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2013年8月

2013年8月30日 (金)

ありったけのいのちが寝息たてている

ゆずは立てるときもあれば、腰が持ち上がらないことも。
眼差しに光があったり、なかったり。

先日、動物愛護センターに行った。
里親を探している仔犬や仔猫・・・、いのちのかたまりが転げまわっていた。
ゆずも、こんな日があったと思うと見ていられなかった。

そうだ、むかしの散歩コースに連れて行ってあげよう。
川音、鳥の声、草のにおい・・・いっしょに思い出そう。

2013年8月28日 (水)

私をやすむと決めてところてん

おじいちゃんから、先日の「長寿お祝いの会・金婚夫婦祝賀会」式典のシナリオを修正して欲しいと頼まれる。何でも役所から、当日、手話と要約筆記がつくので、役所の用意したシナリオに合わせて欲しいと言われたのだとか。そして、手には役所の作成したシナリオが・・・。
おかしいと思ったよ。市長も出席する式典のシナリオを、老人会の会長が作るか?役所が用意するでしょうよ。
最初から、シナリオはあったのだ。父は、役所を勤め上げた人だ。基本的には前年踏襲型。変革など好まない。が、いかんせん、自分カラーをチラつかせたいタイプ。わざわざ広告の裏に下書きして、私に新規作成させたのだ。
で、再び修正してくれと言う。遠慮がちに、「もうその(役所の)シナリオでいいんじゃないですか?」と言ってみる。「細かいとこが違う。役所は合わしてくれ言うたけど、全部が全部は無理や言うといた」と。つまり、どうしてもワシにもワシの譲れんこだわりがあるんじゃと。
それが、ほんとに瑣末なことで、例えば「・・・の会を始めます」の前に「平成25年度」を入れるとか、合わしてあげたらいいやんと思うことばかり。そのくらいやったら、赤で書き込んだらええやんとも思う。
どうせやるなら、気持ちよく!と自分に言い聞かすものの、「はい」と言いながら全身から「はぁ~!」があふれる。それにも動じず、「第2部の司会の人が、原稿を打ってくれる人がおらへんから困っとんねん」ときた。知らん、知らん。ぜったい知らん!

2013年8月26日 (月)

八月の風のやすんでいる祠

新子先生が夢に現れたというRさんから、お墓参りに誘っていただいた。
8月26日(月)11時11分ごろという、川柳人ならではの時間指定の駅に到着。一番近いはずの、りんちゃんが来ない。10分過ぎて、さすがにおかしいぞ・・・と、「今どこですか?」とメールしたら(結構親しいのに携帯の電話番号を教えあっていなかった!)、「事務所だよ」と返信。
フツー、メール見たら約束思い出さんか?!「お墓参りは?Rさんと待ってるよ」と再びメール。「今から行きます!」ととんできた。近くでよかった。

お墓は、どなたかが来られたばかりのようで、お花もきれいでお水だけ換えさせていただく。花束の葉っぱに雨蛙が乗っていて、カエル好きのりんちゃんはテンションあがって、写真を撮りまくっていた。Rさんの駄洒落ふくめコントのような会話に、新子先生も笑ってくださったのではないでしょうか?

帰りは、神戸から元町~三宮と歩く。海文堂書店で、ゆっくり本を選ぶ。閉店までにあと何回来れるかな・・・と思う。それから、献血呼びかけのオジサンと目が合って、買ったばかりの本も読めるし~と献血ルームへ。何度か比重が軽くてできなかったのが、5年ぶりにOKだった。最近、また太り始めているからかもしれない。フクザツ・・・。よく考えたら、片手は固定されるので、本は読めないのだった。

2013年8月24日 (土)

さあ月を破って金魚逃げなさい

某所の待合室。
窓には、近ごろほとんど見ない昭和なブラインド。
窓に斜交いに立ち、人差し指でブラインドを下げて右目で覗く。裕次郎をしてみた。
パラパ~、パパラパ~・・・、「太陽に吠えろ」が流れる。
ようやく晩夏を感じた今日でありました。

川柳によく出てくるのは、高倉健さん。あと、美輪明宏さん、岸田今日子さんとか。裕次郎、意外と少ない気がする。

2013年8月23日 (金)

あさがおへひらかれてゆく人体図

あさがおへの「へ」。
「へ」のところに言い尽くせないものがあって、「へ」がまだ一番近いかなという「へ」。他に見つからなかった一文字。
醤油ちゃうねんけど・・・と、ミートソースの仕上げに足した醤油のような「へ」。よけ分からん?

桐子臭がすると言われた句。
うちの住宅のエレベーターで、××さんが乗ったと分かる人が3人いる。お線香の匂いのするおばあちゃん。シャネルの5番のマダム。もう一人は、ココナッツ系のコロンかな?もふっとした匂いのする人。
桐子臭って、どんな匂いかな?私の好きなグレープフルーツの匂いではないな・・・。

2013年8月22日 (木)

にんげんをきれいに積みあげた笛

お向かいのアパートのどこかに、小学生の子がいる。夏休みの宿題なのだろう。リコーダーの、ミッキーマウスマーチが時々聞こえる。同じところでつっかえて、先へすすめない。
私が小学6年生のときは、「瀬戸の花嫁」だった。(古っ!)運動会の行進でも吹いた。今でも吹けそうな気がするけどどうだろ?そういえば、笛は縦笛と呼んでいた。いいな、縦笛・・・。箱型の木琴の音もよかったな。

もう夏休みも終わりなのに、ミッキーマウスマーチは途切れ途切れのまま。夏の終わりにふさわしい気もします・・・。

2013年8月21日 (水)

満月の黒い下着が透けている

今宵は満月です。
壇蜜さんを見たせいでしょうか?

いま窓際に走ったのは、どなた?

2013年8月20日 (火)

下りてきて麓近くの山羊の白

昨日は、ことごとく判断ミスが重なって、約束の時間に30分余りも遅刻するはめに。自分を立て直すことができないまま帰宅。と、白山羊さんのようなお手紙が届いていた。ありがたいことです。
この夏の旅で、いちばんこころ奪われたのは山羊。私は何度も、山羊の目に寝そべった。

2013年8月19日 (月)

そっくりさん

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娘の友人の赤ちゃん。
8月6日に4,324gで、産院の伝説の姫君誕生・・・はい、女の子です。
「福を招くのでぜひ待ち受けに~」と、写真を送ってくれました。
おめでたいわ~。

2013年8月18日 (日)

印刷所の奥に置かれている夜

生まれた日の夜のインクで、
フォントはいちばん細い石井明朝、
1ページに1句、墓碑のように。

2013年8月16日 (金)

くらがりを奥と呼ぶなら姉は奥

私は長女であります。

兼題「奥」。披講のとき、選者さんが「くらがりを奥というなら・・・」と読みかけて直された。
最初は「いうなら」にしていた。電車のなかで「呼ぶなら」か迷いに迷って、変えて出した。「呼ぶ」の方が、奥の別称という感じが出るかな?と思ったけれど、迷うところ。近ごろ、句をいじりすぎる傾向。

2013年8月14日 (水)

この私がレタスの芯になっている

昨日は、おじいちゃんとおばあちゃんが、遺影を撮っておいてほしいということで、娘による撮影大会。私もいっしょじゃないとイヤだというので、アシスタント。おじいちゃんのへの字口をほぐすのに難儀する。
おじいちゃんに頼まれていた文書を渡したら、また次の原稿!文中に、別紙1~4というのが出てきて、嫌な予感はしていたんだけど・・・。あの、私もやることあるんですよ~。今日締め切りの句も、明日の句もできてないんです~。
と言いながら、おばあちゃんが、お礼に鰻をご馳走してくれるというので行った。ビールも飲んでねむ~くなってきて、もう明日の句会は休もか・・・と帰宅したら、欠席投句依頼のファックス。怠けとったらアカン!ということね・・・と、観念して机に向かう。鰻食べたし~と、根拠の無い安心感に支えられて書く。鰻はえらい!
句会にも出席できて、欠席投句にも感謝!

2013年8月12日 (月)

もの忘れ外来にきた昼の月

おじいちゃんから、また文書作成を頼まれる。またまた、老人会のバス旅行。毎月、旅行で親睦を深め、老人会の今後について語り合っておる。
それにしても、おじいちゃんの文章の固くてまどろっこしいこと。言葉が重なってる。主語と述語がよれてる。添削したくてうずうず。
作って渡したら、また次を頼まれる。「長寿お祝い会・金婚夫婦祝賀会式典シナリオ」。長っ!
こんなの毎年型どおりで同じことやってるのに、その年の会長が新しく作成するの?去年のデータをちょこっと直すだけでいいはずなのになぁ。
おじいちゃんは、毎年地域のお役が何か回ってきて、決算書、予算書、総会議案、各種案内などなどの作成を頼まれる。データごと引継ぎしたら効率いいのにと思う。
けれど、データをUSBで・・・とおじいちゃんに説明する労力と、文書作成の労力を秤にかけて、結局文書を作る。

川柳の柳誌や句報も、どなたかが入力や編集をしてくださっている。私も、小さな会で担当したことがあるが、句を間違わないように、読みやすいように・・・なかなか大変な仕事だ。何より、見えているようで、見えない仕事であることがキツイときがあった。
句会の運営もそうだけれど、見えない仕事をされている方々が、せめて気持ちのよい汗を流せるように・・・と心する。

2013年8月11日 (日)

月のない夜は空より昏い髪

夕べの二日月。

ころんとのこされた、赤みを帯びた細い骨。
しゃぶりつくされて、やわらかく輝いていた。
お腹を満たした黒い獣の、深く眠りについた夜。

骨をどうしてほしいのか、
考えておいてほしいと言われたことを思い出す。
骨のことを考えると、ほんのすこし涼しくなる。

2013年8月10日 (土)

ざらざらを擦る月のざらざらで

思いがけない方から電話をいただく。
では・・・と終わりかけたとき、「あ、それで、八上さんは川柳をつづけておられますか?」と聞かれた。「はい、つづけています。なんとかつづけています」と答えた。「あぁ、それはよかった」と言われた。たぶん、私の川柳はご存じない方。
つづけること、それだけの「よかった」が耳にのこった。

2013年8月 8日 (木)

そこにいたでしょう見つめていたでしょう

留守の間にいただいた手紙やメールへ順に返信。そうする間に、あれやこれやの締め切りが、ひたひたと迫ってくる。
娘が帰ってきたので、エアコンを入れる。冷え、冷え~。お風呂の換気扇の溝やら、トイレの配水管など、掃除の盲点を指摘される。流しのスポンジも、お風呂用のタオルもそろそろ取り替えたらどうかなど、小姑のよう。来春、卒業して帰って来られたらややこしそう。ねぇねぇ、そのまま京都で就職したらと軽くすすめてみる。「京都は暑い!」と即刻却下された。
おまけに、「桐ちゃん、ドラッグストアに行こう」「めがね買いに行くのついて来て~」と、夏休みに遊びに来た孫状態。句ができませ~~ん。

先日、友人が送ってくれた本「放蕩記」。定価は1,600円。友人は、某Bオフで850円で買ったそうだ。読んだら売ってくれていいよ。もし売ったら、興味があるのでいくらだったか教えてねと言われていたので売りに行く。
無愛想なレディが裏表紙をぺらっとめくって「150円ですけどいいですか?」と言う。受付用紙の記入を促され、身分証明書を忘れたことに気づく。が、待てよ、娘の学生証のコピーをとるために預かったことを思い出す。目深に帽子を被りなおして、娘の名前を書いた。
レディがやってくるなり、
「22歳って、お客様22歳じゃないですよねっ!」キレ気味に言い放った。バレたか。いや、そりゃバレるよね。でも、いきなりケンカ腰?「あ、あの売ってきて欲しいと頼まれて、学生証も預かってきたんです」「それは詐称です!詐称になりますから!本人が来るか、お客様が出直すかしてください!」。分かったけど、暑い中を来たんだから、もうちょっと言い方があるでしょう。
帰宅して娘に顛末を報告。「本人です!って言い張ったらよかったわ」と言ったら「劣化激しすぎやろ!」って。だから、ことば遣いには注意しなさい。

2013年8月 6日 (火)

散歩会@横尾忠則現代美術館

旅の疲れを引き摺りながら、えいやっと散歩会へ。
涼しかった山から下りてきて、暑さにくらくら、横尾忠則の極彩色にくらくら・・・。

  青い字で綴られている夢だから

  うっすらと死は匂いからはじまる

  私からわたし離れてゆく水辺

  Y字路のどちらも辿り着かない朝

  踵やら肘やら夜の裂けめから


旅から戻ったら、投句で参加した某大会誌が届いていた。全ボツ!決して手は抜いておりません。T氏の、「自分への問いかけを書けるようになると、句会では抜けなくなる」という言葉を思い出す。もしやこのこと?と、いそいそ投句を確認する。・・・単に、クオリティが低いだけだった。ショック!

もう一つショックなお知らせ。神戸の海文堂書店が9月末で閉店。創業99年・・・。私のいちばん好きな書店が消えてしまう。海文堂さんがなくなったら、元町商店街に足を延ばすこともなくなるかも。

2013年8月 1日 (木)

みずうみ

みずうみは詩を綴っていた。
たましいのうたうように、水をふるわせて。
私も何か伝えたくて、
水辺でながくながく息を吐いた。


  弓なりに流れるみずうみの時間

  面影のゆれて水面になっている

  水重くなって目蓋がひらかない

  凪いでいる ナイフをちらつかせながら

  風のないみずうみ囲む夕ご飯

        (川柳 洋子の部屋「ゲストの椅子」)


5日まで、山々を訪ねてきますので、ブログもおやすみします。

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