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2015年3月

2015年3月31日 (火)

犬として幻の土かけておく

父も母も高齢なので、実家からの電話にはドキッとする。

今日も何かと思ったら、ゆず(犬)の血尿だった。あわてて病院へ連れて行く。膀胱炎でほっとしたけれど、レントゲンと血液検査と薬とサプリメントで18,000円。ひぇ〜。
パピヨンを連れたおばあさんの犬語り。「前の犬は、13歳で足が弱ったなと思ったら1週間でころっと死にましてん。私が台所にいたら「ひ〜ん」とおかしな声あげて、あわてて行ったらもう目を閉じてて、口に水を入れてやったらゴクンと飲んでおしまい。ひとつも世話もかけんとなぁ…」「いい往生ですね」「ほんまになぁ」・・・。
病院を出て、ゆずに桜を見せてやった。ゆずの白濁した瞳に、さくらが白く映った。地面に下ろすと、笑いながら三歩歩いた。昼間の出来事を、もうなつかしく感じるのは、さくらのせいだろうか?

2015年3月29日 (日)

カラダ

男性作家Y氏とM氏の小説の中で、からだは「軀」が使われていた。
「軀」は肉体を現すけれど、字に「品」が含まれているせいか、生々しさが抑えられる。「体躯」だと体格ぽいし、「身体」「体」では精神性が薄まる感じ。私が川柳によく使うのは「からだ」「カラダ」…より入れ物に近づく。M氏は、ぜったい腋フェチ。短編集ゆえ判明した腋窩描写率の高さ(笑)句集でも、まとまったから見えるものってある。こわい。

今夜も「春鹿」を飲んだ。いっしょに飲んだ人が、このお酒をひと言で表現せよと言うので、「福山雅治」と答えた。すっきりきれいなんだけど、ちょっとだけ色気というか危なさが足りないと説明した。何を贅沢な…ですね、ほんまに。

2015年3月28日 (土)

フライングお花見

夕べは、社会人最初の職場の先輩方との飲み会。かれこれ30年のおつきあい。

乾杯後すぐ、3年ほど前から俳句を始めたMさんから作品集が配られた。すると…。
「ほぉ〜俳句とはすごいな。まだ川柳やったらなぁ、できそうやけどな」「僕は今年、ホワイトデーのお返しに川柳を1句ずつ添えて渡した。なかなか好評やったで…」
♪ちょっと待って、ちょっと待って、お兄さ〜ん!である。これまで川柳のことは言ってなかったが、黙っていられなくなった。「あの…私川柳してるんです」…とカミングアウト。ちょこっと川柳のこと話したけれど、川柳と言えばサラ川、シルバー川柳なんだなあ、やっぱり(泣)
Tさん、Kさんは心筋梗塞で入院したとかで、全員集まれたことが奇跡だとよろこび合う。1人はお酒をやめたし、みんな酒量も減ったので、もう飲み放題付きはいらんでしょと言ったら、「桐ちゃんがおるがな…」って。私対策?!じゃあ、じゃあプレモルしかない店はご勘弁を〜。

2015年3月24日 (火)

もくれん

紫木蓮の花びらは、外が深い紫、内はやわらかな白。

 もくれんの赤紫の花かげに小さき僧侶ひとりづつ居る  小島ゆかり

こんな歌を思い出して、花びらを踏まないように行く。
昨日、友人への受け答えがあれでよかったのか…と、一日ぐるぐる考える。紫木蓮の花びらのような日。

2015年3月23日 (月)

寒っ!

「しあわせって何?」と、Aちゃんがつぶやいた 。「なんやろね…」。Aちゃんは、傷口を確かめるように、思い出のイノダコーヒー本店へ行きたいという。コートも羽織らずに出かけてしまったので猛烈に寒かったけど、他に私にできることはないのでイノダ本店へ向かった。

何の力にもなれないまま、朝食セットを平らげて帰ってきた。昨日まで蕾だった、お寺の枝垂れ桜がポツポツひらいていた。…しあわせって、しあわせかどうかなんて考えないことだよね、きっと。

2015年3月22日 (日)

つじつまを合わす白ごま振りかけて

法事が終わったー。

ご院主さんの法話は、相田みつをだった。コピーが配られたとき、「出た、みつを」と声が出てしまい、娘にパシッと叩かれた。
縁起十二章 おかげさま人生
いいことはおかげさまわるいことは身から出たさび
(略)七、子供のおかげで親になれる  子供がいなければいくつになってもただの年寄り。(略)
こういうのに、ざわざわしてしまう。「子供」を狭義にとらえる私の読みが浅いのでしょうか?
ご院主さんも随分お年を召された。着替えられたとき、袈裟から黄色い消しゴムみたいなものが転がり落ちてきて、何かと思ったら干涸びたお饅頭だった。

とにかく、16年前に96歳で亡くなったおばあちゃん、藤江さんのために、子、孫、ひ孫…親戚縁者が集って、春のひとときを過ごした。藤江さん、よろこんでくれたかな。

2015年3月21日 (土)

封筒のふくらみうすく姉の肺

ねじまき句会、兼題「肺」。難題であった。

肺のことをあれこれ考えるうちに、肺呼吸への進化って鳴く(泣く、声をだす)ためだったのかもね…と思った。
そういえば、一度だけ肺炎になったことがある。かかりつけのO先生が「ここ、左の肺が白くなっているでしょう」と指差した。肺という文学的な病に似つかわしい白いもやもや…全身のぐったりとうっとりが溶けあった。

2015年3月18日 (水)

加熱用牡蠣の匂っている孤独

孤独には百の顔がある。(「トーベ・ヤンソン ー 仕事、愛、ムーミン」 ポエル・ウェスティン 講談社)

本日は、雷雨。春雷は、若い孤独だなぁ。

2015年3月16日 (月)

きゃっ

部屋の隅に積んでいた、読み終えた本を図書館に返しに行った。返却ボックスにストン、ストン、ストン…と落とし入れる。

帰宅して、私物の本も入れてしまったことに気づいた。寄贈してもいいのです。密林で273円で買った本だし、たぶんもう読まないし…「壇蜜日記」。えとあの、連絡しませんけど、活用いただけたら幸いです。

出来上がった句の上5に迷いがあって、娘に「Tだったら、何入れる?」と聞いてみた。桐ちゃん、何入れたん?と聞くので、「*****か*****」で迷ってると言うと、目を丸くして「桐ちゃん、どっちもやめた方がいいで。エロすぎ〜」って。まったくそんな発想の句じゃなかったので気づかなかったけれど、言われてみれば…。壇蜜さん効果かなあ?

2015年3月11日 (水)

海へ向き海も見ないでいもうとは

今日は濃い一日だったけど、いつになく素直でいられた。3月11日のこころ。

篠田節子「長女たち」が、アナコンダに締め上げられていくように苦しいので(経験あるのか?)、Y子さんに教えてあげようと思ったら、「篠田節子 長女たち  新潮社 こえーよ」というメールが届く。思わぬシンクロ。「私は逃げられないよ〜」と返信したら「わたすも」って、かなり北の地へ行っておるではないか。

2015年3月10日 (火)

ねむるたび小さくなってゆきました

今夜も締め切りカウントダウンに入って、何とか投句。

投句したら、急に冷えが来た。それどころじゃなかったんだ(笑)湯たんぽ入れて、寝よ。

2015年3月 9日 (月)

くもり空から鳩は生まれて来たんだね

「バースデーカラー」って、ご存知ですか?
私のカラーは、「鳩羽鼠」ですって。鳩の羽のグレイ…地味っ…。

ジムの「ポルドブラ」というバレエの動きのエクササイズは、2〜3ヶ月で1曲仕上げて踊る。今回の曲は、 Hayley Westenraカバーのコブクロ「蕾」。知ってる曲のせいか、おばちゃんたちノリノリ。実に婦人会の余興ぽく熱いのだ!!

2015年3月 8日 (日)

そら耳の空に寒月浮いている

時実新子を読み合う会、兼題「月」へ提出した句。

懇親会の場所は下見したのに、会場の下見をしていなかった。花隈駅から山手へ5分なので、すぐに分かると思っていたら、それらしき建物が見当たらない。交番へ駆け込むと、若いおまわりさんが、「今、ここにいます。労働センターは、ここです」と壁の地図を指差す。「あ、まだまだまっすぐ向うですね」「いや、それは反対です!」。交番を出ると後ろから「左ですよ。道が3つに分かれるまで曲がらないでください。気をつけてください」と見送ってくださった。それほど念を押してもらったのに、3つに分かれている道を見たところで曲がって、一度間違えて辿りついた。とにかく、分かりにくい場所でした。皆さまよくぞ集まってくださいました。

スタートは2人でも3人でもいいよね…と話していましたが、雨のなか15名もおいでいだだき、メールでも6句お寄せいただけました。
反省はいっぱいありすぎで、特に、私の新子1句に間違いがあったのは考えないといけませんが、思い出話あり、読みの交換あり、なごやかにあたたかい時間を過ごすことができて、皆さまに感謝いたします。ほんとうに、ありがとうございました。
集まった、今、こころに響く新子1句です。1句も重ならなかったことに驚き!

  乾杯と未来が好きな男たち

  こんなことで泣いてなるかと空を見る

  たましいのかたちとわれてまるくかく

  つなぐ手の母なり子なりすべてなり

  初めて人を愛す水面の匂いかな

  あとすこしなれば許されずに歩く

  靴音が近づき胸を踏んで過ぎ

  もう○をもらえない句を書いて書いて

  こうして今年何ときれいなお月様

  嫌い抜くために隙なく粧いぬ

  たわむれの鋏が垂直に落ちた

  斬っても斬っても母のくらがり

  いのち惜し春の野犬の目のように

  ふたたびの男女となりぬ春の泥

  私には私の道のまっくらがり

  玻璃の中死は垂直に降りて来る (*玻璃 でした)

  かなしみは遠く遠くに桃をむく

  合掌の形で蛍つぶしけり

  何だ何だと大きな月が昇りくる

  それも百体人形が目をひらく

  君は日の子われは月の子顔あげよ

  かの子には一平が居たながい雨

  行末を激しく問いぬキリギリス

 
 

2015年3月 5日 (木)

時実新子を読み合う会 

3月10日は、時実新子の忌日、月の子忌です。一昨年にお嬢さまが亡くなられたこともあり、もう忌日の句会等も開かれないようです。
もちろん、その日句集をひらいたり、それぞれの形で偲ばれる方は大勢いらっしゃることと思いますが、句集「有夫恋」の激しい情念句のイメージの強い新子を、もう一度読み直す場、新しい方に新子と出会っていただく場があってもいいかな?と、新子を読み合う会を企画しました。
当日ご参加いただけない方からも、今、心に響く新子の一句は、明日(6日)までメールで受け付けています。1句とコメントをお寄せください。 → senryuso@yahoo.co.jp
当日、披露させていただき、後ほど会報と、新子冊子(毎年発行予定)を進呈いたします。

2015年3月 4日 (水)

散歩会@高円山 白毫寺

奈良の高台にひっそり佇むお寺。天然記念物の五色椿は、まだ莟固く浅くねむっていた。春浅いひんやりした空気と、芽吹きや開花の力を溜めた草木のエネルギー。春のアンバランスさも、寺にあってはしずまっている。

私らしくない句ができたのは、行きに読んだ句集「実朝の首」飯田良祐さんのおかげではないかしら、とおもう。

奈良に行けば、「春鹿」は飲んで帰らねばとちょい飲み。伊丹に着いたら友人とばったりで、伊丹のお酒「老松」ちょい飲み。久しぶりの灘の酒「剣菱」いと旨し。なかなか家に辿りつかない夜であった(笑)

  三月のぬかるみに似たごあいさつ

  まだ燃えたことのないろうそくでしょう

  閻魔さんの奥歯に大宴会場

  ドリームランド跡地へ猫を捨てにゆく

  ビニールの燃える匂いのする椿
 

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