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2018年3月 7日 (水)

川柳作家ベストコレクション 猫田千恵子

  一体は裸で眠る花の下

   風止まる話し始めるまでの時

   手を触れたまま考える別のこと

   家族より大きなものも暮らす家

   牛丼の玉ねぎに似た夫です

   世界など何度もここで滅ぼした

   純粋になるほど病める白砂糖

   アルパカの顔で傍聴席に着く

   ガチャガチャを回すと転がり出る少女

   線を引きました — 夜になりました

しずかにおかしくて、しずかにふしぎ、しずかにこわい。…あ、猫だ! 冷静な猫目線が、人やものごとを見通している。決して大声で吠え立てたりせず、つぶやくように突っ込み、わらい、斬る。決してべたべた迫ってこないのに、じわ〜っとあたたかい。猫的魅力を感じさせてくれる句集でした。

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コメント

桐子さん
句集を読んでくださり、また、ブログに紹介していただき、ありがとうございます。

上梓してから「大それたことをしてしまった」と焦っています。
でも、これが今の私、精一杯背伸びして…。

これからもよろしくお願いしますcat

千恵子さん

こんばんは。
さっき読み返したら、また他の句が気になって付箋をぺたぺた。
ブログにアップするの早まったかなあ……と思ったり。

句集を出したら、何か変わるのでしょうか?ねえ。
たのしみですね、おたがいに。
引きつづき、よろしくお願いします!

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