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2017年5月 2日 (火)

これも、愛

私の通うジムでは、めずらしくバレエクラスが充実している。もともとは、近所のKスポーツクラブでバレエをしていた会員さんたちが、Kスポーツ閉館の折にバレエを開設してくれたら10人入会すると交渉して、スタジオメニューに新設された。

最初は、浅田真央ちゃんみたいなかわいい先生とちいちいぱっぱやっていたが、ほどなく退職。後任にやってきたのがアユミ先生。ジムのスタジオメニューとは思えない熱血ぶりで、バレエのバーが導入され、1コマだったレッスンが週3コマに増設。1時間だったレッスンは1時間15分に。夜は、45分×2コマと時間も延びた。もはや美容と健康のためというレベルではない。内容が高度なうえに、アユミ語録がすごい。

「じゃあ一人で踊れる人」(だれも手を挙げない)「皆さん、どうしてですか。失敗してもいいじゃないですか。皆さん、一人で生まれて、死ぬ時も一人なんですよ」

「むずかしいとか言うのはやめて下さい。皆さん、人生の方がもっとむずかしくないですか?生きることの方が、もっとむずかしいでしょう。それに比べたら、アッサンブレくらいなんですか!」

「ここでは人を頼らないで下さい。誰かを頼りにしないと踊れないという人は、私のレッスンにもう来ていただかなくて結構です」

「もっとからだを意識して動かしてください。発見するんです。人間は死ぬ寸前まで発見です」

「100%の力で踊らないでください。100の力で踊られたら、見てる方はどこに入ったらいいんですか?何もおもしろくないんですよ」

「できなくてもそれでいいよと言われるのは、ほんとうの愛ではありません。あなたに期待してないってことですよ。私は毒舌ですが、皆さんを愛しているんです」

夕べも、レッスン時間が20分も延長。叱った人を残してフォローしていた。私も叱られた、「バレリーナはタオルを首にかけません!」(たしかに 笑)
それでも人気があるのは、ほめるところはきちんとほめるし、おばちゃんたちのボディラインが確実に変化してきている。結果にコミット!すばらしいのだ。
みんなその気になって、バレエファッションも華やいできた。私も遂にショートパンツを買って青に履いてみせた。「おー、つなぎ融資の女王」。(外では履きませんて!)

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コメント

桐子さん
この間の慰労会の話ですね。
そのまま川柳ですね。

演じる書き手がいて、観客となる読み手がいる。
精一杯の自己満足が人のこころを打つ場合と
打たない場合がある。
人によっては「どうぞご自由に」で終わってしまう場合もある。

プロの世界は感動させてお金をいただくのですが
アマチュアの世界はそこまで求めません。
川柳の世界はその甘えが一般化しているかもしれません。

人のことは言えませんのでこれ以上書けませんが
指摘されたことに対してなるほどと納得させる答えを
用意して前に進むのがプロの世界だと思います。
稼ぐということは大変です。

あ〜、わかりました。
アユミ先生はプロ。プロのバレエを教えてくださっているのですね。
中には、トウシューズ履くわけじゃなし、舞台に立つわけじゃなし、
ジムのバレエでそんなこと求められてもと、怒ってやめた人もいました。
でも、真似事じゃなくて、一つでもポーズができるようにすることから
ほんとうのバレエのたのしさを教えようとしてくれているのだと思います。

自己満足でよしとする川柳は、
ジムで汗ながして気持ちいいだけでいいというのと近いかもしれません。
それを否定することもできませんが、アユミ先生の言う自己発見や
受け手の心を動かすことには遠いのでしょうね。

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