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2013年12月29日 (日)

沈みますあなたがやさしすぎるから  寺岡祐輔

深いかなしみや絶望に襲われたときは、その深さまで一度どっぷり沈んだ方がいい。けれど、溺れてしまうのではないか? もう浮き上がれないのではないか? そんな不安もあって、沈まないようについ踏ん張ってしまう。そんな時寄り添ってくれる人がいると、安心して沈むことができる。「わかった、わかったで・・・」友人に手を握られ、私も子どものように声をあげて泣いた。温かなその手につかまって、かなしみの底に漂うことができた。

昨年9月、神戸新聞「沈む」で特選にいただいた祐輔さんの作品とその日の評。

きのう、祐輔さんが亡くなられました。
祐輔さん、ありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント

早すぎる死。寺岡祐輔さんの死。
お会いしたことはなかったけれど、その川柳を僕は見ていた。
手の届かない星になってしまった。
残念です。

きっと派朗さんのように、
祐輔さんの川柳を見つめていた人が
大勢おられたことと思います。
祐輔さん、よろこんでおられるでしょうね・・・。

祐輔さんの訃報に胸がしめつけられるようでした。11月3日に横浜でお目にかかり、来春の夙川の桜を見ましょうと指きりをしたのに・・・・。
神戸新聞に入選された時は必ず、メールでお知らせ、特選の時は掲載紙をお送りしておりました。祐輔さんは桐子さんの大ファンで、桐子さんの選に入ると嬉しくて、元気になれるとおっしゃってました。特選の時の桐子さんの評をそれはそれは喜んでいらっしゃいました。
大好きなお母様のもとに旅立たれた祐輔さんのご冥福を祈ります。

ひろ子さん
青い太字の万年筆の、のびやかな祐輔さんの文字を思い出します。
  いい夜だ月の光がさらさらだ
  恋文を風のかたちに破り捨て
祐輔さんの句を、たくさんの方が心に留められたと思います。

そうでしたね・・・。まっすぐにお母様のところへ向かわれたでしょう。
きっとお母様のみょうがの天ぷらを召し上がるのでしょうね・・・。

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