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2013年11月29日 (金)

カッターの刃先折る音するお辞儀

近ごろキレる老人をよく目撃する。

雨の日のギュウギュウ詰めのバス。
「次のバスをお待ち下さい」のアナウンスで閉じたドアを、「開けろ~!」「開けろ~!」と殴りつづけ無理やり乗り込んだおばあちゃん。
銀行の通用口のインターフォン越しに、「**を出せ~!」と怒鳴っていたおばあちゃんは、女性行員が出てくるや身体を押し込む。「お客様、こちらからは困ります」の静止を、「うるさい!どけ!」と振り切って進入した。

デパ地下のおにぎり売り場では、おにぎりを1個買ったおじいちゃん。ポリ袋入りの商品を渡されて「紙袋おくれ」と言った。確かに、店員さんはちょっと(え?)という態度だった。でも、紙袋は取りに行こうとしていた。そのとき、「この百貨店は何か!おにぎり1個では紙袋は渡すな言われてんのか!いつからそういう商売してんのや!フロアマネージャー呼べ!ここの責任者も呼べ!・・・」。大声で怒鳴り始めた。間もなく男性が二人やってきて、女性店員と並んで深々と頭を下げた。
音立てて折れた。真新しい刃が、のぞいていた。

世のおばあちゃん、おじいちゃんにカルシウムを・・・。

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