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2017年8月 6日 (日)

花火のあとの空がゆるんでいる

「みなとこうべ海上花火大会」へ。

青が急に浴衣を着ようと言い出し、出してみたら腰紐がない。あー、この前の結婚式のあと、実家の和簞笥に全部なおしちゃったんだ。こんなときネットは便利。ググったら、ストッキングで代用可とあり。なるほど!古いストッキングを左右の足に切り分けて2本に。薄いし、伸縮性はあるし、ストッキングめっちゃええや〜んと着付け終了。ところが今度は浴衣用バッグがない。またしてもググって、風呂敷バッグ発見。風呂敷をくくって、バッグ状にして出発。

電車のなかでスマホを取り出したら、小さなカメムシみたいなのが縁を歩いている。扇子で払おうとしたら、今度は扇子にとまって振っても振っても落ちない。と、となりに立っていた若い会社員風の男性がすっと扇子を摑むや、手で虫を取ってくれた。無言のお助けヒーロー、スーツ仮面さまありがとう。

海の花火ははじめて。汽笛を合図に、ゆっくりゆっくり照明が落ちるように暮れてゆく海辺。

  花火の群れの幾人が死を考える  新子

一昨年の夏、「Sさんの舟で海上から花火を見ませんか?」、Rちゃんが誘ってくれたけれど行かなかった。そのRちゃんがもういなくて、私は花火を見上げている。
大きな花が、咲いて、消える。重なって咲いて、消える。音が、胸にひびく。胸より下に、ひびく。咲いて、消える。

古いBARで、ジンバックを一杯だけ飲んで帰った。店の壁には、異国の街の大きなモノクロ写真が飾られている。版画のようにも見えるのは、光と影を反転させて現像されたのだとか。光と影の反転……。「美しいものは、じっと目を凝らすと怖ろしい」…朝、読んだ石部明さんのことばを思い出した。

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