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2013年11月 8日 (金)

一日のお釣りのように月が出る

おじいちゃんちからの帰り、月がきれいだと疲れがとれる。
夕べは、納戸色の空にみかん色の三日月。絵本の1ページのようだった。

  三日月はガーゼを掛けてから握る  本多洋子

「素手で触るなよ、切れるぞ」、大きな手が三日月を取ってくれた。
ガーゼをかぶせたけれど、先の尖ったところで小指の下を突いてしまう。
血玉がふくらむ。舐めながら、月の味ではないかしらとおもう。
右の手のなかに、やわらかなガーゼにつつんだ三日月の感触。
思い切り力を込めたらどうなるのだろう・・・?

・・・もう家に着いてしまった。
手のひらをひらくと、赤い筋がいっぽんついていた。

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コメント

まあまあ 私の句がとても素敵に見えますよ。

手のひらをひらくと 赤い筋がいっぽんついていた。 ナンテ
本当みたい。有難う。

この句大事にしますね。石部明さんの思い出とともに・・・。

昨夜の三日月はほんとうにきれいでしたね。桐子さんも見上げていらしたのですね。
我が家は家族そろって庭に出て、ずっ~と空を見上げていました。お月様の真下に大きく光るお星様があり大騒ぎ・・・・「金星かしら」お星様のまわりにきらきらの線まで見えて、9歳児と5歳児は大騒ぎ、本の付録のカメラを持ち出しての撮影会でした。

三日月はガーゼを掛けてから握る  本多洋子

なんだか、優しい童話が生まれそうな句ですね。
チビたちにこの句を読んでやりました。

9歳児は「私もにぎってみたいな~」
5歳児は「お月さまはガーゼをかけてネンネしてるのか・・・風邪ひくよ」ですって。

洋子さん
今夜の三日月は白っぽくて、一段と刃のようでした。

大会で披講を聴いた瞬間、ガシッと鷲づかみされた句です。
石部明さんの追悼句会で、忘れられない一句となりました。
三日月を見るたびに思い出して、
そのたびに、いろいろ妄想がふくらんで(笑)
こんな句が詠んでみたいものです。
ありがとうございます。

ひろ子さん
ほんとうにいい夜空でしたね~。
にぎやかに見あげていらしたのですね。

お孫さんの発想のかわいいこと!
そのまま絵本になりますね。

川柳って素敵ですね~。

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