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2015年4月 2日 (木)

飯田良祐句集「実朝の首」

   洛陽の鹿 千遍も干す布団

   堤防の男は訪問販売員

   母一人子一人で棲む腋の下

   ポイントを貯めて桜の枝を折る

   猫町に二つの月と猫車

   吊り下げてみると大きな父である

   シナモンをふりかけ東京の妹

   百万遍死んでも四足歩行なり

   愛国心なんとすばやくたたむこと

   短調から長調へとサラダ巻き

話題になった句集なので、すでに多くの方が取り上げられました。
どなたも触れておられなかったことで、私が感じたのは句姿が洗練されているということ。美的センスが、作者の天性のものなのか、計算されたものなのかは分かりませんが、字面、ことばとことばの繋がり、流れ、調べ…句のうつくしさが印象的です。このブログは、横書きなので伝えきれないのが残念!
やっぱり私は句姿のうつくしさに弱いのかな…。書体が「精興社書体」とか「岩田細明朝体」だったら、どんな感じになるのかな?と、変な妄想まで起こさせた句集でした。
(川柳カード叢書② 川柳カード TEL&FAX 0725-56-2895)

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