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2015年11月

2015年11月29日 (日)

高枝を払う宙ぶらりんの舌

ささやかな心の動き、かすかな体感を詠む…。

もしかして、これも老化現象か?

2015年11月27日 (金)

柿の実を数えてくれる喉仏

何でもない情景なのに、心に残るものがある。ほとんど無意識に切り取る一コマには、何か心を動かすものがあるのだと思う。

「桐子さん、俳句になってきてるよ」と、数ヶ月前に某句会で言われた。俳人さんが、「川柳になってきてるよ」と言われると、ムッとするでしょう(たぶん)。 川柳を俳句ぽいと言われて、気を悪くする人はほとんどいないと思う。私も、嫌な感じはしなかった。そこは、どっちでもいい気もする。ただ、作品に点数が入らないのは、俳句ぽさの問題なのか、クオリティの問題なのか…そこだ。

2015年11月25日 (水)

食卓を流れる日本語の字幕

先週から母が滞在中。前回来た時より、さらに耳が遠くなっている。
声が聞こえにくいと、心理的な距離も遠くなるのかな? どうも周囲の振る舞いや、対応に疑心暗鬼の傾向がみられる。逆に、手紙のことばは素直に心に落ちるらしく、筆まめな姪っ子を支えにしている 。

2015年11月19日 (木)

炭酸の弾ける音を買って帰る

半月ほど前、美容院に行った時のこと。

案内された椅子のとなりの先客は、カウンセリングが始まったところだった。若い男性スタッフが、「今日はどのようにいたしましょう」と尋ねる。「カノーミカにして」「…カノーミカ……(約2秒)はい、はい、叶姉妹の美香さん!」。思わず、鏡越しに顔をチラ見。推定60代後半。つけまつげもバッチリ、ロングヘアーの微・美魔女。出来上がりをイメージする。あ〜、あり、でしょう。
それより、次は私。「じゃ、恭子で」。いやいや、毛量も長さも足りない。首から下の出っ張りもくびれもほど遠い。ムリだ。しかし、こうしたサービス業には、ややこしい客のつづく法則というものがある。それをなにしちゃいかんでしょ。どうしよう・・。首にタオルを巻かれ、クロスを巻かれ・・・。ついに来た。「本日は、いかがいたしましょうか?」「あ、久美子社長で」「久美子社長?」「はい、大塚家具の」「ああー!えぇ〜、どんなんでしたっけ〜」と、スマホを持って来てぐぐる。「あ〜、あまり長さ変えない感じですね」「はい」「前髪は伸ばしていかれるんですか?」「いえ、切ります」。(じゃあ全体にそろえる程度って言えよ)という、心の声が聞こえる。
チャカチャカッとカットされ、いつもの髪型に仕上がった。美香さんは、まだパーマの途中で残念ながら仕上がりを見ることはできなかった。
美容院Eの業務日誌には、珍オーダーの日として記録されたことだろう。

数日前、駅前で偶然美香さんを見かけた。美香さんは、美香さんヘアをキープしていた。
ジム帰りの久美子社長は無惨なパサパサで、気づかれることなくすれ違う。振り返ると、うしろ姿は女子大生。美香さん、やるなあ。

2015年11月17日 (火)

運も才能サクマ式ドロップス

1回休むとずるずる休む。ジムもブログも。というわけで、久しぶりの更新です。

今日は、つづきの会。今月から、事前投句の選句一覧を担当することになった。それがないと勉強会が成り立たないので、責任重大。夕べからカバンに入れて、朝起きて確かめて、玄関で確かめて家を出る。駅に着いたら、財布がなかった!駅ビル1階のお茶屋さんに知人がいたので、よほど拝借しようかと迷ったけど走って戻る。汗だく。

女性専用車両で、男友達自慢をしていた女性が、「わたし、男運はあるのに、男縁がないねん」としみじみ言った。するともう一人が「わたし、男縁はあるけど、男運がない」と投げやりに言い放った 。車内の女性が一斉に、(えと、わたしは…)と考えていた。

2015年11月 6日 (金)

朝のなまえ

ねじまき句会の選句一覧がメールで流れてくると、娘もこっそり選句してみる。親子だからか、いつも8割くらい一致する。
先月の、「クリストファーと名付けたくなる朝がある  魚澄秋来」も、二人とも選んでいた。
私は、たちまち「ニューヨークシティセレナーデ」が流れはじめ、珈琲の香りが漂ってきた。「クリストファー」、もちろん名前でもいい。クリストファー・クロスを知らない娘も、名前に惹かれたようだ。
それから、YouTubeで「ニューヨークシティセレナーデ」をいっしょに聞いて出かけた。そうしたら靴屋さんの店内で流れてきて、二人して「あっ!」。夜は、居酒屋でも「あっ!」。巷にあふれる音のほとんどは聞き流しているようで、耳も音を選んで拾っているんだ。
「クリストファー」…、すこし甘くて透明感のある朝…いい感じ。「五郎丸と名付けたくなる朝がある」じゃ、朝からむっきむきにパジャマ張り裂く感じだもんな。

2015年11月 4日 (水)

散歩会@南宗寺

絶好の吟行日和。天王寺からちんちん電車に揺られ、堺の南宗寺へ。
ボランティアガイドさんが、家康の墓の謎をはじめ、千利休などゆかりの人々、文化財…、丁寧に解説くださる。柳人は気の急く人が多いので、「手水鉢がありましたやろ…」「それはこの裏です」「八方睨みの龍は…」「最後にまわります」とまあ先走る。さらに「これはなんの鳥の声?」「この花は?」「これは何するもん?」と、あれこれ尋ねる。おかしな団体やなあと思われただろう。
卒寿(九十歳)を迎えられた墨作二郎氏を、あたらしい句でお祝いしたかった。抜いてくださった方に感謝。

  タタンタタ(あれは)タタ(いつだったか)タタン

  置き去りにされるきれいな名の駅に

  一人降りてだあれも乗って来ない駅

  包丁の柄に西日が当たっている

  じいちゃんの夜の詰まっているもなか

  上あごに父母張付けるもなか

  一族の墓一族の藪背負う

  白秋の白は乾いた骨の白

  念入りに石までのせておく秘密

  見飽きたであろう龍の眼に映る

  龍の眼の中にちいさい夜がある

  語り継ぐうちにほんとうらしくなる

2015年11月 3日 (火)

どなたの文章だったか。子どものときにミッフィーちゃんの絵本を読んでいたら、のぞいたお父さんが、「ヨーロッパの赤だね。ヨーロッパの赤には青が一滴混ざっているんだよ」と言った、とあった。そう言われて見直すと、日本の絵本の赤より大人っぽい気もする。

娘が、パーティーに出席するのに、落ち着いたまっ赤の口紅が欲しいと言う。スギ薬局で買えばと言うと、薬局の化粧品は発色が違うとか何とか。梅田に用があったので、久しぶりにデパートの化粧品売り場へ。いくつブランドをまわっただろう。探し求めた赤は、フランスのメーカーにあった。青が数滴混ざっているような赤だった。

堤防の桜が、色づいてきた。今年は急激に冷えたせいか茶色がかっている。

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