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2014年5月

2014年5月29日 (木)

ちごいねるわいぜん死にたいのんちゃうの

先日、「チキンラーメン」を句に詠んだ。
合評で、読み手のチキンラーメン体験や、思い入れによって、随分と読まれ方違うことが分かった。
「チゴイネルワイゼン」も、音楽、映画…読み手の持つイメージによって、バットの芯でとらえられたり、かすりもしなかったりするのだろう。
たとえ、かすりもしなくても、残像として忘れられなくなるような、あざやかな一句もあるのではないだろうか?…この句じゃないけど。

2014年5月27日 (火)

靴紐が・・・

見覚えあるわ〜と思ったら!、名前が出てきてビックリ!
柳本々々さんのブログ、「あとがき全集。」
うれしく読みました。そして、他にもおもしろい記事がいっぱい!

http://yagimotomotomoto.blog.fc2.com/blog-entry-64.html

私、ちょうちょ結びがヘタクソで、靴ひももエプロンも縦結びになっちゃいます。(阪神間では「たてこ」と言います)
靴紐が縦になる私は、結べないわたしさんを、思わずハグしていただいた句。

靴紐もうまく結べないんだよ、私。人との関係がうまく結べるはずないじゃん。…でも、これが私。私なんだよ…。

2014年5月26日 (月)

黒黒とあたらしい魚のけむり

新聞柳壇について、長い文章を書いた。
神戸新聞の特選句と選評もコピペして、アップしたら全部消えた。
徒労・・・。力つきた。

今日は一日雨で、しずかに雨のことも書いた。
かなり雨好きということが、分かった。梅雨前に、よかった。

2014年5月25日 (日)

黒いタネ吐き出す夜間通用口

夕べも、娘は終電。
帰りの電車で、中島みゆきの「ファイト」を聞いたら、ちょっと元気回復したのだとか。
深夜1時にご飯食べながら、中島みゆきトークで盛り上がる。
「ファイト」の、「闘いの出場通知を抱きしめて あいつは海になりました」の、「海になりました」ってどういうこと?
・・・そこはね、自由に読んでいいとこやん。
桐ちゃん、中島みゆきで何好き?
・・・その時々で変わるけど、今は「あした」とか

(「あした」を流す)

ああ、これもいい。「ただの心しか持たない 痩せた猫になっても」の「ただの心」とかいいね。
・・・好きなとこいっしょ〜。あと、「タクシードライバー」とか「ホームにて」も好き。

(次々、流す)

・・・そういえば、昔、中島みゆきのアルバム聴きながら、読んだ句がある。『豆腐一丁握り潰してたかが愛』
ギャハ、中島みゆきや〜!
・・・Misiaのアルバム聞きながらもあるよ。『さらさらのわたしあつめてぎゅっとして』
ワハハ、Misiaや〜!
中島みゆきの最近の曲って、何がある?
・・・何かな?「一期一会」とか?

(これも流す)

恋だなんだ卒業して、もう壮大な愛になってはるなあ・・・。
・・・そうそう、寂聴さんに近づいてはる(笑)

おとといは、同僚に借りたというアメリカのプロレスDVDを観た。
生活リズムが完全に夜にシフト。夜の句が多くなっておる。

2014年5月24日 (土)

運転手さんもこの橋好きですか

この前の句会で、Konaちゃんは「今日の句のテーマは、字余りと事実だったの」と言った。
私の今日の句のテーマは、小説の書き出し。ここからドラマは、はじまります。

夕べ読んだ本の書き出しは、「はじめに神話があった」。(「郷愁」ヘッセ)

2014年5月22日 (木)

しあわせなのよいもうともらんちうも

昔はガラスの器がなかったので、金魚は上から鑑賞するために姿かたちを品種改良されたと聞いたことがある。

すべては、愛でられるために…。

2014年5月21日 (水)

結局は物置になる中二階

兼題「しょせん」の句。

しょせん…、むずかしかった。
「結局は」がよくない。「物置」もあまりよくない。
もっと「中二階」の、なんだかなあな感じを出してあげたかった。

川柳をはじめたばかりの頃、作品に憧れていた方とお話できたとき、
「…しょせん川柳ですから…」とおっしゃった。あれはショックだった。

2014年5月16日 (金)

いちじくの匂い いもうと泣いている

今日は、ぽかんぽかんと雲の浮いて、マグリットのような空でした。

あまりにかわいくて、衝動買いしたのは・・・。
Ts3g0113ココナッツ!
耳もとで揺らすと、
…たっぷ…ちゃっぷ…
遠い水がささやく。

席題「果実」

健全な悪意のあって枇杷の種

刃を当てるだけで西瓜は口を割る

2014年5月15日 (木)

さみしいもの見せるほかない父といる

昨日は、草原句会。
兼題に「父」があった。
他の句はなかなかできないのに、父の句だけ次々できた。
つれあいの父なので、客観的に見ることができて詠みやすいのかな?

  そういえば父さん起きて来ないねえ

  帰り際父はあしたの天気言う

父の句で、好きな句。作者失念。

  父の日のトイレの水が止まらない

2014年5月14日 (水)

電線にきのうの空の切れっ端

昨日は神戸へ出かけたので、噂のお好み焼き「ひかり」さんへ。

JR神戸近くの、稲荷市場の端っこで終戦直後に開業。お好み焼きを寿司海苔で巻く「元祖のり巻き焼」で有名。懐かし〜いお味(マヨネーズなどなし)で、安くておいしかった!
残念ながら、市場はシャッター通りと化していて、そこを通り抜けるとき、伊藤咲子の「ひまわり娘」がかかっていた。♫だれのために咲いたの〜、それはあなたのためよ〜・・・そしていつかあなたが顔を見せなくなれば、きっと枯れてしまうのでしょう、そんなひまわりの花〜。あ〜〜、なんて切ない(涙)

2014年5月11日 (日)

小鳥屋の角でくちびる動き出す

友だちから、「谷町線文の里商店街のポスターがやけにシュール!さむい商店街をふらふらしてください」とメール。

ネットで検索したら、出て来た!商店街の活性化のために、若手のクリエイターに依頼して総選挙していたらしい。すご〜くおもしろい!

私のベスト3は、entryNo.11大嶋漬物店、entryNo.05ブティッククロサワ、entryNo.51小松豆腐店

2014年5月10日 (土)

たましいの抜けて匂いになっている

瀬戸内寂聴さんの講演会へ。

92歳になられたそうだ。
先般、森中恵美子氏は、「自分の足で棺桶に入り、内側からしずかに扉を閉めたい…」とおっしゃっていたが、寂聴さんは「自分の死の場面を口述筆記で、今、閻魔さんの前、やっぱり地獄へ行くみたい・・・と残したい」とおっしゃった。
約1時間、本には書けなかったという作家や画家との交友録を話され、「ふれあいタイム」(笑)という質疑応答の時間へ。
最初は、「物欲が止まらなくて、お金がないのに買い物をしてしまう」という女性。
「あなた、まるまるとしてしあわせそうなのに・・・」。(ぽっちゃりさん)
家族やらいろいろ聞き出し、・・・お金では買えないものがあるのよ。あなたは恵まれているわね・・・と言うと、女性は泣き出された。
つづいて、初老の男性。
「私は俳句や川柳でたびたび新聞にも載せてもらっています」(がぜん興味が湧く)
「先生も、ご著書の中には売れなかった本もおありだと思いますが・・・」
「私はね、売れなかった本は1冊もありません」
出版社の販促のプロモーション活動にも協力して、売るために努力されたとのこと。そして。
「言っときますが、俳句は売れませんよ」(バッサリ)
男性はつづけて、創作活動の悩みをぶつける。
「頭がからっぽで、5・7・5の、5すら出てこないことがあります」
「それは、才能ね」(バッサリ) そして、
世の中にはしたいことの見つからない人もいる、あなたは俳句になぐさめられているし、たまにはいい句もできるんでしょうし、それでいいじゃないですか・・・と納得させた。
終始、900名の会場を笑いに包み、おそらくほとんどの方がありがた〜い気持ちで会場を出たと思う。すごい!の一言。

会場の中之島公会堂では、ウエディングのカップルが2組も。純白のドレスが5月の陽に輝いていた。
「かわいいなぁ」「細いなぁ」「私らもあれ着た頃は、あんなもんやったで」「そやな」・・・と会話していたら、隣のおばちゃんに爆笑された。
しかし、結ばれるカップルと同じ屋根の下で、寂聴さんの「奇縁まんだら」のお話って、まさに奇縁。

2014年5月 9日 (金)

要介護認定を待つ豆の花

父の病状も安定してきた。
車いすを降り、歩行器も手放し、杖で歩くところまで回復したのに驚いていたら、なんと今日は車を運転してみたって…気持ちは分かるけど、咄嗟の対応が無理だと思う。やめてほしい…。でも誰にも止められない。
ケアマネさんが初めてヒアリングに来られた日、「これからどうしたいと思っていらっしゃいますか?」と聞かれ、「また畑にも行きたいし、釣りにも行きたい」と父は答えた。
気の毒だけれど、それは叶わない夢と思ったが、父の生きることへの執着が夢を現実に近づけている。

揺れていた豆の花も、たくさんの実をつけた。待ちかねていた入れ歯も出来上がり、カツカツと盛大に音を立てて、豆ご飯を食べていた。

2014年5月 8日 (木)

ひるすぎの恥骨まっすぐ立て直す

いつも通り、夕飯を作りにおじいちゃんちへ。

おばあちゃんが二人遊びに来ていて、近所のうわさ話や、他所んちの嫁の悪口や、自分ちの嫁の悪口や、一般的な嫁の悪口で盛り上がっていた。橋田壽賀子ドラマか!と聞いていたが、次第に気持ちが萎えてしまった。
「ちょっと急用ができたので、今日は支度だけして帰りますね」と、いっしょに食べずに帰宅。
橋の上で帽子が風に飛ばされて、きりもみしながら川面へ。ゆうゆうと流れてゆくのを見送った。帽子に耳がついたままだといいのに・・・。
聞き流すには、風のようなものが必要なんだな。風を探さねば・・・。

2014年5月 7日 (水)

リカちゃんは頷きました折れました

旅先で読んだ新聞の人生相談の回答者が、友人の元カレを略奪した女性だった。(大昔のことだけど。)自分を弄んだ既婚男性に復讐したいという相談に、不倫をしておいて・・・と叱責していた。まっとうだけど、何となく違和感。

それより驚いたのは、写真の彼女と友人が似ていたこと。男性の好きなタイプって、ほんと変わらないね〜。

2014年5月 6日 (火)

母のゆび娘のゆびブラのたたみ方

朝からいっぱい洗濯して、おむすび握って、友だちと中山寺奥の院へ登ってきた。
ハイキング気分で行ったら、かなり登山だった。
下りてから、桂枝雀さんのお墓に参って、境内でさみし気に大道芸をやっていた男子の観客になって盛り上げてあげる。
帰宅して、昼寝をしてしまい、おじいちゃんちへ大慌てで行く。スーパーの柱のとこに映った顔を見たら、ほっぺたにシーツのあとがついていた!
おかずを考える余裕を失い、目の前にあったタコを掴んじゃってタコ焼きにする。ソース、しょうゆ、ポン酢、出汁、塩ごま油、チーズ・・・と味のバリエーションでごまかす。
先ほど洗濯を取り込み、おたたみ終了。たたんであげた洗濯物を、娘は大方たたみ直す。ぜったい合わせてやらない。娘も妥協しない。

2014年5月 5日 (月)

おしまいはどこでもよくて砂の旅

あれは「So」の打ち上げでのこと。
「今度、秋田の帰りに杜人の句会に行くよ」と、凛ちゃん。ビールの勢いで「じゃ、私も行くわ」と。はるばる杜人句会へ。
到着後すぐ、初めましての方々との句会前だというのに、牛タン定食で我慢できずに生ビールを飲んでしまう。
句会場は、まさかの管理人さん不在で鍵が開かない。非常事態にも、杜人の皆さんの落ち着きぶりがすばらしい。
だいたい、おしゃべりのリズムがゆ〜ったりしていて、撫でるように刺も骨も抜かれる感じで、みるみるゆるゆるになった。
急遽、近くの公共施設へ異動して無事句会。句も、句会の雰囲気も新鮮!自分の句についてもいろいろ思うことがあって、ありがたかった。

翌朝、まず仙台駅で荷物をロッカーに預ける。
ん?なんかここ知ってる。はじめて来たのに・・・ま、コインロッカーだし、似たようなところがあったのかな・・・?
!!!「アヒルと鴨のコインロッカー」。さいごに神様を閉じ込めたロッカー!そうか、あの映画仙台だったか・・・。ボブ・ディラン「風に吹かれて」に、スイッチが入る。
「るーぷる仙台」という見どころを循環するバスで、市内を巡る。欅、銀杏、楠・・・若葉がちりちり輝いてほんとうにうつくしい。
「風に吹かれて」を口ずさみながら、青葉風に吹かれながら、どんどん帰りたくなくなってしまった。

2014年5月 3日 (土)

すれ違いざまに桜と入れ替わる

月のない今夜が、最後のチャンス。桜は息を詰めて待っていた。

放心したような女がやってきて立ち止まり、何やら呟きながら花を見上げる。ぐっと顎を持ち上げたそのとき、今だ!

 桜は女と入れ替わった。

一年前の私も、気づいたら桜になっていた。

満開の闇夜に、女の喉を通してしか、たましいは入れ替われない。過去には、七年も桜で過ごした女もいるそうな。

桜になったことのある女とは、一度だけ話したことがある。

桜の香が薄らいで、私の体臭に戻りかけていた秋口のこと。地下鉄のホームで、見知らぬ女が親しげに話しかけてきた。

 階段を伝って降りてくる風に揺れる、私の腕を見て分かったと言う。そう、私たちは、しだれ桜だった。

「私なんてもう十年以上経つのにね、腕がほら、風に揺れるのよ…」と、女は笑った。

 そうしてまた、花の季節が巡ってきた。桜になるのは一度きり。二度と入れ替わることはないと分かっていても、足がすくんで近づくことができない。

 花も終わりの頃、ようやく女の桜を見に行った。新しい葉が青々と木を埋め尽くしているのに、未練がましく花が残っている。よく遊びに来ていた鳥たちは、一羽もいない。

 通りがかったおばあさんが、「今年は花の色がうんと濃いし、長いこと咲いとるのよ…」と、嬉しそうに教えてくれた。

 そういえば…、あの夜、女の手は血に染まり、うわ言のように男の名を呼んでいた。

2014年5月 2日 (金)

フェニックス川柳会合同句集  第三号

瀬戸市は、丸山進さんの教室で年1回発行されている句集。

句会で顔を合わせる方もちらほら。とにかく皆さん、川柳を楽しんでいらっしゃる。
一年の句から、10句を選んで残していく・・・大事なことだなあと思う。
 
    ぼたん付け出来ぬ女の付けまつ毛     田地尚子
    窓見てた小さな空が映ってた       稲垣康江
    雪の下紅く咲くのはどんな傷       坂下昭子
    Yシャツを表千家で干してみる      安井紀代子
    雪道も寒くはないね傘一つ        荒井義機
    道祖神モナリザよりも謎の笑み      水谷克行
    よくかんで素直になった餅を飲む     深谷江利子
    目に見えぬ時が体を支配する       高橋ひろこ
    ハグしたい気持ちが萎えて案山子です   太田昌宏
    信号待ち花壇の草を五本抜く       高田桂子
    何となく添えてもらった手の温さ     松長  進
    たい焼きを今日はしっぽから食べる    神谷君子
    丹田にちからをこめる前の技       安藤なみ
    幸せのふちを歩いて来たたまご      平子久仁子
    小雪舞う畑の大根色気出す        岩佐正彦
    この顔を支え続けてくれる首       三好光明
    落ちるなら底なし沼と決めている     北原 修
    聞こえます私を閉じている音が      丸山 進

2014年5月 1日 (木)

つぎの波もしくは便箋一枚

今日、5月1日は、はじめて母になった日。

で、朝からこんな歌。ビートルズナンバーのなかで、5本指に入る一曲。

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