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2014年10月23日 (木)

銀紙剝ぐ いもうとの雨になる

新思潮研修句会は、37名参加。事前に3句投句、5句選で、当日は集計結果をもとに高得点句から合評した。

私が秀句にいただいたのは、
  めくらぶどうひとつぶずつのぎゃーていぎゃーてい    むさし
川柳として完成度の高い句がたくさんある中で、とにかく揺さぶられ、最後まで掴んで離してくれなかった句だ。宮沢賢治の「めくらぶどうと虹」と、般若心経が浮かんでは溶け合う。あるかないか、見えるか見えないか・・・そんなこともいい、心にこだわるものをなくしたい…という、祈りのようなものを感じた。
私しか選ばないかも?と思ったら、なんのなんの最高点だった。やっぱり、祈りのような、おまじないのような力を発している句なのだ。
選ばなかった方の意見としては、やはり「めくら」という言葉への違和感、「ぎゃーていぎゃーてい」の既視感など。それは、出るだろうなとは思った。
秀句作品には、他の人からは疑問や、反感の出るケースもままある。誰からも支持される、最大公約数的な句ではないことが多いから。選には覚悟がいるといつも思う。
タイトルは、私の句。この句も、「銀紙を剥ぐ」と「を」はいらないのか、一字あけは必要か、いもうとはひらがな表記で情緒的に書かれているなど、たくさん意見をいただけた。
句会を通して、多様な川柳観と出逢えたことがよかった。川柳は自由だと、あらためて思った。

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コメント

桐子さん、こんばんは。
青森の研修句会、お疲れ様でした。
初対面にも関わらず、楽しい時間をありがとうございました。
いろんな川柳観。
そうですね。
実は「新思潮」は私にとってちょっと敷居の
高いところでしたが、最初に岡田俊介さんいご挨拶をさせて
いただいて緊張がほぐれたました。
桐子さんが私のブログご存じだったのもハッピーでした。
でも、皆さんの理路整然としたお話に、
自分の勉強不足を痛感しています。
遠くからのご参加にもかかわらず、
美味しいお土産、ごちそうさまでした。

また、お会いできるのを楽しみにしています。


(えーと、それから、ごめんなさい。
お写真、流出してしまいました。)

かなえさん、こんばんは。
こちらこそ、ありがとうございました。
私も、新思潮の研修会は初参加でした。
何でも、川柳の元気な地域に出かけて、地元の柳人との交流、
意見交換することを大事になさっているそうです。
印象に残ったことばが、いっぱいありました。

青森の皆さまの、一気に距離を縮める笑顔とトークがまたすばらしい!
私はだいたい人見知りが強いのに、よくしゃべり、笑ったことです。
北の大阪みたいでした。
お名前とお顔が分かると、句が声で聞こえたりするのも、またたのしみです。

あ、ふくろう君。娘のBFに似ていて、かなりウケました。
ありがとうございました。

また、どこかで、お目にかかれますように…。
(写真、うそうそ。ず〜〜〜っと、最大体重更新中。あんなもんです。すみません)

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