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2018年3月14日 (水)

川柳作家ベストセレクション  奈良一艘

  葉桜のざわつく指は捨てなさい

  洗脳をされそうなので火をおこす

  海鳴りがひとつコーヒーがふたつ

  水音のする引出しから閉める

  なが〜い廊下の話だが 聞くか?

  バチカンの大聖堂の生理痛

  ははごろし こごろし ちりし しんぶんし

  オトコである舟底の嘔吐感

  二の腕のプツプツ今日は玉子の特売日

  カピバラの顔して双六の上がり

一艘さんは、元料理人さん。あとがきに「決して奇を衒うのではない新しい自分色の料理を作り上げることこそ料理人としての生き甲斐であるとも言える」とあり、川柳も新しい素材や味付けに果敢にチャレンジされている。基本的な料理は評価しやすいけれど、創作となると評しにくいし好みも分かれる。とにかくまるごと味わって、好きな句を選ぶだけで、 川柳の嗜好がはっきりすると思う。料理に例えるなら、ごはんのおかずじゃなくて、酒の肴。1冊でビール1ケース飲めます。

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コメント

桐子さん。
拙句集ご鑑賞頂きありがとうございます。
編さん中は無我夢中でしたが上梓後の今となってみれば自身の足跡の小ちゃさと味付けの不味さにえらいことしてしまったと汗ダクダクでおります。
またお会いする機会がありましたら二人でビール2ケース開けましょう(笑笑)
今後ともよろしくお願い致します。

一艘さん
刺激的でした。ありがとうございました。
たのしんで作っておられるのが伝わってきました。

私は料理のレパートリーが少ないのと同じで
句も、またこれ?みたいなのばかり。

またどこかで乾杯しましょう。
廊下の話、もっと聞きたいし。

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