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2016年10月

2016年10月31日 (月)

メモ

「“映画の真実”だって?“映画の嘘つき”の方がいい。嘘はいつだって真実よりおもしろい。嘘は見世物芸の魂であり、私はその見世物が大好きなのだ。虚構には日常的で見せかけの現実よりもはるかに深い真実感があるかもしれない。人が見せるものごとは必ずしも本物である必要はない。たいていの場合、それらは本物でないほうがましなのだ。本物でなければならないのは、人が見たり、表現したりするときに経験する感情である」 ー フェリーニ

2016年10月27日 (木)

おーい

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「シチニア食堂」さん。
さんづけで呼びたくなる食堂。
宝塚は清荒神の坂の上の住宅街。友だちの家でごちそうになるようなアットホームさ。たっぷりの野菜が、どれもおいしくて感激。
噂の箕面ビールも美味しかった。

みんなと別れて、一人だけ反対側のホームで終電を待つ。他に誰もいなくて、電車はなかなか来なくて、風は冷たくて、ブーツの右足に小石が入っていて、お化け電球が揺れて…。
話題になった「おーい」を、叫んでみた。
「おーーい」。
…ほんとうに、泣きそうになるんや。

2016年10月22日 (土)

そっち系

先日の、維新派公演。駅から会場までに立っておられる警備員さんが、とても愛想がよくて行き帰りが気持ちよかった。「今日は、雨振らないし、ちょっと曇ってきたからちょうどいいよ」「もう屋台やってるから、たのしめますよ」「微妙な時間には微妙な量の車が来るんだよねー、ちょっと待ってねー」「慌てなくていいよー」って具合。「そこの横断歩道渡ってねー」 に、こちらも思わず「はーい」と返事したり、「ごくろうさま」「おつかれさま」と自然に出てくる。公演前の期待感や公演後の余韻を壊さない、そうした配慮だとしたらすごいことだと思う。

会場へ続く人たちを目にした青のつぶやき。「維新派には維新派の系統が3パターンくらいであるなあ。短歌には短歌の系統。俳句には俳句の系統。そして川柳には、おじいさんとおばあさんがいる」…たしかに(笑)

2016年10月20日 (木)

維新派「アマハラ」

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おぼえていて。

おぼえている。

手をふるから。

Img_0629モンゴルパン。

2016年10月18日 (火)

きんもくせーのーで角膜ぴんと張る

つづきの会。

青から、京都のお店で試着した洋服を、やっぱり買って来てほしいと頼まれる。句会後、お取り置き商品を買って回る。どの店員さんも感じのいい方ばかり。
Gというお店のレジ横には、ビーズで作ったブローチが並んでいて、トカゲが断トツでキュート。思わず「トカゲ、かわいい!」と声が出た。「かわいいですよね!実は、私も持っているんです」「この作者、絶対とかげ好きですよね。トカゲ愛があふれてます」「私もそう思います」「この目、いいですね」「しっぽもすごくきれいなんです」「手もかわいい」…ひとしきり、盛り上がる。さいごに、「ぜひまた、接客させてください島●と言います」と、名刺をくださった。(個人名なので1文字伏せます)
島●いつか…「いつかさん、わ〜、素敵な名前ですね〜」とまた盛り上がって、結局トカゲを連れ帰ってきた。いつか…いい名前だなあ。名字が、島●なのもいい。山田とかだとね…里山風景になるもんね。島●は動かないと思う(笑)いつか…まさか5日生まれとか?

帰り道に金木犀が香って、月がきれいで、カバンの中には遠くで生まれたトカゲ。まっすぐには帰れないのでした。

2016年10月17日 (月)

キンモクセイ

グルニエパンが閉まっていた。定休日は水曜日のはずなのに、とくに張紙もない。自転車で電車二駅分を来たのに残念。仕方なくUターン。途中に中学校がある。いつもにぎやかなグラウンドに人っ子ひとりいない。静まり返っている。そういえばさっきから、車とも人とも出会わない。世界に取り残されたような気持ちになる。
やっと前方から自転車が1台来た。真っ青なTシャツに、アフロヘアの若者。ここはどこ?
そうだ、行きにキンモクセイの香りを嗅いで…、あのあたりからへんなのだ。あ、あのオレンジ……キンセイ… モクセイ…甘い香りを抜けると、わらわらと人が現れ、いつもの風景に戻った。

2016年10月15日 (土)

猫の目のなかでこはれてゆきました

舞踏×写真×音楽のコラボ。

会場は、四畳半、六畳の二間つづきの昭和な和室。障子紙のスクリーンに映し出される写真の前で老婆のような人が舞う。時代も、場所もわからないところに、連れていかれた。
コントラバスの演奏は即興と聞いておどろく。舞踏のテーマが風なら、音楽はたとえば水のように、近すぎず遠すぎず反応し合うものをイメージするのだとか。またしても「打越」的距離感。

2016年10月14日 (金)

お知らせ

浪速の芭蕉祭明るい!ジモト川柳、それぞれ入選作品が発表されました。

たくさんのご投句をいただき、ありがとうございました。

2016年10月13日 (木)

べっぴんさん

先に謝ります。すみません。

柳友からのメールに、「朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインすみれさんを見るたびに、桐ちゃんにそっくりとおもっていま〜す」とありました。急いで検索したら、な、な、な、なんと若い!なんとかわいい!
帰宅した青に自慢したら、青もすぐに検索。
「この娘からどう飛んだら桐ちゃんへ行けるのか分からんわ。川柳の人の飛躍ってすごいな…」「まあね、石投げられるから誰にも言わんとくわ」「石ですんだらいいけどな…」(泣)
でも、明日から連ドラ見ようかな〜。

2016年10月12日 (水)

ゆうべ

Img_0620 夕べさいごの湯女さん。

Img_0621 ほんとうにいい出会いだったなあ…。
葉ね文庫からの帰り道、3m幅の道を右へ左へジグザグ縫いみたいに歩いている酔っぱらいのおじさんがいた。おじさんを避けながら、私もすこしジグザグ歩いた。湯女への名残惜しさにぴったりの歩行だった。

2016年10月11日 (火)

向かい合うグラスに揺れる梅の青

連休は、「浪速の芭蕉祭」「短詩型文学のつどい」に参加。近ごろ、「打越」が話題になっている連句を体験した。

おもしろいと思ったのは、付け句が、前の句の風景や心象を変えてしまえること。役者が熱燗を飲んでいる句があったのだが、付け句に昼の月が出てきたことで昼酒になった。
黒の中に置いたダークブルーの、背景をさっと白に変えるような鮮やかさ。
捌きの方が、「連句は、夢が覚めないようにつなげていきます」と言われた。ロマンチック!

懇親会のあと、二次会のBARでも連句。酔っていても、句箋がまわってきたらさらっと書かれるので驚いた。タイトルは、夏のお酒と言われて書いた長句。もう一句は連句では問題作になりうるらしく、さすが川柳人と褒めていただいた(笑)日ごろは、腰骨なんかあらわにしないのに、どうして出しちゃったかなぁ。座の力、おそろしや。

2016年10月10日 (月)

有馬湯女

葉ね文庫さんの、葉ねのかべ。升田学さんとのコラボ「有馬湯女」は、明日11日がいよいよ最終日となりました。湯女さん、21:30 まで在葉ねいたします。

たくさんの方が触れてくださった腰紐だけが、私の手元に残るのですね…。どんな気持ちになるんでしょう…。

2016年10月 7日 (金)

器を書く

教室の生徒さんからの質問でよくあるのは、どうして一読明快じゃダメなんですか?というもの。分かりやすい句がよくないわけではない。説明、報告句だと「そうですね」「そうですか」で終ってしまう。読み手が自分に重ねたり、ふくらませたりする余地がなくて心に響いてこない…と思うのだけど、そこを伝えるのは難しい。たぶん、川柳の読みをつづける中で、あ〜、このことか!と腑に落ちる句と出会って実感できるのだと思う。

Eテレ、「達×達」で、映画監督の西川美和さんと、「いきものがかり」のソングライター水野良樹さんが対談していた。水野さんが、歌詞になるべく多く書かないように、器を書くようにしていると仰っていた。(器の)中身は分かり合えないから、共感が広く届かない。受け手が自分のことばだと思ったとき、一番届く。たとえば、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」主題歌にもなった、「ありがとうと伝えたくて〜」は、「ありがとう」だけだからこそ、誰もの「ありがとう」に届く。と、そんなことを話されていた。

多くの人に伝わること、共感を呼ぶこと、言わば大衆性を求める方にはおすすめだったけど、また再放送あるかしら。

2016年10月 6日 (木)

糸口

作品論にとりかかる。10枚なので、どう書くか迷う。第一印象をひと言で表すなら…と考えるものの、どれもしっくりこない。一旦、離れた方がいいと…「ニュー・シネマ・パラダイス」完全版を観たり、電車でパンを買いに行ったり、網戸を掃除したり…逃避とも言う。かれこれ3日。折からの雨。私、ほんまに頭悪いわ…、なんで引き受けたんやろ…としとしとじゅくじゅくしていたら、ことばがポツンと降ってきた。これでやっと書けそう。

糸口が見つかるの、「糸口」ってほんとに言い得てる。小さくて細くて。でも、そこからつるつるつながっていく。
しかし、そうこうするうちに、次の〆切…。またしても何を書くか…。

2016年10月 1日 (土)

うんどうかい

友人の息子さんが、この春から近所の小学校で先生をしている。なかよしのYちゃんもいる学校なので、運動会をのぞいてきた。

近ごろの運動会は、保護者のビデオ、カメラ撮影用に、全競技図が配布されている。ダンスやマスゲームなどは、フォーメーションごとに、子どもが自分の位置をマークしているらしい。それでも、みんな同じ体操服で見分けがつかないので、靴下と靴がやたら派手。赤、黄…なかには蛍光色のニーハイの子も。たいへんだねえ。
S先生はさわやかに一生懸命だった。Yちゃんは、あの♩ソーラン、ソーラン、どっこいしょー、どっこいしょ…。黒の膝丈のハッピの背中に大きく白で名前の一文字が書かれていて、これまた我子を見つけやすいように工夫されていた。翔、翼、陸、陽、悠、愛、優、美、心、菜…このあたり人気。さて、Yちゃん。名前の文字で予想して探していたら大ハズレ。なんと「谷」(笑)いいなあ〜、いい、いい。よく見たら、シンメトリーで、かっこいいよ。
自分の運動会、子どもの運動会…遠いシーンが重なって、古いアルバムを見ているように…なつかしくてほんの少しさみしい…、よき時間でした。

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