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2013年11月14日 (木)

句集「松田俊彦」

昨年8月に急逝された、松田俊彦さんの遺句集が俊彦さんに学んだ有志の手で発刊されました。
句帳として愛用されていたツバメノートの装丁に、厳選100句が収められています。
以前、俊彦さんの句を「辛口吟醸酒」に例えたことがありますが、口当たりのよいやわらかな言葉が染みわたり、こころの固いところが解きほぐされるような酔い心地を誘います。


   きのういた象の姿を見ませんか 

   えんぴつを削ると村の製材所  

   そのかわり金魚一匹買ってきた

   船が出る白い手袋欲しくなる

   風が来てサイコロ振っている枯野

   海から先を考えていなかった

   てっぺんに柿がのこっている眠り

   にんげんの弱いところに咲くさくら

   倒れた自転車が雨をのせている

   きりんの死きりんを入れる箱がない


句集をご希望の方は、「えんの会」中野六助さん(TEL/FAX 075-752-8030)へお申し込みください。1部、1,000円(送料込み)
私も預かっていますので、句会でごいっしょできる方はご連絡いただきましたらお持ちします。送付ご希望の方は、senryuso@yahoo.co,jp まで。

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