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2012年8月

2012年8月31日 (金)

二百十日だいこん擂りおろす

ここにも夏休みの宿題をしている大人が・・・。
舞踏「スミレ座」からの宿題は、「幸福の王子」(オスカー・ワイルド)から川柳。この暑さのなか、冬のツバメになりきって愛を問う日々。詠むほどに、しあわせなツバメになってきている。さて、どうまとまるかな?

2012年8月29日 (水)

ねむいなあプラスチックのラムネ瓶

「萩尾望都の漫画を読むと眠くなる・・・睡眠導入剤みたい」と、娘。
あるある、眠気を誘発する作家。私は、梨木香歩さん。好きなんだけど眠くなる。

2012年8月28日 (火)

愛は覗くと壊れるようにできている

梅田阪神百貨店屋上ビアガーデン、月曜日は60歳以上と女性は2,500円!というわけで、夕べは女子会。予約席じゃないとフードコーナーまでちと遠いけど、まずまずの品数、そこそこのお味・・・何より、外で飲むビールは美味しい。時間制限のないのもいい。5時半の開店と同時に入店。蛍の光の流れる9時まで、いっぱい食べていっぱい話した・・・。いい時間だったなぁ~。

娘は、朝から帰って行った。シーツや枕カバーを洗濯して、浴衣や下駄・・・夏をかたづける。

2012年8月27日 (月)

あきらめの拳をひらく蓮の花

娘が、DVD「ナビイの恋」を借りてきたので、いっしょに観る。好きだな、この映画。
ほんとうに人を想うことってどういうことか、ということがシンプルに描かれている。

いつの間にか、蝉の声が消えている。夕焼けがきれいで、日暮れが早くなって・・・晩夏ってお祭りや花火のあとみたい。残像だけが、ぼんやりとある。

2012年8月26日 (日)

林檎剥く ずるずる夢を引きずって

夕べは、町内の花火大会。夫は合宿、息子はライブ、娘はデート。ベランダから、ひとり眺める。そういえば・・・と、花火の約束を思い出す。「いつか」っていう約束は、約束じゃないんだなぁ。

寝入りばなに、子どもの泣き声で目が覚める。ご近所に花火見物に来た家族が帰るらしい。帰りたくない子どもが、大泣き。立ち話が長い・・・。目が覚めてしまう。やっと眠ったら、深夜に警報機が鳴り響く。念のため、煙が出ていないか、ドアや窓を開けて確かめる。誤作動(?)か、ほどなく止まる。目が覚めてしまう。
ベーカリーカフェでパンを食べている夢をみた。コッペパンのあまりの美味しさに、店主を呼んで「こんな素晴らしいコッペパンに出逢えるとは思わなかった。ほんとうにすばらしい!今日は、うれしい・・・」と、固く握手までして感動を伝えていた。目覚めつつあるもう一人の私が、(コッペパンにどんだけ感動するねん!)と突っ込む。目が覚めてしまう。
朝から眠い・・・。

2012年8月24日 (金)

万華鏡 夢はひとりでみるものと

帰省中の娘。連日、友だちに会いに出かけるので、ほとんど家にいない。今日やっと少し話せた。
Aさんが、Bさんとの関係性について語ったスピーチの話をしたところ、その関係に自信があったら、わざわざ言わないんじゃないかな?そう思いたいがために、皆に聞かせる必要があったんじゃないの?・・・と。いつの間にか、大人になっているんだなぁ。

友人のところに寄ったら、そこにも帰省中の息子さん。おばあちゃんとショッピングセンターに出かけるところだった。右に高校生、左に大学生の青年と腕を組んで歩く、小さなおばあちゃんの後ろ姿。しあわせオーラ満開!この光景は、ずっと忘れない・・・なんだか強くそう思った。

2012年8月23日 (木)

ほんとうを語ると海があふれます

午後一番、駅へ向かう会社のマイクロバスの乗客は、私ひとり。「出張ですか?」めずらしく運転手のHさんに話しかけられた。
「娘の学校の懇談なんです」「中学ですか?」「高校生です」「いい時期ですね・・・」「いえそれが、いろいろあって・・・今日も気が重いんですよ」・・・バックミラー越しのHさんの笑顔のやわらかさにつられて、つい本音が漏れた。
「うちの娘もいろいろあったんですよ・・・」と、大学を辞めて海外を放浪し、やりたいことを見つけたお嬢さんの話を聴かせてくださった。
バスは寄り沿うように停留所に止まった。「八上さんのお嬢さんだったら大丈夫ですよ。行ってらっしゃい」、Hさんの満面の笑顔に、ちょっと泣きそうになってバスを降りた。
それから数日後のこと。Hさんから、「去年は失敗したけど、今年はうまくできたんです。白いゴーヤ、食べてみてください」と紙袋を渡された。
新聞紙をほどくと、トゲトゲとどこか不安げな白いゴーヤがころんと出てきた。いただくと、みずみずしいほろ苦さで・・・まるであのころの娘だった。

白いゴーヤをみると思い出す、丸いめがねのHさんの笑顔。ありがとうございましたと、今日も思う。

2012年8月21日 (火)

昨日まで呼んでた舌が錆びている

からだとこころの間にうっすらと隙間があいているような、そんな感じかな・・・。
浮いているのか沈んでいるのか分からない豆腐のような、夏のおわり。

2012年8月20日 (月)

見せている皮いちまいのうつくしさ

昨日は、ねじまき句会。
いろいろご意見をいただいた句を推敲してみたが・・・。桐子さん、そこちゃうって・・・という声が聞こえそうな・・・。
限られた句数の選句なので、選ばなかった句も普段の句会でなら抜いているような句ばかり。僅差で落としたポイントを説明するのは、なかなかくるしい。
つまるところ、好みやその日の心身の状態とかそんなところが大きいが、あえて言うならば・・・の追求からの発見もある。言われる分には、句の弱点がよく見えて勉強になる。

娘がBFを連れてきた。佐藤健似のイケメン!さ・わ・や・か!目の正月をしている。名古屋に行ってくるけど、ういろうは好き?きしめんは好き?と、大サービス。
部活は何してたの?と聞いたら、「ちょっとマイナーなスポーツです」と言われ、「ハンド(ボール)とか?」って一発で当ててしまった・・・。ハンドか水球と思ったんだよね。

2012年8月18日 (土)

帰りたい鳥と 流れたい島と

新聞柳壇の選と句会や大会の選との大きな違いは、句以外の情報が入ることだ。
住所、氏名は必ず。年齢を書く人もいる。これまでの最高齢98歳、最年少は10歳。
はがきの余白には、季節のご挨拶あり、水彩画やイラストあり・・・。自句自解に、胸に沁みる思い出話が添えられていたり。病床の母が一生懸命考えました。入院していたので、投句が遅くなりました。はじめて応募します。・・・などなど。そうでしたか・・・大変でしたね・・・ありがとうございます・・・とこたえながら、選句においては流されないようにしなければいけない。なかなか辛いときもある。
また、1人で50句投句する方もあれば、1句の方もある。1句の方も、50句詠んだ中から自選の1句かもしれないので、1句はあくまでも1句として平等に扱う。
近ごろは、私の選評やエッセイへの感想をいただくことも増えてきた。前回、エッセイに一人居酒屋のことを書いたら、居酒屋番組や居酒屋を紹介してくださった方もあった。
お返事を差し上げていませんが、うれしく読ませていただいております。ほんとうにありがとうございます。

2012年8月17日 (金)

目蓋を閉じるとひらいてしまいます

9月分の神戸新聞川柳壇の選と選評を送った。
今月は、オリンピックと猛暑(?)で少なめの、約1,200句(多い月は1,500句)。その中から、120句(30句×4週分)を選ぶのでかなり厳選。
まず、50枚くらいざっと目を通して、どんな同想句が多いか確認。それから、特選候補・入選・入選候補・ボツ候補・ボツの5つの山に分けてゆく。ここまででその日は終了。
翌日、新しい目で特選候補~ボツ候補までの句を何度か読み直しながら、徐々に120句へ絞り込んでゆく。最後に特選を決めて、選評を書く。
三日目、特選句と入選句を、同じような内容が重ならないよう4週分に分ける。次に、1週間分ずつ、床にカルタのようにはがきを置いて、句の順を決める。例えば「海」ということばが出てくると、読み手の中には海が思い浮かぶので、なるべくイメージがつながっていくように並べる。うまくいくと、全体でものがたりのようになる。1句、1句がすこしでも、輝くように・・・。ここにも選同様、結構時間がかかる。

「明日、帰ります」と娘から電話があった折りに、「今回は、選にも選評にも精神状態が影響したかも・・・」と言ったら、「人がするんだから、ない方がおかしくない?なかったらマシーンだよ」と言われた。選評を推敲するのに、
読むたびに泣いてしまい、仕事なのに泣くな!と自分で叱る。
今回も、句との出逢い、その作者の方々に感謝の気持ちでいっぱい。

2012年8月16日 (木)

おしらせ

神戸の珍味メーカー「伍魚福(ごぎょうふく)」さんが、『家飲み川柳』を募集されています!
最優秀賞には、お酒とおつまみのセット(5,000円相当)が、5ヶ月も毎月届くそうです。
こちらの、いかなごのくぎ煮やさきいか天など、ほんとうにおいしい!
 ↓ぜひ、ご投句ください!  8月31日締め切りです。


http://gogyofuku.com/ienomi-senryu/index.html

2012年8月15日 (水)

こんなめに会わせてくれてありがとう

こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ 
                                                                                    穂村弘               

この歌は、江戸川乱歩の「人間豹」で、明智小五郎から好敵手の恩田への台詞「ハハハ・・・、やっと分かったか。お察しの通りだよ。君をこんな目に合わせる人間は、僕の外にはありはしないよ・・・」を、短歌に翻訳したものらしい。
人生には、こんな目に合わされる醍醐味もあるにはある。

2012年8月14日 (火)

新聞紙ひらくふあんと死の匂い

今年は、蝉が遅いのか、秋の虫が早いのか・・・。朝は蝉、夜にはすず虫の声を聞く。
そして夕べは、雨の音が、ブルースになったりロックになったり一晩中にぎやかだった。
遠い踏み切りの音や、何の音か分からない規則的な電子音のような響きも耳が拾う。何かを探している、耳。

2012年8月13日 (月)

うたえうたえ一度も死んでいない蝉

松田俊彦さんの句には、「死」をモチーフにしたものが多かった。

  きりんの死 きりんを入れる箱がない

  虫しきり ここが入口かもしれぬ

ここ最近の句も

  くるいなく扉はひらく百合の花  (題詠「ひらく」)
  
  呼び出しはななめから来る 不意に来る  (題詠「傾」)

  火葬場の控えの間から見る夕日  (題詠「きれい」)

もっと佳句がたくさんあるはずなのに、すっと出てこないのが申し訳ない。句集があればなぁと思う。

死、棺、けむり・・・など登場する度に「また、縁起わる~」などと言うと、しずかに笑っておられた。
ついに実感された「死」を、今ごろ句帳にたくさん書き込まれていることだろう。次に会ったときに見せられたら、「また、縁起わる~」と言ってやろう。

また、師を失くした。
また、父を失くした。
そして、親友を失くした。
私の句帳にも、縁起の悪い句が並んでいる。お見せしたいです。

2012年8月12日 (日)

髪洗うときの泣きやすいかたち

2012年8月11日 (土)

式服は森の匂いになっている

2012年8月10日 (金)

八月十日骨まで濡らす蝉時雨

川柳の師 松田俊彦さんの訃報。

最後のさいごまで、川柳を詠んでおられた師に。

2012年8月 9日 (木)

音だけの花火 声だけのサヨナラ

「私たちのことばの生活は貧しい」と向田邦子さん。
家のおかずのレパートリーくらいのことばを、使いまわして暮らしていると。リアルな表現に感じ入る。
「ことばについて、一般論で考えると痩せてしまう」とも。ことばに貼り付いた意味やイメージを外すことで、ことばの世界はもっと豊かになる。
ことばを発しない動物のことばも含め、日常のあらゆる場面でことばを拾い集めていた向田さん。もっと、ことばに敏感にならなければ、と思う。

それにしても、今の私とほぼ同年齢の向田さんの、ことば、話し方、声のなんと大人であろうか・・・。恥ずかしくなった。

2012年8月 8日 (水)

八月を素通りしてはいけません

句会のあと、娘がいっしょに行きたい店があるというので河原町へ。何度電話しても出ない。しばらく書店で時間をつぶす。マルイの上の「ふたば書房」。メインターゲットは20~30代だと思うけど、並んでいる本も並べ方もおもしろい!
向田邦子さんの講演CD「言葉が恐い」を見つけた。かなりたのしみ。
それから「文藝別冊・岡崎京子」。「へルタースケルター」の原作を読んだときは、衝撃に近いおもしろさだった。映画化は絶対無理、りりこを演れる人はいないと思っていたが・・・。映画より、岡崎京子さんに興味あり。
あと、文庫やらコミックやら、雑誌やらちょこちょこ。それから、とうとう買ってしまった・・・「ロングブレスダイエット超完全版」!(爆) ゆっくり息を吐くだけで痩せられるって!(笑) 明日からがんばる!
かれこれ1時間ほどふらふらして散財したが、娘には連絡つかず。仕方ないのでビールを飲んで帰宅。

2012年8月 7日 (火)

八月の鏡のなかに冷えている

日毎に奥歯が痛くなり、歯間ブラシやつまようじでいじっていたらどんどん痛くなり、ついに歯医者さんへ。歯も歯ぐきもどこも悪くないそうだ。ということは・・・、柔道の応援で奥歯噛み締めすぎ!どんだけ力入れて応援したんだか。

「うたう百物語」(佐藤弓生 メディアファクトリー)。あやしい短歌一首に、みじかいお話。たった500字ほどの世界に、いい具合に引き込まれる。猛暑にぴったりの一冊。

2012年8月 4日 (土)

大切な秘密漂う深海魚

惜しかった~、杉本美香さん!いやいや、銀メダルおめでとう!
しかし、決勝の相手のキューバの選手の髪かざり、天童よしみか通天閣の歌姫か・・・演歌入ってたなぁ。
これで私のオリンピックも終わった(笑) やっと川柳に集中できる。

今夜は遠くで花火があがっている。カステラみたいな色のお月さま。なにかが足りないような、そんな夜。

2012年8月 3日 (金)

箸先にあなたの骨の色の月

夕べは、三宮ターミナルホテルのハイネケンビアテラスで女子会(約1名心は乙女の男性)。
6時前に入ると早割りになるので、1分前までに集合!と流したところ、5時45分には集まる気合の入れよう。
しかし、5時45分はまだ日差しがきつくて暑い暑い!2杯めを飲む頃には、山側が夕映えてほんのり茜色に!3杯めに差し掛かかると、山から吹き降ろす風に汗がひいてゆく!4杯めには、くっきりと満月!・・・なんていい夜なんでしょう。ビアガーデンもいいな、たまには。
あぁでも、一人ビアガーデンはないな。ビアガーデンお一人さま席って、あればいいのにな。

さてさて、本日いよいよ、柔道78㎏超級に杉本美香さん登場です。テレビの画面も拭いたし、応援するぞ!

2012年8月 2日 (木)

出雲路

  古の夜を沈めたままの湖(うみ)

  先の世へ立てかけてある竹箒

  大きすぎて伝説にしかなれぬ石

  神さまの袋のなかの風の音

  磨り減っているのはあいされたところ

  神獣鏡 川いっぽんをのみこんで

  みずうみに浮かべてしまう下くちびる

  はじまりもおわりも勾玉のかたち

     (川柳 洋子の部屋「ゲストの椅子」)

2012年8月 1日 (水)

散歩会@京都水族館

新しい水族館は、夏休みの家族連れで混みあっていた。
水槽のかたちに泳ぐ魚たち。ヒトの視線に晒されるオオサンショウウオ。ヒトの手に触られるヒトデ。大事に守られてる、かなしい魚たち・・・。

  障子紙破り金魚は逃げました

  羽のように夢見るように堕ちてゆく

  腕あればきっとやさしくなれる鮫

  毒持ってそれからやさしい顔になる

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