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2015年4月17日 (金)

リアリズム

木村はこう述べている。「写真の真実性とか写実性とかいうものと、リアリズムというものを、ここではっきりわけないといけないと思うんですよ。真実性というのは、コップならコップは、だれが写しても写真が持っている真実ですよ。リアリズムはそうじゃなくて、作家の心の中の真実を表現しようというものが加わらなければならない」(「カメラ」1951年12月号  (「木村伊兵衛と土門拳 写真とその生涯 三島靖 平凡社)

写真と川柳は、ジャンルとしての課題に共通点がみられ興味深かった。
芸術としての写真、文芸としての川柳の社会的評価の低さ。報道写真、時事川柳という、時代の記録、社会批判の系統を含むところ。一握りの芸術家、作家指向と、大多数の愛好家によって形作られている、など。
写真は、カメラや携帯電話、スマートフォンのカメラ機能の進化も含め、そのたのしみを大衆に行き渡らせながら、芸術としての評価も高め、新しいものも生まれてきている。コンテストや雑誌など、カメラメーカーというスポンサーの存在も大きいけれど、何かヒントがあるかもしれない。

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コメント

桐子さん
木村伊兵衛氏の言葉はその通りだと思います。

日常詠の川柳が、作者の日常の報告に終わるか
作品にまでなるかの違いがどこにあるのかですが
生きることに対しての作者の関わり方に
リアリティーがあるのかどうかだと思います。

先日、深夜ラジオから「生きることが仕事」という
言葉をいただきました。

政二さん
私も、木村氏の言葉がすとんと胸に落ちました。

木村氏、土門氏ともに、「生きることが写真」でしたね。
そういう人が、ジャンルのステージを変えていったのだと感じました。

「生きることが仕事」…いい言葉です。
皆さま、今日も一日おつかれさまでした。

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