« アイロンの匂い民生委員です | トップページ | 天使のはしご »

2016年4月28日 (木)

雨の日の本屋さん

雨の日は、駅前に本屋さんが立つ。バックナンバーをお願いしたら、「じゃあ、次の雨の日」と言われ、きちんと持って来てくれた。
「ビッグイシュー」。以前から気になっていたが、ホームレスの人たちの自立を支援する雑誌ということくらいしか知らなかった。少し前のこと、「ビッグイシューと考える、社会と居場所」という集まりに参加した。
会場には、大学生も数名いた。事務局の問いかけに、どんどん発言して積極的に参加する。すばらしい!と感じたのは最初だけ、発言のたびに違和感がふくらむ。「どんな人がホームレスになると思いますか?」の問いには、真っ先に手を挙げ「向上心のない人です」と言い放った。事務局の人はどんな意見も、「いい意見ですね」と受け止める。学生は、ほんとうにいい意見だと思って、ますます張り切って発言するのだった。
実際、ホームレスになり、雑誌を販売している方も体験を語ってくださった。建設現場を転々と働いていたら、40半ばを過ぎたある日突然現場の仕事がなくなったのだと…。学生たちは、若いから仕方ないと言えばそうかもしれない。けれど自分たちとは無縁の、別世界の人の問題だと思っているようだった。自分たちの問題として考えるのではなく、社会問題として取り組む、“意識高い系”の学生らしかった。

先日は、ある講演会に参加した。講師は某大学の准教授。教授の専門分野の話は興味深かったのだが、なぜか後半は大衆論になり、明らかに大衆をバカにしていた。
今、あなたの話を聴いているのがその大衆で、大衆もバカにされていることが分からないほどバカじゃないのよ…と思いながら聴く。何となく、この前の学生の行く末を見る思いがした。

雨の日には、本屋さんが立つ。私の町の「ビッグイシュー」は、雨の匂いがする。

« アイロンの匂い民生委員です | トップページ | 天使のはしご »

コメント

連休初日、GWの過ごし方を紹介するテレビを眺めながら、「死ぬにはいい日なのかもしれない、しばらく見つからないし」などとぼんやり考えていたとき読みました。読み終わり、「あっ、洗濯しなくては」と思ったところ。

もう洗濯ものも乾いた頃ですね。
死ぬのにいい日ですか…。
それも悪くないですね。
川柳を詠む、読むのによさそうです!

落合恵子さんの講演があった4日、ビッグイシューのみなさんも販売をされていました。

あの日率直に話してくださったSさんに挨拶して、最新号を購入。
あの時はごめんなさい。若者の勝手な物言いをそのまんまにしてと言ったら、さわやかな笑顔で、いえいえ・・・・って。こちらが救われる気持ちのいい笑顔でした。

ミホさん、ありがとう。
Sさん、来られてたんですね。
今は、街角の本屋さんにはいい季節かな。

ビッグイシューでしか読めない、おもしろい連載とかあればいいのにね。
絶対につづきが読みたくなるような。


私が一番楽しみにしていたのは東田直樹さん。彼、忙しくなって連載出来なくなったのよね。

6日は好評連載中の、雨宮処凜さんの話を聴いてきたよ。

あ、ごめん。
あのとき、若い層の購読者を増やしたいって言ってはったから、
若い人むけの書き手…と思ったんだけど、雨宮処凛さんはどうなのかな?
購買部数増やせばいいって雑誌じゃないもんね。難しいね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« アイロンの匂い民生委員です | トップページ | 天使のはしご »

無料ブログはココログ