011年11月29日 (火)

行かなくちゃあなたの夜をあたために

実家へ、夕飯の仕度に行く。
夕方行ったら、80歳の夫婦は居間でこたつに突き刺さってアハハ、アハハと落語を見ておった。なごやかなことで・・・と、台所に行ってびっくり!
流しには、前夜、今朝、昼の食器が山のように浸かっている。朝と昼のものがそのままというのはよくあるが、一気にボリュームアップしているではないか。
しかし、しかし、私ももうこんなことでいちいちキーッとはならんのだ。もう言葉を尽くしたところで、改善の余地のないことは百も千も承知だ。エアウクレレを手に、「あ~あ~ぁやんなっちゃった、あ~ああぁおどろいたっ!」目玉をくるっと回して牧伸二でやり過ごす。
さらに今日は、魚焼きグリルを開いたらぎとぎとのどろどろの悪臭。再びエアウクレレ牧伸二である。
しかし、今ごろ牧伸二に救われるとは・・・人生は思いがけないことの連続である。

2011年11月28日 (月)

そしてまた足跡だけがやってくる

今日は一日中、灰色の寒々とした空でした。

暖房を節約して、あったかスリッパやらでがんばっていたら、風邪がぶり返してしまった。今度は、鼻風邪。薬で鼻水を無理やり止めたら、鼻づまりで酸欠気味。脳にも酸素が足りなくて、一段と回転が鈍い。ブログの短文すら書けない(泣)

2011年11月25日 (金)

わらべうた二番あやふや鰯雲

ほんとうに風邪が流行っているらしい。
スーパーのチェッカーの人も咳をしていて、なんとなく息を止めてしまい、相当苦しかった。
駅前では、マスクをした長身の男性が立ち止まって咳をしていた。なんとも慎み深い品のある咳の仕草を遠めに眺め・・・ここは自由律川柳(?)。

  咳をしてもうっとり 

しかし、ジムのおばちゃんたちは元気だ。スタジオプログラムの前後も健康、ダイエット情報の交換に余念がない。今日も、ダイエット献立の話に花が咲いていた。
「あの計りの会社の献立が本になったやつ、私買うたで」
「私、本屋で見たけど、あんまり牛肉使てへんな」
「そうや、ささみやら魚ばっかりや」
「あそこの社員ほんまに痩せてるやろ」
「え、どこの会社?」
「あれ、どこやった、・・・え~・・・ワタミ」
「そうや、ワタミや」
(ちがう!それは居酒屋。タニタですタニタ・・・)と心の声は叫んだが、突っ込む勇気はないのであった。

2011年11月24日 (木)

へこんでるあした会えない足のうら

明日会ったら、「ねぇ、どう思う?」と聞きたかったのに、
とっておきのないしょ話もあったのに・・・。
そうか、だめか・・・とドアを開いたら、冬が来ていた。

2011年11月23日 (水)

塗りたての空にさわってきた翼

最初の職場の呑み仲間で、3年前に亡くなったT谷さんのお墓参りへ。
山奥のしずかな墓地は、駐車場に大きな柿の木があり、たわわに実った柿の実が熟して落ちていた。お向かいの民家には、みごとな地図の描かれたおねしょ布団が物干しにかけられていて、半世紀ほど巻き戻されたよう。
T谷さんと特に親しかったT本さんが人生の岐路に立っているので、お墓に手を合わせて「T本さんの力になってあげてくださいね」とお願いする。

帰りに本屋へ寄って、あれやこれやと目についたものを買う。活字を買い込むときは、さみしいとき・・・。
あいたままの椅子を見ながら過ごすT本さんのさみしさが、沁み込んでしまった。男の強がりほど、痛々しいものはない。

2011年11月22日 (火)

いま馬鹿と漢字でおっしゃいましたわね

娘と映画を観ると字幕にされる。
吹き替えにしてよ~と言うと、吹き替えだとニュアンスが違いすぎて気持ちが悪いと言う。
英語には、基本「男言葉」「女言葉」がないのに、吹き替えになると女性の台詞が「女言葉」になるのだそうだ。例えば、「黙れ!」は命令形なのに、「黙ってよ!」とか「言わないで!」と依頼形になるといった具合に。たしかに違うわな~。
桐ちゃんも、英語勉強したらと言われた。う~、悔しい・・・でも、これまで観た名画の、ほんとうが知りたい!

2011年11月20日 (日)

箸を持つただそれだけでうつくしい

今朝は、大きな船のような雲がゆっくりと窓を横切っていきました。

 ♪あなたが船を選んだのは 
  私へのおもいやりだったのかしら・・・

思わず「海岸通」を口ずさみました。なつかし~。

なぜ嫌いかより、なぜ好きかを説くのは難しい。
川柳の一句のよさを伝えるのにも、いつも苦悩する。特に、出逢った瞬間にときめいた句など、言葉なんかにできない、私の胸を割裂いてお見せしたい・・・と、叫びたくなるというもの。選評というものは、愛の告白にも似てアドレナリンを放出しまくり、気力、体力を消耗する。

2011年11月19日 (土)

雨つぶと雨つぶ出逢ったね流れたね

食べて、すこし宿題をして、いっぱい寝て・・・8割方復活。

あえて書かなかったことを、読みとってくださったんだなぁと思うお返事をいただく。
お返事に書かれていないことを、こちらも受け取る。
行間までやりとりする、手紙というもののふしぎ・・・。

万年筆で書くと、ペン先の走る音がいい。
特に和紙だと、どちらも気持ちよさそうな声をあげる。

2011年11月18日 (金)

出すときは出すよ手紙もフェロモンも

ゆるしてください。
風邪心地でふわふわです。
強烈に眠くなる薬なんです。

2011年11月17日 (木)

目を閉じる喉を小舟が通過する

喉が痛い。市販の薬で治まるレベルでなくなって、朝から医院へ。
「かなり喉にきてますよ。流行の風邪ぽいですね。これから咳、鼻水、熱が出そうですね・・・念のため、高い熱が出たときの頓服も出しておきますね」と言われる。
喉以外の症状がなかったので、薬を飲んだらジムに行ってひと汗流そうと思っていたのに、医師の予言により急にどよよ~んとからだが重くなる。
いかんいかん、宿題が残っているので倒れるわけにはいかん。ここはおとなしくして、乗り切るのじゃ!

2011年11月16日 (水)

もういちど泣いて生まれてわたしは鷹

早く目が覚めて、明けゆく空を見ながら朝食。
朝焼けがきれい。
澄んだ朝日を浴びて、あたらしい影も生まれる。

昨日届いた手紙を、朝の光に読み返す。
ジンジャーティーのように、からだの芯からあたたまる。
私もこんな手紙を贈れる大人になりたい。

万年筆の文字があまりに素敵で、
長い間使ってなかったLAMYを取り出してみた。
雨降りのあとの海みたいなインクは、あのころ好きだった色。
今はもうすこし明るい青がほしい。

2011年11月15日 (火)

大阪を太らせているメリケン粉

せっせと寄せて集めた時間に、映画「ノルウェイの森」を観てしまった。
映像はとても美しかったけれど、空しいような懐かしいような・・・甘いものが食べたくなって、ミスドのカスタードドーナツを食べてしまった。
こんなことをしておる場合ではない!宿題はひとつも済んでいない。

「権力」を身に着けると、その人のほんとうの姿が現われる。あの人も・・・と、知人のがっかりな噂を耳にする。
さて、おとなりの大阪はどうなるのかな?

2011年11月13日 (日)

短針に日に二度ふれる耳の先

夏休みの最後のような今週。宿題がどっさり・・・。
時間を寄せて集めて・・・天使のブラのように山をつくらねば。

空を、羊が押し合いへし合いしながら移動中。
まぎれてどこかへ行きた~い!

2011年11月12日 (土)

恋しい恋しいと蛇のからだに書いている

昨日は、高砂市へ車で出張。
今回の運転手さん、ナビ付きなのに迷う、迷う。ご本人曰く、ナビが古くて分りにくいって、ほんまでしょうか?私と同じ方向音痴の特性で、不安から早めに曲がってしまう、もしくは曲がりそびれる感じでしたが・・・。それにしても行きはともかく、帰りも訪問先から高速の乗り場がどっちか分らんて・・・。そんなんでいいなら、私も運転手になれるぞ。しかし、こんなに疲れたのはじめて。

車中は、同行の女性(年上)の終わった恋の話。さばさばと話しながらも、どうしようもなく好きのにじむ横顔を、どうしようもなく見つめた。

2011年11月11日 (金)

スイッチのこんなところにある私

どこやねん!ですね。
いろいろのスイッチがありまして、
涙が出るのやら、笑うのやら、怒るのやら
ようやく切ったり入れたりできるようになってきました。
あと見つからないのは、川柳のスイッチのみ・・・。

今日11月11日は、立ち飲みの日ですよ~。
2011.11.11は、大勢立ってて景気がよろしいことで。

2011年11月10日 (木)

Tシャツの下にふくらみつづける月

Photo 徳永政二さんのフォト句集「カーブ」

全体に抑えられた色調で、
しっとりとおだやかな印象。
それでいて変化に冨み、
アカペラの唱歌を聴くような

しんみりあたたかい一冊。

  光らせてみよう くよくよしてみよう
  何も書いていないところは水ですね
  一本の木から汽笛を聴いている
  悲しみはつながっているカーブする
  なつかしいことはなんだかはずかしい

この句集は、外でひらきたいと思う。三軒寺ひろばのけやきの下、緑ヶ丘公園の浮御堂、阪急神戸線山側の座席・・・。とおくの宿の手元灯なんていうのもよさそう。

それからこの句集は、まだ川柳と出逢っていない人、出逢ったばかりの人にぜひ読んでほしい。ファースト句集として出逢ってほしいな・・・。

お問い合わせ:あざみエージェントhttp://azamiagent.com/   

2011年11月 9日 (水)

なにもなくてと空を咥えてきたあの日

淡い淡い秋の青空。
あいする人のくれる、かなしみのような空です。

2011年11月 7日 (月)

かなしみの深さへ鳥は潜ります

阪急神戸線T駅、神戸へ向かうときは、いつもホームから鳥屋を覗く。
今朝は、ちょうど開店準備中。黒いエプロンをつけた二人の店員は、店頭に鳥かごを並べたり、水を換えたりと忙しく立ち働いていた。
と、開け放たれた玄関から、堂々と一羽の鳩が店に入っていった。積み上げられた鳥かごの上をタンタン踏み鳴らして巡回。「や~、おはよう、おはよう。今日も元気かね・・・」と、店長のように。
そこへ店員の一人がやって来て、鳩をガシッと塊肉のように掴むや「帰れ!」と玄関から放り出した。
店員が店の奥へ戻ると、素早く鳩は入店。「や~、朝食はまだかね・・・」とタンタン。音を聞きつけた店員も素早くやって来て、「なんでまた来てん!」と、再び鷲掴みならぬ鳩掴みにして、今度は奥のドアから出て行った。
どこへ連れて行かれたのだろう?と心配していたら、なんのことはない裏から表へまわってきて、性懲りもなく入店。どうして同じ鳩だと分るのかって?この鳩、全体に白っぽくて首にローズ色のチョーカーのような目印がある。以下、「ローズ」と呼ぶ。
ローズは、まったく悪びれた様子もなく今度は作業台の上をうろつき、店員が近づいてきても「なにか」という風情で逃げもしない。ついに、「入ったらあかん言うてるやろっ!」と、首根っこを押さえられ、3発ほど平手打ちされて奥のドアから退場させられた。
ほどなくローズは、他の鳩に混じって道端を忙しなく歩いていたが、あの玄関が閉じられるまで、あきらめてはいないようだった。
電車が来た。ローズのように、堂々と軽やかに乗り込んでみた。

2011年11月 6日 (日)

千年に抱かれ説き伏せられている

国民文化祭川柳の祭典@京都井手町

ネットでちゃ~んと乗り継ぎを調べて行ったのに、変に心配性で早めに家を出たものだから予定より早く大阪に着いた。京都までの急行も早いのに乗れた!と思ったのが間違い。途中から普通電車になってしまい、途中で乗るはずだった新快速に追い抜かされる。都路快速に乗れず、受付ぎりぎり~!行くだけでへとへと。

句会のありようや、結社、柳社・・・川柳にまつわるあれこれを、久しぶりにもやもや考えた。
そんなことより自分の句を詠んでいればいいのだろうか・・・そうだろうか?

2011年11月 5日 (土)

武装解除睫毛外して眉消して

決して私ではありません。
スッピンになったら、ムーミンみたいでかわいい。

空は、青薄墨をたっぷり筆に含ませて線をひいたような空。
古風な表情に、朝からイカリスーパーのおはぎを食べてしまった。(空のせいにするな!)

2011年11月 4日 (金)

ただ咲いてそれから揺れただけのこと

白いヘラジカが空を飛び跳ねています。

喪中はがきが届いて、忘年会の予定が入って・・・2011年が加速してきました。
気持ちは走らないようにと、空を仰いで、足もとをみつめて・・・。

2011年11月 3日 (木)

ろうそくをひとつ灯してする話

今朝は、巨大な魚の化石のような雲が悠然と泳いでいました。

念願の本棚が届いて、今日は半日がかりで組み立て。このところ肉体労働が続いている。
ネットで見つけた「本棚屋」さんは、無垢材で縦横の大きさから棚板の高さまでオーダーメイド。しっかりした作りの割りに、値段も良心的だった。
何より、同封されていた文章に泣けた。
もともと福岡県大川市で家具工場をされていたのが、2年前に主要な取引先が倒産し、支払いの引き伸ばしのお願いに頭を下げる日々。行く先々で怒鳴られ、冷たい言葉浴びせられ、支払いを終わらせたら工場をたたむ覚悟だったとか。そんななか、ある会社で、「山田さん、頭ば上げんね。うちも協力するけん、会社続けやんよ。あんたの持っとる技術は本物やっけん、ものづくりは絶対に止めたらいかん。とにかく、会社ばやめたらでけん。いっしょに頑張ろうばい!」と言われ泣いたそうです。そうして、本棚に特化した、ネット受注の事業が生まれたということでした。
受注までのやりとりも丁寧で、送られてきた本棚のパーツも分りやすく整理されていて、一つひとつに心遣いが感じられた。ほんとうにご縁があってよかった~。
さ、今から大好きな本を並べま~す!

2011年11月 2日 (水)

うつくしきもののひとつに豆の種

昨日、タイトルの句を詠んだら、今日の畑仕事はそら豆の苗植えだった。100本も植えた。約1時間・・・腰が~、膝が~。

父は、畑仕事が大好きなのだ。でも、術後かがむ仕事ができない。そこを誰かに手伝ってほしいというのだが、母も息子たちもいろいろな理由をつけてやりたがらない。あげく、そんなからだで畑なんかしなくていいと言われ諍いが起きる。
仕方がないので、手を挙げた。私もたいがい好きにさせてもらっているので、好きなことをしたい人は応援しなければ・・・と思ったのだ。
それと川柳をはじめて、父や母のような年代の方々にほんとうによくしていただいて、身近な年寄り(ごめんなさい)もひっくるめて、とてもありがたい気持ちになれた。
自分で決めたから、文句も愚痴も言えないのだけど・・・。私は父に、ほんの少し、家で食べる分だけにしましょうねと念を押した。な・の・に、そら豆100本?誰が食べるんですか~? さらに知らぬ間に畝を増やして、水菜もほうれん草も小松菜もわんさか芽が出ておった! あれは間引かないといけないのではないか? 晴耕雨詠・・・それはできませぬ~~。

2011年11月 1日 (火)

あしあとのうえにあしあとあめあがり

散歩会@国立民族博物館

万博公園の足湯に浸かろうとタオルを持って行ったのに、博物館をまわりきれず時間切れ。
途中、椅子に座って句を整理していたら、散歩会のメンバーも遠足の子どももみんな消えてしまった。ふと見ると怪しげなお面がずらり・・・ダ~ッと鳥肌が立って体温が急に下がる。逃げるように出口を探すも見つからず、もう作句どこじゃなくなって、何経かの黄金の寺院に(神さまたすけてください)と手を合わせた。

もっとことばも表現も鮮度のいいものを・・・というお話があった。ズンと心に響いた。
どこか慣れないことをしているような新鮮さ、しんどさがいるのだと思う。

帰宅したら、明日のことで留守電が入っていた。大事な予定をすっかり忘れていた!
おじいちゃんに頼まれていた畑仕事の手伝いを免除願おうと電話したら、準備したから朝いちばんに来いと言われた。ひぃ~!

あと、今日気づいたんだけど、うつむいている人が多い!携帯をのぞいてるから。特に駅周辺や電車の中。みんなもっと顔上げようよ。空はきれいだよ。
仰ぐ携帯ってできないかな?かならず背景に空・・・気分が変わるよ~。

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