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2014年2月16日 (日)

しびれる

吉岡実『「死児」という絵』(1980年版)を、2,000円で入手した。
闇夜の藤のような色の布張りで、手にするだけで首筋の伸びる気がする品のよい本。
文章もまた、「・・・私のような者の孤独は精神の孤独だが、釣をするこの男の孤独は、肉体の孤独をも合併した充実した姿に思われた。魚とはなにより淋しい生き物。骨も肉も血、そして形態も幻想的だから。」・・・深遠にして格調高くうっとりする。

明治から昭和初期生まれの文人の文章が好き。「失敬」「心いぶせき」「家移り」「「不来方」・・・このような言葉に胸がきゅんきゅんする。

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