« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »

2016年6月

2016年6月30日 (木)

葱が咲くつくづくしあわせはねむ気

ねむれない人からメール。
映像も活字も流れてゆくばかりで、夜が覆い被さってくるのだと…。

メールから真白の花。
植物園で光を遮断され、真夜中だとだまされて咲くドラゴンフルーツの花。

人もなにかにだまされているのだろうか?

2016年6月29日 (水)

タイトル

句集を読むシリーズを再開したいと思いつつ…。まだ書けていない句集を目に入るところに並べている。句集のタイトルって、難しいだろうな…。

「前へ」は、米山明日歌さんの句集。上梓されたときは、「スマップか!」と突っ込ませていただいたが、ここんとこ自民党のCMを見るたびに「米山明日歌か!」と突っ込んでしまう…。

川柳の教室名を決めるとき、青に相談したら、本のタイトルに「川柳」入れてみたら…と言うので、本棚の前に立って読み上げていった。ツッコミは、もちろん青。
「川柳少女」 「ムリやろ」
「天然川柳」 「養殖あるんか」
「川柳式」「ブー」
「川柳の仮面」「ブ、ブー」
「川柳がいっぽん」「棒にも見えるけど」
「川柳食堂」「なんでやねん」
「きのう川柳食べた?」「食べへんて」
「川柳よりだんご」「いやそこは、花より川柳やろ!」
「川柳なんかじゃない」「あかんがな!」
・・・・・・・・・・・・・
お気づきの方もあると思うが、これはマンガ本の棚。かなり遊べました。

2016年6月26日 (日)

Ah~,you should go back…からだじゅうヒビ

川柳スープレックス 前句付け句会の結果が発表されました。

今後は、歌人、俳人さんも交えて、異種格闘句会になりそうで、たのしみです。
私の句?…自句自解は、やめておきましょう。

2016年6月25日 (土)

湯女(ゆな)

昨日、出かける間際に「川柳杜人」が届いた。選をさせていただいた誌上句会の結果が気になる。開かずに行こうか迷いつつ、見ずにはおれず封を切った。3人の選が、かなり違う。私のとらなかった句が、特選に選ばれている。よく覚えている。何に引っかかって、どうしてとらなかったかもはっきりしている。それでも、胸の内にもやっとしたものが生まれる。あとは、帰宅してからじっくり読むことにしようと決めて、家を出る。

有馬温泉の湯女さん(アート作品)とコラボする作品を書くことになった。その土地、その空気、その湯から出てくることばを摑みたかったので、有馬温泉へ。温泉協会が運営する「小宿とうじ」は、素泊まりで、外湯の金の湯、銀の湯に入り放題。ただし、部屋にお風呂もトイレもなし。テレビと洗面台はあるが、冷蔵庫なし。夜は、建物が宿泊客以外無人になる。
3時のチェックインに合わせて到着。銀の湯に入って、ビール。金の湯に入って、ビール。あとは、部屋でゆっくり川柳を…と思っていたが、雨風の音がすごいのなんの。私以外、宿泊客のいる気配なし。無人の建物に一人はやや心細い。外のトイレはもっと心細い。こわいときは眠くなるという最強の習性を発揮して爆睡。川柳はできず。
朝は、焼きたてパンのカフェでゆっくり朝食を食べながら、こんなことばと出会う。

 あなたが行けないところへ行け、
 あなたに見えないものを見よ、
 音の鳴り響かないものを聴け。
 その時あなたは神が語りかける場にいる。
                      アンゲルス・シレジウス

Img_0529_2それから、金の湯に入って、鼓ヶ滝や泉源を散策。なかなかの勾配で、どう考えても温泉をあとにするべきだった。
でも、行ってよかった。町はほのぬるく湿っていたし、滝ははじまりもおわりも越えて湧き落ちていた。
わたしの湯女が、語りはじめる。

2016年6月23日 (木)

あじさい雨インクあじさい雨インク

パソコン時間が長くなると、目がちかちかしょぼしょぼ…。

信号待ちしている車に「大腸製麺所」とあって、麺ぽいけど…と突っ込んでよ〜く見たら「太陽製麺所」だった。
Img_0520_2
芦屋のケーキやさんの、「KIRIKO」。おほほ。

2016年6月21日 (火)

川柳スープレックス前句附句会

私も参加させていただきました。

附句一覧がスープレックスサイトに発表されています。
前句は、「たまにはゾウで過ごす一日」です。

①猫ばかりやっているから疲れたよ

②内定はしたがシロアリ研究所

③目を開けて半跏思惟像歩きだす

④思い出せそうな青をさがす鼻

⑤時間線れ乱てたっい々の日なか

⑥マスコミに叩かれトイレで運を待つ

⑦いつもそうあなたはいつもそう言うの

⑧ふぁの音が途端に獣臭くなり

⑨ワタシを棄てた男が死んだとろろ飯

⑩きっともう神様だって忘れてる

⑪おでこからアンモナイトを出すところ

⑫真球をまた積み上げて月を見る

⑬しゃぼん玉ランプ絨毯どれがいい

⑭銅像の空洞にある社長室

⑮サイダーや安藤忠雄とボクシング

⑯わからなくなるサバンナとバナナの差

⑰カミサマも阪神電車もくぐらせて

⑱抜け殻の僕を見せたくなかったの

Ah,you should go back…からだじゅうヒビ

⑳耳たぶに彼岸のひとを棲まわせる

えと、ゾウ…ですよね…。みなさんも、ぜひ5句選たのしんでみてください!作者予想もおもしろいかも。

2016年6月20日 (月)

熱中症指数上昇中

昨日は、半年ぶりのねじまき句会。

帰宅するなり、青から「桐ちゃん、そのスカーフはやめた方がいいで。ダサい。伊丹にしとき」と言われどっと疲れが出る。てか、伊丹に失礼や!
はじめての会場だったこともあり、Nさんのみんな私について来て司会(笑)もあり、とても新鮮だった。
ものすごく惹かれると、ちょっとしたキズをゆるせなくなる…。フツーに好きだと、そう気にならない…。川柳作品にも言えることだと再認識した。

明日は、つづきの会。句稿を印刷…す、すごい。みんな攻めてる!!どのくらいかと言うと、誕生会のエリザベス女王の、蛍光グリーンのスーツ&帽子に赤紫の花くらい。だれか倒れないだろうか…。

2016年6月16日 (木)

雑誌

青が美容院から帰宅。

「美容院の雑誌って、ファッション誌か情報誌しかないな」
「それ以外って難しいやん…。『囲碁世界』とか『趣味の園芸』とか持って来られたら、なんで私に?ってなるやん」
「美容院でしか読まれへんのも、あってもいいんちゃう」
「え〜、どんなん?『月刊住職』とか?」
「それ、それ、そんなん。どんなんか見てみたいやん」
「どんな内容なんやろな?…失敗しない檀家回りデビュー、とか」
「この夏のマストアイテム、水晶の数珠!、精進バーベキュー…」
「感動と笑いのお盆法話…」
「うちのお寺さんが、お盆にその話したりして…あ〜!って」
「月刊住職〜!!」
『月刊住職』で大盛り上がり。

2016年6月15日 (水)

北野さんぽ

「大畑いくの×スズキコージ北野窓展」へ。

スズキコージさんの絵本「エンソくんきしゃにのる」は、息子の大のお気に入りだった。さて、どんな…と北野坂を上ると…。いつもはシックなギャラリー島田が、まるごとスズキコージワールドに!階段にもチョークで絵が書かれ、エントランスの榎忠さんの彫刻も派手な帽子を被ってる。インド音楽の流れる会場内は、天井には旗、床には紙吹雪(?)、謎の人形はいるし、壁には所狭しと作品が飾られ…、色、かたち、エネルギーがあふれかえっていた。もしかして、スズキさんは余白恐怖症?あふれているのに一つになっているし、迫ってくるのに苦しくはない…そこがすごい。
パートナーの大畑いくのさんは、糸や布、絵の具…いろいろな素材を組み合わせたコラージュのような作品がよかった。「どこかしらんがそこへいけ なにかしらんがそれをもってこい」「むかしむすこ」…作品タイトルも個性的。

それから、北野の落ち着いたカフェで、石部明さんのフリーペーパー用の作品を選ぶ。石部さんは、好きなモチーフ、句材をとことん使い込んでいる。自分のものにしてしまっている。

2016年6月14日 (火)

水中にひらく手 わすれておしまい

子どもが小さいころからの友人と会って、さいごに子連れで会ったのは南港の野鳥園だったかな…もう20年も経つね…という話から。

友人「あのとき、野犬がいて怖かったよね」「そうやった?覚えてないわ・・・」
私「お昼は、子どもの年齢×100円のバイキングやったよね」「そうやった?覚えてないわ…」
記憶というものは、かくも違うのだ。そして…どうも私は、食べた物記憶率だけが高い。どうしようもないが…。

2016年6月12日 (日)

鼻のない象のながいながい夢

昨日は、「詩歌(うた)の装幀」という、装幀家の倉本修氏のトークショーへ。

眺めるだけでうっとりするような美しい本が、会場いっぱいに並んでいた。
詩歌の中では歌集を多く手がけられているようで、ゲストの歌人永田和宏氏はじめ、会場は歌人率が高かった。
永田氏の、「詩集、歌集、句集は、装幀が力を持つ文学」というコメントは、倉本氏へのはなむけでもあると思うけれど、一冊の歌集は装幀も含めてひとつの世界観を表現するものということだろう。川柳句集では、そうした意識は薄いように感じる。作品そのもので充分…てことかな?恥ずかしながら句集を出したことがなくて、リサーチ不足。
カンディンスキーに影響を受けたという倉本氏の、抽象の話が興味深かった。赤い林檎から林檎を除くと赤だけが残る。林檎を感じられるように、林檎を抜く。絵を見る人には、林檎だと分からなくてもいい。そこのズレがおもしろい。抽象のみで成立している絵はなくて、具象の壊れかけこそが一番美しい…などなど。
ことばで、そこを表現したいんだけどな………。

2016年6月11日 (土)

スミレ座「風の系譜」

舞踏と演劇をシームレスに行き来する、スミレ座の公演「風の系譜」。

7月9日(土)19:00〜、7月10日(日)15:00〜 
イカロスの森(神戸市灘区) 予約:¥2,000 当日:¥2,500
予約は、tel: 090-9880-0785  mail: arayan.710.ya@kdp.biglobe.ne.jp

今回は、母子心中未遂というテーマで、老女のひとり言を川柳にしました。耳にする音につられてことばが…、そのことばにことばがつられて…。
前回の「風の影」の作品、鳥と人の無音の交信も使っていただけるのだとか。どんな構成になるのか、たのしみです。

  風の影

細い声出す細い木の上

つめたい耳をくすぐりたくて

 

 わたしはだれを待っていたのか

 わたしをだれが待っているのか

 

ひかりの声は耳をこぼれて

風の声なら骨へと伝う

 

 かすれるように小鳥の羽音

 かえるところのあるさみしさは

 

なんど昏れても閉じないまぶた

線路のそばの窓のない家

 

 かかとのひびが首までのびて

 わらってしまうこわれてしまう

 

ごみなのかしら鳥なのかしら

呪文のようにひとつの名前

 

 尖った月のカタコトのうた

 ノドのホトケにカタカナ刺さる

 

水のおもての虹をなぞれば

濡れて汚れてあたたかな羽

 

 ことばににげる両足両手

 だまっているとねじれるからだ

 

ながれるようにすれちがい

さまようようにまた出会う

 

 わたしを生んだ人のにおいを

 思い出すのはなぜでしょう

 

夜に抱かれて眠る一人へ

とおいとおくのくちばしひらく

 

 夜に抱かれて眠る一羽へ

 ふかいふかくの耳かたむける

 

2016年6月10日 (金)

掬おうとするとやぶれるてのひら

先の日曜日は、大人の遠足inびわ湖・高島市。

メンバーの骨折、介護で昨秋から延期になっていたのが、やっと実現した。JR新旭の駅前で自転車をレンタルして、まずは針江生水(しょうず)の郷。ボランティアガイドさんの案内でかばた(川端)見学後、水田を抜け、湖畔の道を走り、新旭水鳥観察センターへ。ガイドウォークを予約していたので、鳥の名前を教えていただきながら湖畔を歩く。たくさんの種類の鳥が見られるのは、10月終りから2月ごろだとか。

Img_0513_4とろんとろんのおだやかな水面。

ひろい川をみると かなしみがひろがるのでらくになるようなきがする  八木重吉

たっぷりの水って、ほんとうに見ているだけで、しこりを溶かし、流してくれる。

このあと作った句は、とても水っぽかった。

2016年6月 9日 (木)

頭からどうぞ 温いうちにどうぞ

草原句会100回記念大会。

「頭」「眼」「耳」「肩」「爪」「手」「足」「鼻」「首」「背」…からだパーツばかり、10題。選者は、出句後に抽選で決定という、ありそうでなかった大会。
皆さんの感想はどうなのだろう?選者への当て込みはできないので、そこは公平。ただ、この選者にこの句をぶつけたい…という、そんな意識もあってもいいかなとも思う。そんなことを考えたのも、今回の新しい大会を体験したからこそ。これからの大会、句会のあり方を考える意味でも、いい大会だったと思った。

さて、私はトップバッターを引き当てて、「頭」の選をさせていただいた。タイトルは、軸吟。もともとからだパーツの句の多い方だが、いざ題になるとこれがなかなか難しかった。

2016年6月 2日 (木)

散歩会@森村泰昌展  国立国際美術館

ダ・ヴィンチ、ゴッホ、レンブラント、フリーダ・カーロ、アンディ・ウォーホル…偉大な画家や美術作家に扮して撮影した、セルフポートレイトと映画。自画像を入口に一人ひとりの生涯に迫ることで、あたらしいダ・ヴィンチが、ゴッホ…が森村から生まれる。

私をひろげる、私から自由になる…は、川柳においても課題のひとつだが、こういう方法もありだと思う。私も6月中に、ひとつ実験してみるつもり。

  眼を洗う六月一日水曜日

  暗がりのもう耳だけになっている

  私をこぼしつづける壺の口

  つながったときから翼になる眉毛

  私がわたしになりたがっている

  眉はもうとっくに鳥になっている

  みづうみのように肌に透ける青

  灯り消して液体になる時間

 

« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »

無料ブログはココログ