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2016年6月25日 (土)

湯女(ゆな)

昨日、出かける間際に「川柳杜人」が届いた。選をさせていただいた誌上句会の結果が気になる。開かずに行こうか迷いつつ、見ずにはおれず封を切った。3人の選が、かなり違う。私のとらなかった句が、特選に選ばれている。よく覚えている。何に引っかかって、どうしてとらなかったかもはっきりしている。それでも、胸の内にもやっとしたものが生まれる。あとは、帰宅してからじっくり読むことにしようと決めて、家を出る。

有馬温泉の湯女さん(アート作品)とコラボする作品を書くことになった。その土地、その空気、その湯から出てくることばを摑みたかったので、有馬温泉へ。温泉協会が運営する「小宿とうじ」は、素泊まりで、外湯の金の湯、銀の湯に入り放題。ただし、部屋にお風呂もトイレもなし。テレビと洗面台はあるが、冷蔵庫なし。夜は、建物が宿泊客以外無人になる。
3時のチェックインに合わせて到着。銀の湯に入って、ビール。金の湯に入って、ビール。あとは、部屋でゆっくり川柳を…と思っていたが、雨風の音がすごいのなんの。私以外、宿泊客のいる気配なし。無人の建物に一人はやや心細い。外のトイレはもっと心細い。こわいときは眠くなるという最強の習性を発揮して爆睡。川柳はできず。
朝は、焼きたてパンのカフェでゆっくり朝食を食べながら、こんなことばと出会う。

 あなたが行けないところへ行け、
 あなたに見えないものを見よ、
 音の鳴り響かないものを聴け。
 その時あなたは神が語りかける場にいる。
                      アンゲルス・シレジウス

Img_0529_2それから、金の湯に入って、鼓ヶ滝や泉源を散策。なかなかの勾配で、どう考えても温泉をあとにするべきだった。
でも、行ってよかった。町はほのぬるく湿っていたし、滝ははじまりもおわりも越えて湧き落ちていた。
わたしの湯女が、語りはじめる。

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