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2015年1月27日 (火)

小次郎

「バガボンド」では、佐々木小次郎は幼少期から耳が聞こえないという設定になっている。

言葉にした途端になにか違和感をおぼえる、そういうことがある。
人の感情とは、言葉で過不足なく表せるもののほうがじつは少ないのかもしれない。
形のない感情を形のないままに伝えられないものか。
そんなことを考えているうちに、言葉のやりとりを用いないキャラクターが生まれた。(井上雄彦「バガボンド」16巻)

浜辺での決闘の最中、小次郎が「あ〜〜、う〜〜」と歌うように声をあげる。それは波音。からだの感じる音を、からだで発していた。…ことばを、急ぎすぎてはいけないかもしれない。

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