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2013年9月30日 (月)

たんたんと等身大にする床屋

「川柳カード」大会の、俳人の佐藤文香さんと樋口由紀子さんの対談のなかで、句の詠み方の話があった。例えば、電車の窓から「印鑑」の黄色い看板が見えたとしたら、由紀子さんは「印鑑」という言葉から。文香さんは、「黄色が目だってるな」とか、感じたことから広げていくと言われた。
私は、どっちか言うと文香さんに近い。もちろん、ことばから詠むときも、見たままを詠むときもあるけれど、「?」とか「!」とか「・・・」とかを追いかけるのが好きなのだと思う。

例えば、「サイズ」という題。いろいろなサイズを考えるなかで、人の大きさ(S、M、Lではなくて器とかの方)をふと思う。自分を大きく見せたい、大きく見せている人が、等身大に戻る場所ってどこだろう?と思う。無防備な風呂場とか?・・・弱さをさらけ出せる相手の前?・・・問いが生まれ、それを持ち歩く。句会までに答えが見つからないこともよくある。
さてさて、さきほどの問い。買い物帰りに、青と赤の帯がくるくる回るのを見て「おや?」と思う。財布も何も明け渡し、無防備に首を預ける。首筋を滑る剃刀。気持ちのよさにうとうとしながらも、微かな恐怖心があるはず。男性は月に一度、床屋で等身大に誂えられてきた。ヘアサロンじゃダメなんだ。
こんな風に、原稿用紙1~2枚分の発見が一句になるのがおもしろくて、川柳がやめられない。

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コメント

なるほどね~。
ちょっと発想の幅を広げてみるわ。

桐子さん
ここにあるのは直感ですね。
直感ですべてがわかってしまう。
またあるときは直感ですべてを間違ってしまう。
論理はどうも自分を納得させるため、
間違っていないか確かめるためのようでもあります。
それでは間違わない直感どうして身に付けるかですが、
そこにはいろいろな本当にいろいろな経験が要るように思います。
またそのいろいろな経験が直感を鈍らせたりするようですので
むずかしいですね。
直感を磨く川柳、僕はいいテーマだと思います。

ミホさん、
句会前には、頭の中は問いだらけになるんだけど
答えの出ないのも多くて、句会が終ったら、問い自体忘れてしまう・・・。
そんな繰り返しです。
でも、なんだろ、最初のころよりは
ひねり出し方のコツみたいなものがちょっと分かってきたというか、
ほら、マヨネーズの最後の最後まで上手に絞りだせるみたいな。
こう、むにゅっ、ぷはっみたいな。私だけかもしれんけどね(笑)

政二さん
直感ですか・・・。
私の直感て、いちばんあてにならないんですが・・・。
むずかしいです。
このままでいいのでしょうか?

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