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2019年3月 7日 (木)

春の雨の訃報

筒井祥文さんが亡くなられた。川柳の会「ふらすこてん」を宣言通り10年運営し、この1月に閉じられたばかり。次は何をされるのか…と期待していたのに、なんとさみしいこと。

玉野の大会のあとだったと思う。関西へ帰る組は、駅前で飲む流れになった。祥文さんの向いの席になって、緊張しながら川柳の話をした。「……そんなことをやな、××(某柳誌)に書いたんや」とおっしゃる。思わず「へぇ〜…読みたいな」と言ったら、「送ったんで」とおっしゃる。お酒もまあまあ飲んでいるし、帰りの新幹線で忘れてはるかもと思っていたら、数日後に届いた。一筆箋が挟まっていた。

ちょっと送っときます  
礼状なんぞヤボでっせ
またどっかで  
                         祥文

なんとカッコいい! さらに繊細でやわらかな文字が、罫線と罫線の間にそそとおさまっていて、豪放磊落なイメージもいい意味で裏切られた。粋なお方でした。
お別れの会がひらかれるとか。さみしい分だけ、にぎやかになるんだろうな。祥文さんみたいに。

 トコトンヘコトントと放つ水すまし  祥文 (うみの会)

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