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2018年8月

2018年8月30日 (木)

冷やしあめ西日にかざすネガフィルム

なんとなく噛み合っていない気がするメールを振り返っていたら、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を思い出した。たしか盛大に擦れ違って終ったのだけど、はて、ラストシーンがどんなだったか…。1日もやもやして、借りてきて観た。あ〜。そうだった、そうだった。カーテン締めて〜、えぇっ?って終ったんだった。口の中の唾液を全部奪うスコーン食べたあとみたいな感じと言えば、分かってもらえるだろうか。もっと分からん?だよね(笑)

前に観たときは、音楽がピンとこなかったんだけど、今回はとても好きでした。カウントダウンに入っているのに宿題に手をつけない、夏休みさいごの小学生みたいなことしています。

2018年8月26日 (日)

水平に船員手帳ひらかれよ

形見の品というものを、いただいたことがない。父の形見分けもなかった。

引出しを整理していたら、桐箱の中に母子手帳と古い茶封筒が入っていた。青いボールペンで「田村勇女殿  ¥550」と書かれている。田村勇女はタムライサメで、その名の通り凛々しい母方のおばあちゃん。おばあちゃんの賃金だったと思われる。きっとこの封筒でお小遣いでもくれたのだろう。よくぞとっていたなぁ…と大事に箱に戻した。
そういえば、おばあちゃんが大事にしてた船員手帳…早世した二人の息子の。あれはまだあるのかな…?もういちど見てみたいな…。

2018年8月25日 (土)

ガス台のあったあたりがゆすらうめ

つづきの会、雑詠。

夕べは、詩、短歌、俳句、川柳の異種格闘詩歌会。川柳を出すと身元バレバレ。せっかくの機会だし、川柳を短歌にしたらどうなるかやってみた。
タイトル句は、情景のみ描いているので、句には省略した人物を下の句で登場させてみた。

最初、書いた歌。下の句へつなぐために、上の句の助詞を「が」から「を」に変えた。

    ガス台のあったあたりをゆすらうめ私たちもうどこも似てない

ちょっと、リズムが悪いか…

    ガス台のあったあたりをゆすらうめ背中ふたつのちがうさびしさ

    ガス台のあったあたりをゆすらうめすこしすっぱい息のこぼれて

なんか、分かりすぎるか・・・
そして、上の句を声に出して転がしているうちに、出てきたのが

   ガス台のあったあたりをゆすらうめゆるそうゆるせゆるしてなにを

短歌にしたものの、どれがいいのかまったく分からなくて、最後のを提出。
会では、現代詩、短歌の読みに戸惑って、俳句、川柳の読みまで不調のままに終ってしまった。また、機会があればチャレンジしたい。

2018年8月22日 (水)

△のわけ

日曜日のねじまき句会は、「ねじまき#5」掲載(予定)の句会。

いつもとは違うスタイルで、 ◎、○、△(逆選)の3句を選んで合評。選句に評価基準なりポイントがあるように、逆選にもそれぞれ選ぶ理由がある。ボツ句にも、素通りできないボツ句と、ボツ中のボツがあって、素通りできないボツ句には読み手をゆさぶる「何か」がある。そういう△なら、よろこんでいただきたいと思った。
通常の合評では、作者が伏せられている方が言いたいことを言いやすいのだけれど、覆面脱いでからの場外乱闘みたいな展開で盛り上がった。
作品は、本の発行まで発表しないでおきます。特別企画というプレッシャーのせいか、1週まわって魔が差したみたいな句を出したので、たのしみにしてください。(ちゃっかり)

2018年8月18日 (土)

サプライズ

元同僚、硬派のテンネンMさんと、ベトナム料理。
前菜盛り合わせと、看板メニューの蒸し春巻きを選び、「Mさん何がいい?」。真剣にメニューを見るMさん。「……あっ、カエル。中学で解剖したとき、すごく美味しそうだったんです!やっと食べれる〜!!」。さすが、Mさん。というわけで私も食べました、カエルの唐揚げ。スパイスがきつくて味はよく分からないけど、ちょっと臭かった。
2軒目は、とっておきのBARへ。マスターが、「去年、花火の日にお嬢さんとお着物で来られましたね」って! 驚異の記憶力。プロフェッショナル!!

Mさんのお母さんは、わらび採りの最中に大腿骨を骨折。病院からの電話で駆けつけると、痛みに唸りながら、山のようなわらびを「もったいないから食べて」と仰ったとか。「手術って、どのくらいかかったの?」「手術自体は、4時間くらいだったと思うんですけど、終って先生が出てきたときに髭が伸びてて、びっくりしました」。さすが、Mさん。

帰宅すると、東北を旅してきた友人からLINE。男鹿の花火は、メッセージ花火というのがあって、「○○さん、結婚して下さい!」ドーン!!みたいなのがあるらしい。「勢いでOKしてしまいそうやね」と青に言ったら、「どんだけサプライズに弱いねん。判断力鈍りすぎやろ」とばっさり(泣)

2018年8月17日 (金)

濡れている人のみ配る試供品

お盆も終了。つい先日、馬に乗ったおかげで、ナスに乗って帰っていく方々がリアルに想像できた(牛だけど)。パカポコ、パカポコ…あ〜、暑かった〜といくうちに、大渋滞。ナス色の空を見上げたのでした。

富士山の写真を整理していた青が、せっかくの山頂での写真がないという。桐ちゃんが写真を撮ってくださいと次々頼まれて、私が撮ってあげてあげてたから…と。そう、確かに私はよく写真を頼まれる。ヘタなのに。ついでに言うと、道もよく訊かれる。知らんのに。どう見てもダメそうな人なのにね、と青。単に、断らなさそうだからかな?
街頭で、瞬時に選別されて渡されるチラシやサンプル。Img_1427_2
先日いただいたのは、小鳥さん。う〜〜ん。

2018年8月12日 (日)

日にち薬

駅へ向かう一つ目の角に、白い猫、黒い猫がいたりいなかったり。白い猫は、視線を合わさず目の端で私の動きを追う。黒い猫は、視線を交わす。(足、治ってきたんや)みたいに尻尾をゆらして、見送ってくれた。

2018年8月 8日 (水)

富士山登頂

Img_1418_4 お日さまは、光が射したかと思うとみるみるうちに全身が現れ、それはまさに生まれ出ました。光は力強くて輝かしくて、光に洗われる思いがしました。

昨年の反省を生かして、頂上までは約1時間という8合5勺にある山小屋、その名も「御来光館」に泊まり、2時45分に出発。頂上までは大渋滞でひやひやしながらも、ぎりぎりご来光に間に合った。
上りは、夫の「あれが山小屋、もうちょっと」に、田部井純子さんの「あきらめずに一歩一歩登っていけば、自分の夢はかなえられます」の言葉を思い出し、(一歩、一歩……)と唱えながら足を出して進む。やっと小屋へ辿り着いたら、名前が違う!!「あれ、次やった。もうちょっと」に、また(一歩、一歩……)、さいごの力を振り絞る。着いた!「蓬萊館」!!また違う!!!バキッとこころが折れた音がした。「二度と、あともうちょっとって言うな!!」。キレる。「桐ちゃん、アンパン売ってるよ。買おうか。上にないかもしれないから、買っとこうか」。青に機嫌をとられる。子どもか!「買う!!!」。買うんか〜い。
Img_1421_2 さて、何とか御来光を拝み、下山。このルートは、7合目まで単調な砂利道が延々つづく。すべりやすくて踏ん張るせいか、8合目くらいで左膝が痛みだす。エアサロンパスをふって、サポーターをするも右膝も痛みだし、次第に膝が曲げられなくなくなってくる。「7合目の救護所でテーピングしてもらおう」と、7合目まで辿り着くも、救護所のあるのは上りルートのみで下りにはないという。誘導員さんから「みんな膝は痛いですから」と言われ、膝を壊してしまうかもしれないと覚悟。
Img_1423_2 そこに、馬が現れた。5合目まで運んでくれるという。夫がすかさず「いくらですか?」。「1万5千円です」の「です」にかぶせて「乗ります!!」。ここはもう、お金より膝。ヨーロッパ生れの3歳牡馬、ダルメシアン柄のナルト君は、私がまたがるとウンコをして歓迎を表してくれた。青は「いいやん、また石橋芳山さんがつっこんでくれるわ」と笑う。途中、霧に包まれた馬道を抜け、石畳をカポカポ……乗馬で優雅に下山したのであった。
Img_1424_2
一夜明け、爆発的筋肉痛で、膝の痛いロボットの動きを体感中。
青は、某所へ川柳10句を出さねばならず、どうしよう…どうしよう…と言うばかり。川上三太郎先生の「恐山ピンク」へのオマージュで「富士山ターコイズ」とか「富士山トイピンク」とかどう?とすすめておく。

2018年8月 4日 (土)

非常袋に昼用の羽根夜用の羽根

やっと書きはじめた原稿を誤って消してしまった。とりあえず、練乳金時バーで気持ちを冷ます。
今夜は、神戸海上花火大会へ行く。私にとっての海の花火は、Rちゃんのお墓参り。

そして明日から、富士山リベンジへ。正直、私はまったく登りたくない。夫がどうしても一生に一度登頂したいらしく、おつきあい。ほとんど修行。
今朝、亡父が夢に出て来た。私が、今からジムに行くと言ったら、じゃあいっしょに家を出ると言う。父は野球の審判服を着ていて、「暑いのにだいじょうぶ?」と声をかけたら、「うなぎ食べたからだいじょうぶや」と笑った。この夢には、何か意味があるのかなあ?

2018年8月 3日 (金)

深みどりの窓口

名古屋が40℃を越えたというニュース。その名古屋行きのチケットを買いに行く。

歩道が日陰になるのを待って、JRへ。一つしかないみどりの窓口は「ただ今、集計中のためしばらくお待ちください」の札が立てられ、ブラインドが降りている。おじさん、大学生のうしろに並ぶ。時計を見ると4時5分。おじさんと大学生はどのくらい並んでいるのか、しきりに隙間から窓口をのぞく。暑い。おじさんの背中はシャツが汗ではり付いている。5分が経過した。学生さんに、「集計にどのくらい時間がかかるか聞いてくるので、順番とっておいていただけます?」とお願いすると、うれしそうに頷いてくれた。
改札へまわると、窓口の内側が見える。1人が電話応対中で、あと2人が立ってしゃべっていた。「集計ってどのくらい時間かかるんですか?」「えと、集計自体は終ってるんですけど、23分着の列車で車椅子応対しないといけないので、それが終ってからです」。
列に戻って、おじさんにも聞こえるように学生さんに報告。「10分あれば、1人か2人くらい対応できそうなのにね」と言ったら、「先週来たときも2人並んでて、2人くらいすぐだろうと思ったら、全然進まなくて諦めたんです」と言う。目の前に「きくぞうボックス」という意見箱があったので、「今、書いて入れる?」と言ったら笑っていた。
23分着の乗客が全員改札を出て、それから窓口は開いた。「お待たせしました」とかはなかった。おじさんの払い戻しにつづき、やっと学割切符を購入できた学生さんは改札に行きかけて、振り向いて「あ、お先に…」と言ってくれたので「おつかれさま」と返した。窓口の「お待たせしました」は、やっぱりなかった。

2018年8月 2日 (木)

晩柑のわれをわすれてしまった黄

柑橘系の黄色もそれぞれだけど、晩柑の黄はねむそうで好き。

二、三年前まで、ビールはお茶だと言っていたけれど、近ごろは飲むとねむくなるので、お茶のようには飲めなくなった。飲み友達もみんな酒量が減って、年相応に健全なお酒になってきた。酔っぱらい伝説や武勇伝も、すっかり遠き日の出来事になった。

A君は30代の男子。男女4人でべろべろに飲んで終電を逃がし、朝までラブホで過すことに。そこで記憶は途切れる。朝、目が覚めたら、だ〜れもいなくてセーラー服を着ていたそうだ。そんなA君が教えてくれた、阪急園田駅前の商店街の「エトワール洋菓子店」は、びっくりするくらい安くて素朴ななつかしい味だった。

2018年8月 1日 (水)

版画家で陶芸家の江崎満さんは、句集を作っていただいた出版社「港の人」と私に共通の知人。大阪のギャラリーで個展が開かれたので会いに行ってきた。先月のこと。

江崎さんの学生時代から、結婚、そして版画をはじめたきっかけの話になった。「最初の子が水頭症いう病気でな、重度の障碍児でな、ほんまに何もできへんのや。「海」いう名前でな。おむつしてな、寝てるだけでな。この子を背負っていくんは重いなあと思っとったんや。…それが、ある日な、海がかがやいて見えたんや。絵なんか書いたことなかったけど、海を書きたい思たんや。それで、たまたまテレビつけたらな、棟方志功が版画を彫っとってな、すぐに彫刻刀と板買うてきて、海を彫ったんや…。死んでしもたけどなぁ……、海がなぁ……いろいろ教えてくれた……」。太いまっすぐな声だった。

人に「生産性」などということばは、使うべきでない。
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