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2013年1月

2013年1月30日 (水)

嘘を覚えてやわらかなくちびる

就活で某社のセミナーを受講した娘からメール。
「赤リップは私だけだったかも~」
あ、あの人を食ったような赤だな・・・。う~~ん。

ネットで古い句集を探す。ひぇ~、高い!
1万円を超えるものやら、8,000円、5,000円・・・。
総額30,000円ばかり、あきらめた。
すごく節約したような気持ちになって、晩酌にヱビスを買った。

2013年1月28日 (月)

水際で先にどうぞと譲られる

こんな↓ツイートが流れてきた。

とうとう【到頭】(副)最終的な結果としては何かの状態が実現することを表わす。「とうとう酒で死んだ」(新明解国語辞典:第4版)

「とうとう」が倒頭だったとは。思っていた以上に残念な意味合いだったのですね。「実現」は、期待値の含まれることばとして使っていましたが・・・。
とうとう実現するのが、酒で死ぬ・・・あ、いや・・・、これはやはりある意味しあわせ?・・・、完司先生~(思わず)。

2013年1月27日 (日)

つらつらと綴りつづける蔓の先

オーダーしたスープが運ばれてきた。テーブルをあけようと、読んでいた本を閉じた。そのとき、表紙を見たウエイターが「あっ」と声を漏らした。思わず上げた視線と声の主の視線が合った。若い男性は、なにか言いそうになったことばを飲み込んだ。私も、なにも聞かなかった。本は、関口良雄の「昔日の客」だった。彼が何を言いかけたのか、興味がないでもなかった。スープを口に運びながら、ドラマが始まってもおかしくなかったのに・・・と思った。

友人のKさんの話。新幹線に乗ると自分の指定席に男性が座っている。チケットを見せて、「ここ私の席なんですが・・・」と声をかけた。男性は、「6と8を見間違えていました」とすんなり移動。ところがすぐに戻ってきて、やっぱり私の席ですと言う。二人でチケットをよく見ると、なんとKさんのは1本後の新幹線のだった。Kさんは車掌さんに断って、隣りのあいている座席についた。これって、ドラマに展開してもおかしくないでしょう。何も起こらなかったけど・・・と笑った。
そのとき、「そんな簡単にみんなドラマが始まったらえらいことになるよ」と誰かが言った。

たぶん、もう一行書き加えたら、ドラマは始まるのだと思う。私もKさんも書かなかった。私が書かなかったのは、あのとき猛烈にお腹が空いていたから。「縁」て、そんなもののような気がする。

2013年1月26日 (土)

一日に十回くらい思い出す

夜中に目が覚めてトイレに行くやろ、「なんでIが死ななあかんかってん」て思う。自転車から降りて手袋外すやろ、「なんでIが死ななあかんかってん」て思う。うどんの湯気で眼鏡が曇るやろ、「なんでIが死ななあかんかってん」て思う。ちょっとずつ減ってきたけど、1日10回くらい思う。毎日思う。

うん、わかるよ・・・としか言えなかった。

2013年1月24日 (木)

空を見ています綿毛になれるなら

友人からメール。友人宅の近所にエスカルゴ工場を発見したとか。
「新鮮なエスカルゴは、めちゃくちゃ美味です。食べに行きましょう!」
「分かりました。チャレンジ精神を失ってはいけませんもの。踊り食いでも、さしみでもいただきますわ」
「きゃ~、桐子さん!かたつむりはナマでは食べませんから!!!」
だよね! 想像したわ~。ナマコをねっとりさせたようなものかな?ナマコは好物だから、陸のナマコと思えば何とかいけるかなと。

寒さのゆるんだ本日、くしゃみ、くしゃみ、くしゃみ・・・花粉症?
今年は、早い!多い!で、“牛丼花粉”らしい。(いま名づけた)
あ~、いやだ。いやだ。

2013年1月23日 (水)

揺れているうちに沈んでみたくなる

「死のうか」と聞こえた。
聞こえなかったふりをした。
いえ、ふりをしたわけでもない。
気づいたらそうしていた。

あの日の波に揺れる。
ゆうらりゆらり
惜しいものなどありますか。

2013年1月22日 (火)

ひとことで言えば百合根の玉子とじ

子どもの頃は、百合根が苦手だった。今も、決して好きではないけれど、たま~に食べたくなるから不思議。人生の味をひと言で表すなら・・・と考えたら、百合根と思った。そのままだとまだちょっとさみしくて玉子とじに。

足の痛みにいろいろアドバイスをありがとうございました。ウソのように治まって、昨日からジムも再開しました。あんなに慌てて病院へ駆け込んだのは、たのしみにしていた新年会が迫っていたから。当日でなくて、ほんとよかった~!

2013年1月20日 (日)

二月なら80円で届くはず

昨日の互選句会、題詠「軽」に出した句。
私の句とは知らずに、お隣りの方がこの句を差して「3月から郵便代上がるの?」と聞いてこられた。
「いえいえ、そうじゃないでしょう」
「ほな、この80円て何?」
「それは、切手の80円だと思いますよ」
「ほな、なんで二月は80円なん?」
「それは・・・ほら、1月はお正月や成人式があって、1.17もあって、3月は出会いや別れも多くて、3.11もあるでしょう。2月は、特に行事もなくて、短いからすっと過ぎてしまうじゃないですか。その2月の重さ、厚みが80円の定型を超えることはないような・・・」って、全部説明しちゃった~。
「ふ~~ん」と、分かったような、分からんような・・・という反応で、その方は抜かれなかった(笑)
結局、この句はあまり人気はなかったけれど、「何回読んでも分からへん」「こんな作り方もあるんやねぇ」などと一番の話題作(問題作?)ではあった。

2013年1月19日 (土)

朝マックさみしいなんて言わせない

今年、初句会。
互選の句会で、ご高齢の方も多いので、「朝マック」なぁ・・・と思いながら出したら、なんと91歳のS子さんが抜いてくださった。S子さんは、他の方の「遠い稲妻 尾崎豊を聴きながら」も抜いておられた。
さらに、帰られた後、椅子に杖が残っていた。杖なしで帰った?! スーパー91歳!

2013年1月18日 (金)

病室のプラスチックの散蓮華

夕べ、実家から帰るころから、突然くるぶしの下あたりが痛み出し、家に着いたときには足がつけないくらい痛くなる。腫れもないのに、座っても痛い。横になっても痛い。近所の整形外科をネットで検索、朝まで我慢することに。
どうしたって痛いのだからと、K新聞の選評を書く。書くことに集中したら、痛みを忘れてる~!と感動したら、どうやら痛みが引きはじめたようで、朝方には眠ることができた。
朝から、Oクリニックへ。ネットでは「予約優先」とあったので、受付時間より早めに行く。小雪まじりの北風の吹くなか、10人ほどの人が並んでいる。診療開始の5分前にやっとシャッターが開かれた。
新しい医院のエステサロン風受付には、アロマディフューザーが爽やかな香りをふりまき、エステシャンのような美しい受付嬢が二人。「はじめてです」と保険証を出すと、「当院は、初診も完全予約制で、かなり先まで予約はいっぱいです」とおっしゃる。「夕べから足が痛んで、朝まで我慢して来たのですが・・・」「それでは、よそへ行っていただいた方が早いですね」と、にこやかに鬼のようなことをのたまう。なら、完全予約制と書いておいてよ・・・。しかし、急患に対応しないって、殿様商売・・・ちゃうな、ヤクザな商売してるのね。
仕方ないので、足を引き摺って別の医院へ。レントゲン異常なし。血液検査異常なし。「原因不明。ま、由々しきことはないでしょう」と、初老の医師は自信満々に言い切った。痛みは引いてきたけど、なんだったのだろう?やっぱり、実家のストレスかなぁ?更年期かなぁ?

2013年1月17日 (木)

蛇口から一月十七日の水

18回目のこの日、1月17日。
ふるい傷を指でなぞるような今朝。
おなじ時間を過ごしている人たちを思う。

1月1日よりも、心あらたまる日になったこの日。
蛇口からの水が、わたしの中を流れてゆく。

2013年1月16日 (水)

とうさんの靴下にとうさんの穴

ぜんざいが多すぎるとクレーム。
去年の秋祭りにお赤飯を取りやめた小豆がそのままだったので、えいやっ!と全部炊いたのだ。多いわな。捨てるのもなんなので、冷凍パイシートを買ってきてあんこパイを作った。これがまた、嫌がらせか!というほど出来た。またしてもクレーム。たしかに、多い。
しかし、うちのクレーマー(モンスターペアレントとも言う)たちよ。私は、褒められて育つタイプです。そろそろ気づいてほしい。

近ごろ、父が間寛平ちゃんとだぶる。あの寛平ちゃんの扮するおじいちゃん。
杖を振り回して、スリッパや猫を蹴散らすように家のなかを移動しながら、「よいしょこらしょ~、夕刊とったか」「ええいこら、猫にえさやったか」「ひょ~、風呂の水止めたか」・・・と、しゃべり倒す。しゃべりのわずかな隙間に、「わしゃ黙ると死ぬんじゃ~」を密かに挟む。笑える。

2013年1月14日 (月)

小豆炊く ふるい写真を思い出す

娘はまだ喉が痛いらしい。私は、日々アルコールで滅菌してるので大事に至らず。メールの返信のついでに、『「病み上がり」と「黄泉がえり」って似てるな』と書いたら、「知らんがな」と返された。ひぇ~、いつの間にやらジジババコミュニケーションが身についておる。

久しぶりにジムに行ったら、からだがかちかちの干し柿のようだった。久しぶりの川柳は、あたまがひび割れた餅のようでことばが出てこない。みかん乗っければ立派な鏡餅だわ。あ~、それも明日まで。鏡割り用にぜんざい炊きました。あずきを洗う音好き!妖怪になるなら、小豆洗いと決めている。

2013年1月12日 (土)

釣人のように天井見つめている

4日ぶりのビール。よしっ!
冬眠のような3日間だった。食べてはうつらうつら・・・冬眠する生き物っていいなぁ~なんて思いながら。
なぜか、両の手の中指の爪だけが伸びている。なんでだろ?
娘は私に手厚く看護されてそれでも2㎏も痩せたのに、私は自分で最低限の世話して1㎏増えた。なんでだろ?
とにかく、やっと今年がスタートする感じ。大きく出遅れたけれど、ぼちぼち追いつこう。
(内心はかなり焦っている)

2013年1月 9日 (水)

逝きました豆腐は角を失って

ひとつ選句を完了。
読み込むほどに「死」へ近づく気がした。けれど「死」は分からない。作者は、この分からなさにとり憑かれて追っておられたのだろうか・・・。
分かること、分かったことを書いてちゃいけない・・・と思う。

そして、風邪。娘の置き土産。もらえるものは有り難くいただくのが関西人。おまけに川柳人の性で、この目の奥の重さを、乾いたくちびるを詠めまいかと、どこまでも欲深である。さらには、減量チャンスと期待を寄せる強欲ぶり。

2013年1月 7日 (月)

ひとりただひとり鈴の音澄んでいる

風邪ひき娘が日常へ戻っていった。窓を全開にして部屋中の空気を入れ替えた。
冬の日の、朝の光にできるレースのカーテンの影がきれい。

年のはじめに「もしものときは」という文書を、パソコンのデスクトップに置いた。「私にもしものことがあったときは、この文書をひらいてね」と娘に頼んでおいた。
まず、いちばんにご迷惑をおかけする仕事先に連絡してほしいことや、その他こうしてほしいなと思うことを記しておいた。基本的に家族にすべて任せるしかない。あくまでも希望。そうしてからの不思議な安堵感・・・。

2013年1月 6日 (日)

ふと岸田今日子の声に冬の本

娘は、明日の朝病院へ行ってから下宿へ戻ることになった。年末に胃を壊したとかで痩せて帰ってきて、風邪でさらに2㎏も痩せてしまった。かわってやりたい・・・。
選句は、集中して一気にやりたい方なのに、時間が細切れで思うように捗らず。年始早々、予定が狂ってしまい少々焦っている。でも、生きている人に煩わされるのは、しあわせなことだとつくづく思う。

「冬の本」を読んでいる。84人の本好きの方々が、「冬」と「冬の本」にまつわるエッセイを寄せた本。今年の冬の冷たさもしっかり味わっておこう・・・そんな風に思えてくる。(「冬の本」夏葉社)

2013年1月 5日 (土)

この朝のいつかことばになる氷

箱根駅伝を見ながら「ドラマは用意されてるのね~」なんて感心していたら、我が身にも・・・。娘が、昨日の午後から発熱。夜には高熱。インフルエンザ?予定では、今日下宿に返して、やっと私の日常が戻ってくるはずだったのに・・・。インフルだったら私も危ない・・・。
元旦の朝、実家の梅の木にうぐいす色の鳥がいた。うぐいす?めじろ?すぐに舞うようにして飛び去った。あんな鳥を見たのは初めて。幸先よい感じがしていたのに・・・。
初夢は、どこかの公衆トイレで、私の他に誰もいないと思って歌いながら用を足して、個室を出たら人がいて、ぎゃ~恥ずかし~という夢。だって、歌は「♪あなたに抱かれて私は蝶になる~・・・」、白い蝶のサンバ(森山加代子)。チョイスが意味不明。娘は、バイト先で他店の商品をどうしても返品したいというおじいさんに、店長が応じようとするのを怒鳴りつける夢だったとか。その後、ボロボロの円盤型UFOに乗って空を飛んだらしいので、初夢としては娘の方が吉夢かな。
さあ、開いている医院を探さねば・・・。

2013年1月 2日 (水)

ひとり

「人と交わりながら個に生きることはむずかしいですが、貫くものひとつ貫いて下さい」

「少なくとも川柳になかよしクラブはいらない。孤独を生きなさい」

川柳の二人の師からいただいたことばを年頭の胸に。


 ゆっくりとまばたき二回してひとり

私が透けている夜の縫い目から

冬日射す窓辺いっしょにいた時間


椿にはわすれたくないものがある


詩かしら死かしらくちびるのほとり


           (川柳 洋子の部屋「ゲストの椅子」)

2013年1月 1日 (火)

くちびるへだれにもふれていない風

新年おめでとうございます。

昨日がすこし遠い、一月一日の朝。
魚のような雲が、ゆっくり泳いでいます。
川柳は魚のようで、つかんだと思っても逃げてしまう。
あの、するっと抜けていく感触が結構好き。
今年も、いっぱい味わえるといいな。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
おヒマなときにお立ち寄りください。

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