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2015年3月 8日 (日)

そら耳の空に寒月浮いている

時実新子を読み合う会、兼題「月」へ提出した句。

懇親会の場所は下見したのに、会場の下見をしていなかった。花隈駅から山手へ5分なので、すぐに分かると思っていたら、それらしき建物が見当たらない。交番へ駆け込むと、若いおまわりさんが、「今、ここにいます。労働センターは、ここです」と壁の地図を指差す。「あ、まだまだまっすぐ向うですね」「いや、それは反対です!」。交番を出ると後ろから「左ですよ。道が3つに分かれるまで曲がらないでください。気をつけてください」と見送ってくださった。それほど念を押してもらったのに、3つに分かれている道を見たところで曲がって、一度間違えて辿りついた。とにかく、分かりにくい場所でした。皆さまよくぞ集まってくださいました。

スタートは2人でも3人でもいいよね…と話していましたが、雨のなか15名もおいでいだだき、メールでも6句お寄せいただけました。
反省はいっぱいありすぎで、特に、私の新子1句に間違いがあったのは考えないといけませんが、思い出話あり、読みの交換あり、なごやかにあたたかい時間を過ごすことができて、皆さまに感謝いたします。ほんとうに、ありがとうございました。
集まった、今、こころに響く新子1句です。1句も重ならなかったことに驚き!

  乾杯と未来が好きな男たち

  こんなことで泣いてなるかと空を見る

  たましいのかたちとわれてまるくかく

  つなぐ手の母なり子なりすべてなり

  初めて人を愛す水面の匂いかな

  あとすこしなれば許されずに歩く

  靴音が近づき胸を踏んで過ぎ

  もう○をもらえない句を書いて書いて

  こうして今年何ときれいなお月様

  嫌い抜くために隙なく粧いぬ

  たわむれの鋏が垂直に落ちた

  斬っても斬っても母のくらがり

  いのち惜し春の野犬の目のように

  ふたたびの男女となりぬ春の泥

  私には私の道のまっくらがり

  玻璃の中死は垂直に降りて来る (*玻璃 でした)

  かなしみは遠く遠くに桃をむく

  合掌の形で蛍つぶしけり

  何だ何だと大きな月が昇りくる

  それも百体人形が目をひらく

  君は日の子われは月の子顔あげよ

  かの子には一平が居たながい雨

  行末を激しく問いぬキリギリス

 
 

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コメント

お疲れ様!
お約束のように道に迷ったのね
雨でタクシー組が多かったようです

近頃老眼で瑠璃と玻璃の区別が……
あ、言い訳してる場合ではないです
気を付けます

凛ちゃん、おつかれさまでした。
何もかもおんぶに抱っこですみませんでした。
菜の花とみもざが、灯っていましたね。
ありがとうございました。

いえいえ、凛ちゃんが「るり」と言うまで
「はり」と読んでいた私です。
瑠璃=りん、玻璃=新子ですね。
校正向きでない、この雑な眼をどうしましょう。
…新子先生、呆れてるよね?

桐子さん(凛さんも!)お疲れさまでした。
いろんな句、いろんな読み方を知れる
良い会でした。
企画、準備も合わせ大変お世話になりました。

いろんな新子句に出会えるとともにその時々で
自分自身の受け止め方が変わってくる様を
楽しみたいと思います。
良い会には楽しいお酒も付いてくるものなんですね♪
両方、参加出来てとても楽しかったです。
ありがとうございました。

由佳さん、雨の中ありがとうございました。

新子先生の句の、くらがりや泥に
ぬくもりを感じる方が多いことが印象的でした。
「読み合う」のも、いいものですね。
回を重ねて、うまく読み合えるようにしていきたいです。

もちろんお酒付きです!
来年に向けて、いいお店を探しておきます。
あ、ご存知かもしれませんが、
花隈駅西口を出て、モダン寺一帯は
あまり知られていないグルメスポットです!

また、どこか句会でごいっしょできるのをたのしみにしています。

桐子さん
お疲れさまでした。
無事終わったようですね。
15名集まれば十分だと思います。
どのように進められたかわかりませんが
このように句を採り上げられることに
新子さんもきっとよろこんでおられると思います。
そして、まどかさんもですね。

知られるにつれ、参加者もだんだん増えるように思いますが
限られた時間の中でどう進めていくか
うまくいく方法が見つかれば
また教えてください。


政二さん
新子先生の5年以上の弟子、5年未満の弟子、師弟関係なし、が
それぞれ3分の1ずつくらいの会でした。
本人像をからめての話、句だけの話…
いろいろな角度で読まれたことも、よかったと思います。

人数と時間ですよね…課題は。
今回は少人数を想定して考えた内容が、ぎりぎりの人数でした。
来年はもうちょっと考えます。

桐子さん、凛さん
お疲れ様でした。
昨日ある句会でお目にかかった方が「新子さんの句を読みあう会が始まったようですね。新子さんはいいお弟子さんをもたれていますね。楽しみにしています」と。
新子先生の笑い声が聞こえそうです。
次の会には、ぜひ出席したいと思っております。
ありがとうございました。

桐子さん、凛さん
素晴らしい企画だと思いました。こういうのは最初の一歩が
大きいですね。新子さん経歴が3分の1ずつというのと、好きな句がひとつも重ならなかったことに、
びっくりしたり時代を感じたりです。
次が楽しみですね。お疲れ様でした。

ひろ子さん
うれしいお知らせを、ありがとうございました。
新子先生の句集を持っていないという方も何名かいらっしゃいました。
読みたくても、句集が手に入りにくかったり、図書館にも置かれてなかったり…
そうなんですよね、残念ながら川柳って。
来年のご予約、励みになります。
月の子忌前後で、神戸で、交通至便、駅近、飲み放題つきで開催いたします。
新子先生は、「あなたたちなら、しょうがないわね…」と見守ってくださっているでしょうか?

進さん、句をお寄せいただきありがとうございました。

いつも他力本願な私たちをその気にさせてくださったのは、利秋さんです。
もう誰にも相談せずに自分たちでやってみたらと、壁ドンじゃなくて背中ドンして
さりげなく、影になり、影になりサポートくださいました。

句の読みには「時代」も大きく影響すると思います。特に、時実新子は。
今読み返してアンソロジーを編んだら、新しい句に光が当たると思うのです。
とにかく続けて、会の進め方とか少しずつよくなっていけば…と思っています。
また、アドバイスください。

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