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2013年10月 1日 (火)

素直に泣くには髪が多すぎる

昨日、神戸元町「海文堂書店」が閉店した。最後に行けないな・・・と思っていたら、少し先へお通夜に参列することになって、途中下車して寄ることができた。
閉店が発表されてからというもの、週末など大賑わいだったらしい。本棚のあちこちに隙間ができていて切ない。大勢の人が写真を撮ったり、店員さんを労っていた。私もF店長とすこしお話した。いつもどおりおやじギャグを飛ばされて、泣きそうになった。
古いユリイカや詩集を買う。本を受け取り、「長い間ありがとうございました」と大きな声で言って店を出た。

電車は海沿いを揺れながら西へ。沖の赤いタンカーも西へ。膝には、海文堂の真青のビニール袋。つい今しがたのことなのに、遠い青になってゆく。
カイブンドウ・・・カイブンドウ・・・カイブンドウ以外ことばが浮かばない。私は青いビニール袋になって、運ばれていった。

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