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2015年6月 5日 (金)

「ほぼむほん」 きゅういち句集

  遠雷やすべては奇より孵化をした

  自転車に下唇を当ててみる

  昏睡に野焼きの煙低く見ゆ

  原子炉で冷たい飯を炊かんかな

  それとなくバナナが笑うおい小池

  永遠の廊下を磨く銀座支社

  ビニール袋にまだ脈打っていて美しき

  今更を並べ終えれば渚かな

  逆さですあふれそうです鶴見えます

  パサパサの忍び難きが炊きあがる

私の引いた10句は、比較的味わいやすい作品。1句の中に言葉が多い。多弁なのによく分からない句が並ぶ。具のいっぱい挟まったフランスパンみたい。噛んでも噛んでも呑み込めない。だいたい20句くらいで、顎が疲れ満腹になるので、休み休み取り出しては齧る。くり返し読むうちに、食感や、音、匂いの好きな句が出てくる。少しずつ馴染んでいく感じ…やばい、やみつきになるかも。たまにはこういう句集も読まないと、川柳顎が弱る。 (川柳カード叢書①)

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コメント

たしかに、これ読んでいると川柳顎が強くなりそうです。
やみつきになると一回噛めばすぐ呑めるようになるかもです。
そのうち顎が発達して顔の形が変わってきたりして(笑)。
でも喰わず嫌いせず、いろいろ読むのはよいことだと思いますよ。

え〜、顎が発達?
モアイ像みたいな顔になったら、
きゅういちさんに責任とってもらいましょ!

まずは、いろいろ読んでみないと
ほんとうにどれが好きかも分かりませんもんね。

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