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2016年11月13日 (日)

すでにもう雪の重みとなっている

妹のつれあいのお母さんは、90歳。聡明であたたかなユーモアのある女性だ。病院のベッドのカーテンレールを指して、ないしょ話のように教えてくれる。「そこに鳥がおるでしょ」「今はいないみたいですよ」「大きな巣ば作っとるとでしょ」「それもないみたいですよ」……「おかしか…朝はほんまにおったとよ…」。

朝からゆずを病院へ。食欲がなく、起きているときは鳴き通し。昼夜逆転ぎみ。抱くと鳴き止むが、ずっと抱いてもいられない。犬の痴呆症らしい。白っぽくなった眼は、私のずっとずっと遠くを見つめている。ゆずには何が見えているのだろう。鳥のようなやさしいものだったらいいな。

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