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2017年9月

2017年9月27日 (水)

うつくしい文字からめあう姉妹

つづきの会、雑詠。

青森産ホタテへ向かう道へ、いま柳人は殺到している。一本道なので私でも迷うことはないはずだ。イトウ質店が見えたら、そのちょっと先らしい。こころがちょっと先に行ったり、ことばが追いついたり、ことばがぐんぐん離れて行ったりしながら、あたふた向かっています。…おっと、また追い抜かれた。お先にどうぞー。

2017年9月23日 (土)

回っているからきれいに焼ける星

うみの会、兼題「焼く」。

「もうさあ、つぎは人間以外がいいな」、人付き合いに悩むAちゃんが言う。「だね…。でもダニとかだとちょっとつまらんな…」「なんで、ホットカーペーットでぬくぬくしてたらええねん。それにすぐ終るし…」「そやな、鶴とか亀やと飽きるな…」と答えながら、ホットカーペットの温度調節ボタンをダニアウトにする義母の手を思い出し、「やっぱダニはイヤかな」とつぶやく。

2017年9月21日 (木)

ざっくりと灰と煙に願います

うみの会、兼題「焼く」。

きのこを焼いていたら、電話。「はきつぶした靴とか何でも引き取ります」と、早口の女の人が言う。「あーー、そういうのはないです」と切った。きのこが、しなしなになってしまっていた。焼きは、時間勝負なのに。きのこも無念であろう。

2017年9月20日 (水)

濃厚

今年は、うれしいこともかなしいことも、とても濃い年なのですが、この9月の濃厚さときたら…。富士山以降も、書いて、会って、笑って、飲んで、泣いて、飲み過ぎて、観て、書いて、読んで、書いて、読み合って、読み合って…と、ばたばた。

取り急ぎ、お知らせだけふたつ。
石部明「THANATOS」。出来上がりましたが、まだ発送できていません。もうしばらくお待ち下さい。今月中には、お届けできるかな?というところです。
葉ね文庫(大阪中崎町)の「葉ねのかべ」は、榊陽子さんの川柳と利便性さんの漫画です。くすっと読んで、さいごに川柳でもう一度くすっ。くすぐられたい方は、どうぞ!11月18日まで。

2017年9月10日 (日)

ロバート・フランク:ブックス アンド フィルムズ

Img_0884 美術市場で高騰したロバート・フランクの作品。展覧会を開くには莫大な保険料がかかるなどの諸般の事情により、新聞用紙に刷り出して額装せずにそのまま展示、終了後は廃棄するという、あたらしい手法の展覧会です。

 「写真にそなわっていなければならないものはひとつ。今、この瞬間の人間性だ」ーロバート・フランク

“今”をとらえたフランクの写真には、ぴったりの展覧会でした。
切り取られた一瞬の生が、いつか必ず生きている死者になる写真…。写真は、そうか…そうだ。
9月22日まで。会場は、デザイン・クリエイティブセンター神戸。

2017年9月 7日 (木)

雨ニモマケテ風ニモマケテ

頂上は踏めませんでした。

5合目からスタート。富士宮ルートで、7合目には平均的なペースで到着。山小屋泊。いつでもどこでも眠ることだけには自信のあった私が、まったく眠れない。
ご来光目指して、夜中の1時30分に霧雨の中へ出発。真っ暗闇の中、足元だけを照らしながら無言で進む。八甲田山雪中行軍の様相。ずるずる滑る。友人が外国の山で滑って肩を骨折し、救助ヘリに130万円かかった話を思い出す。雨風が強くなる。冷たい。苦しくなってくる。知人に聴いた満州引揚げの話や、砂漠で迷子になった話を思い出す。山を登っている感じがしなくなってくる。地球以外のところに落とされた3人が、無我夢中で歩いているような…。
明らかにペースが落ちてくる。まだ8合目にも辿り着いていない。これで登りきれるのか?と不安に思い始めたそのとき、岩に滑って転んでしまった。その拍子に急に気分が悪くなる。しばらく様子をみるも無理だろうという判断で山小屋に戻ることに。戻るのがまたたいへん。私だけ足元がおぼつかない。「桐ちゃん、出した足をきちんと踏んでから次の足出して。次の足出すの早すぎ」「イメージはなまけもの」…青のときどき意味不明なアドバイスにも、突っ込む気力がない。
何とか小屋に戻ったものの、濡れた人は布団スペースへ立ち入り禁止で、雑魚寝の床に転がる。冷たくてとても眠れない。時間つぶしに、鳥ブリーダーさんのHPを見て鳥の性格や寿命、価格を研究。すこし気がまぎれる。
夜が明ける。雨は止みそうにない。青と夫はふたたび頂上を目指すと言い、私は下山を選ぶ。結局、青と夫も、8合目で引き返してきた。ガイドさんも含め、下りてくる人から風が強くて危険だと言われたらしい。

夜、海鮮居酒屋で反省会。「お天気だけは仕方ないよね」と言うと、「え、天気なん?悪天候でよかったな」と青。(キッツー)海釣りの時の船酔いといい、三半規管を鍛えるように言われる。8合目では、「桐ちゃん、大丈夫かな?」「あしたのパンのことでも考えてるやろ」という会話がなされたという。ただのヘタレ?悔しい!!でも、もう富士山はいい、と今は思っている。一年も経てば忘れるかもしれないけど。……お産か。
ところで、居酒屋は魚がどれも美味!さすが駿河の海。生シラス、海藻、まぐろ、金目、かさご、めひかり…。 わさび、お茶も結構なお味。ご機嫌な、反省会でありました。

2017年9月 4日 (月)

富士山

あした、富士山に登る。

日ごろ、ジムで踊っているだけで、ウォーキングすらしていないのに、いきなりの富士山。
ちょっと心が弱っていたんだ、誘われたときは……。忘れていました、9月は川柳繁忙期なこと。
まあ、せっかくなので、たのしみたいと思います。ご来光も拝めますように。

2017年9月 2日 (土)

訃にふれたまぶたをふせる亀に雨

網戸で寝ていたら、冷えて目が覚めた。
夏のおわりの隙間から入る風が好き。固さといい、肌触りといい、最高に気持ちがいい。

めずらしく、人と会うことがつづいた。なつかしい人、ゆっくり話たかった人、約束がやっと果たせた人…。顔を合わせることは、心理的な距離も一気に縮まるから、会うまではちょっとちぐはぐな気持ちになる。

近年稀にみる量の、句を書いている。多作多捨を体感。紙に書いては捨て、書いては捨て、ほんとうにどんどん捨てる。その勢いで、Twitterで流れてきた、「亀俳句募集」に反射的に出してしまった。
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