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2015年5月 1日 (金)

散歩会@チューリヒ美術館展

日本とスイスの国交樹立150年記念ということで、モネ、シャガール、ホドラー、クレー、マティス、ピカソ、ミロ…オールスターの代表作集結。絵から流れ出る冷気、熱気。絵のもたらす浮遊感、沈静感。花疲れにも似た状態で、作句、選句。

 

  咲いているあたりはぬるいモネの水

  つま先が冷えてムンクの夜になる

  生き返らないように水を含ませる

  歌声で大きな骨を切り刻む

  正面からおとうと見ると泣けてくる

  細くて長くて兄弟愛でした

  大阪都構想蛍光色の月

  黒猫を産んでけむりは消えました

 

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コメント

桐子さん
お疲れさまでした。

参加しないでわかったことは
やはり吟行はその場にいてこそ手に入る言葉にこだわるというか
素直に受け入れることでおもしろい句ができる。
そう感じました。
たとえばここではモネとかムンクとかは
美術館ではあたりまえになり、はずしたがりますが
そこをはなれるとまた違ってくる。
また、絵の世界に入り込んで「おとうと」と書けば
新しい弟があらわれる。
このことに気づくのも続けていればこそかもしれません。
感じたことをそのまま書くことのむずかしさですね。
ついつい受けを意識してしまう世界ですから。

政二さん

もし吟行に参加せずに選をしたら
選ぶ句は違うでしょうね。
今、見て、触れて、感じた、その余韻に
ビビッと反応してしまう句とか、あります。

散歩会は、同じものを見た人の書き方が勉強になります。
そんな書き方があったのか〜!と、毎回発見します。
今回は、席題でも感じました。
たぶん身体の運動とおなじで、力を抜いた方が
可動域がひろがるというか、自由度がひろがるのでしょうね。
ベテランの方々は、自由自在で実にたのしそうでした。

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