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2017年4月25日 (火)

在りし日の動画凍頂烏龍茶

ねじまき句会、兼題「頂」。

渡辺隆夫さんがお亡くなりになったそうだ。洒脱な社会派川柳の書き手が、いなくなってしまった。
 
   妻一度取られ自転車二度取らる

   ゆる褌の日本列島みえるみえる

   鳥帰るあらまテポドンどこ行くの

一度だけ隆夫さんにお目にかかったことがある。句集「魚命魚辞」の批評会のときだった。
終了後、地下鉄の駅へと向かっていたら、隆夫さんがタクシーに乗りたいと困っておられる。どなたも分からない様子で、地上まで私がご案内しましょうということになった。
「こちらです…」と歩き始めると、隆夫さんが逃げるように歩を早める。方向を確かめようと思って、「ホテルはどちらですか?」と尋ねると、「いえ、タクシーに乗れば…」とか何とか言いながら、完全に逃げ腰で階段の端へ端へとすり寄って行く。地上へ出てタクシーを止めると、飛び乗って行かれた。まるで私が部屋に押し入り、押し倒されるのを危ぶまれているかのような慌てようは、思い出してもおかしい。とびきりシャイな紳士だった。
 

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コメント

桐子さん
そうでしたか。

隆夫さんとの出会いは散歩会がはじまりです。
坂本の日吉大社でもお世話になりましたが
なんと言っても印象に残っているのは
京都工繊大の校内をうろうろしたあと
研究室を句会場として使わせていただき
ショウジョウバエを見ながら作句したことです。
こんなことはもう二度とないと思います。
なつかしく思いだしています。

桐子さん
あのシーン私も知っています。柱の影で見ていましたから。隆夫さんは生物学者だから独特の視点があって、女性像は服装を透視した状態で見えるのだと思います。それである種の恐怖を感じたのではないでしょうか。
個人的な感想です。

政二さん

散歩会にも来られたのですか?
ショウジョウバエ、おもしろそう!
それは、うらやましいです。

そういえば、熊谷守一さんも蠅がお好きでしたね。
「蒼蠅」という書も、ご自分では気に入っておられたようですが
売れなかったそうです。
まあ、ちょっと飾りにくいですかね…。

マルさん!

私は動物占いではオオカミですけど、にんげんのオスなど襲いません。
でも、ほんとに間違いなく逃げてはりましたよね。
おかしいなあ〜。もう一度お会いして問いただしたかったです。

それにしても、まさか目撃者がいたとは!…襲わなくてよかった(笑)
いえね、やっぱり逃げられるとね、
狩猟本能みたいなものが目覚める気がしました。危ないとこでした。

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