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2017年3月31日 (金)

鐘の音のかさなるようにすれちがう

「墨作二郎を偲ぶ会」 、兼題「鐘」。

全国から、多くの結社から、多彩な顔ぶれの集まった追悼句会。作二郎さんのご夫人、そして三人のお嬢様も出席され、にぎやかに和やかに氏を偲びました。

墨作二郎という人、作品、そして点鐘の会と遺句集について、森中恵美子さん、小池正博さん、本多洋子さんが語られるのを、壇上の作二郎さんがいつもの強面で、すこし恥ずかしそうにうれしそうに聴いておられる。
小池さんが取り出されたのは、作二郎さんの声。苦みばしった作二郎節が流れ出すと、ちょっと斜に構えたような首の角度、鋭い眼光、話している姿まで目に浮かぶ…。ご家族をお見送りする時のこと。「お父さんの声が聞けたなあ」とうれしそうなお嬢様に、ご夫人は「気取っとったな」とぴしゃり。あの作二郎氏に…と、笑ってしまった。
句会選者の方々も、ありきたりな美辞麗句はなく、怒られた、こわかった、そしてとにかく川柳に一途だったと、それぞれのエピソードを語られた。本音で生きてこられた作二郎氏ならではだろう。
また会場では、作二郎氏の色紙や句集などが多数並べられ、欲しい方の手に渡った。
長く氏の近くにいた方々が、心を尽くされた会だったと思う。その出逢いこそが、氏の川柳人生において何よりのしあわせだったことのように感じられた。

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コメント

「墨作二郎を偲ぶ会」あたたかな大会でしたね。
桐子さん、早朝から運営スタッフとしてのお手伝い、お疲れ様でございました。
「点鐘」の幕が静かにおろされてゆきましたね。
点鐘の会てご縁をいただいた、たくさんの優しい方々に感謝しております。ありがとうございました。、

清々しい幕引きでしたね。
準備はほとんど発起人の方々がしてくださいました。
たった数名でよくこれだけのことを…と驚くばかりでした。

点鐘散歩会……
いつでも誰でも迎えてくれて、好きなだけ川柳が書けて
まさに、寛容の句会でした。ありがたかったです。
あのハードな散歩会をはじめられたのが、
70代だったとは驚きましたね。

主とも常連の皆さまとも会えなくなる
行きつけの酒場が閉じたようで…
なんとも心もとないことです。

桐子さん
お疲れさまでした。

つくづく思うのは出会いですね。
その出会いをありがたく思えるような出会い。
感謝できるような出会い。
そんな出会いだったと、今噛みしめています。

「自分を大事にして」は
作二郎さんの言葉だったと思います。
川柳の出会い。
これからもある出会い。
後悔のないように、納得のいくように
いい出会いがあるようにと
願っています。

政二さん
ほんとうにそうですね。
出会いなしには、川柳もつづけられないと思います。

私がいちばん心にのこっている言葉は
「自分から逃げやなあかへん」です。
散歩会や勉強会の、どんどん書くというのは
自分から逃げる方法の一つだったのだと思いますが
私はさいごまで、逃げ切ることができませんでした。
まだまだ、これからです。

それにしても、お別れが多くてさみしいことです。


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