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2018年10月10日 (水)

ですよね

先月のうみの会で、難解句について「とっぴょうしもないこと言えばいいじゃダメ」という意見が出た。おおいに賛成だが、どの句がよくて、どの句がダメかは判断がむずかしい。絵画でも、写実画はデッサン力や構図、色彩など、素人目にも上手い下手が分かりやすいけれど、抽象画になると好き嫌いになってしまったりする。難解句が敬遠されるのも、読みの力が求められるからだろう。難解句そのものがいいか悪いかではなくて、一句、一句の評価がとても大事だと思う。

一方、ある句集評には、「どの句も一読明解ですばらしい」とあった。分かりやすさそのものを評価するのもどうかと思う。たとえば、一句を読み終えたときに、「そうですね」か、「そうですよね」では大きく違う。前者はそこで終り。後者は、「私も…」とか、「実は…」と会話が展開してゆく。読み手の入る余地がある。あ……、評した人は、「そうですね」と軽く相づちを打てる川柳をよしとされているのかな。

一読明解も難解もひとくくりにしないで、一句一句について語り合おうよと思う。写実と抽象のどっちが好きかは批判されることではないし、どちらにもいいものはあるんだから。あしたは、前衛書道展へ。

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