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2017年2月10日 (金)

 散歩会@何必館・京都現代美術館

とうとう最後の散歩会。雨にはじまり、やがてみぞれに、句会場へ移動するころには大きな綿雪に。いっそう思い出深い一日になりました。
5階の光庭では、丸くくり抜かれた天井からみぞれが絹糸のように、はだかの桜と苔へとめどなくすべり落ちてくる。陳腐な表現になるけれど、洗われるようで、ずっと見ていたい眺めでした。
「何必館(かひつかん)」は、学問でも、芸術でも人は定説にしばられ自由を失ってしまう。定説を「何ぞ、必ずしも」という疑う精神を持ちたいという、梶川館長の思いから名付けられたとのこと。
川柳を「寛容の文芸」と言われた墨作二郎氏。散歩会のしめくくりにふさわしい場所でした。本多洋子さん、笠島恵美子さんには、長い間ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

  何層も重ねて夜が出来上がる

  文字というよりはためらい傷でした

  かなしみはひっきりなしに銀の魚

  胸なんてなくてよろしい木瓜の花

  赤すぎるのも闇っぽいよね

  もっと本気出して二月逃げなさい

  おしまいの回の字幕は雪でした

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コメント

桐子さん
お疲れさまでした。

最後になりましたね。
ほんとうに散歩会にはお世話になりました。

運がよかった思うほかありません。
ここで身についたものが
僕の川柳人生にほんとうに大きく作用しました。

出句無制限、10句選に
すべてがあるようにも思います。

そしてなによりは
手に入れた句にその日のその場所がついてくることです。

なつかしい思い出は
これからを豊かにしてくれます。

作二郎さん
洋子さん
恵美子さん
ありがとうございました。

政二さん
おつかれさまでした。

私にとっても、散歩会の影響は大きいです。
感覚、体感を大事にするようになったのは、散歩会からです。
最後まで、咄嗟のことばでは書けませんでしたが…。
ほんとうにありがたかったです。

月に一度か、数ヶ月に一度お目にかかっていた皆さんと
会えなくなるのもさみしいですね。

それにしても、あの綿雪は…、作二郎さんが
「これでどや、書けるやろ」と降らしはった気がします。
京都には大きすぎ。堺サイズでした。

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