« 2019年5月 | トップページ | 2019年7月 »

2019年6月

2019年6月29日 (土)

鉄骨崩れる鯨崩れる

息を止めることができるのは、鯨類、鳥類、そして人類だけ。息をコントロールできることで、歌が歌えるのだそうだ。
鯨は、歌を伝え合って歌っているらしい。しかも一年ごとにあたらしい歌を歌うのだとか。

Yちゃんは、学校へ行けなかった一年間、歌を歌うことができなくなっていた。この春から、ほんとうに少しずつ少しずつ自分を取り戻しはじめている。この前、ひょんな展開でkiroroの「未来へ」を歌ってくれた。まっすぐな歌声に、まっすぐな涙が出た。それから、ずっと伸ばしていた髪をばっさり切った。真っ黒なたっぷりの髪は、Yちゃんの深い闇のようだったけれど、切り落としたそれはやさしい糸の束だった。ヘアドネーションすることができた。

2019年6月28日 (金)

像と像

また、あいだがあいてしまった。

過日、『戦後俳句を聞く② 〜竹中宏の「写生」と「定型」』へ。竹中さんの句集「アナモルフォーズ」は、私の読んだ俳句集のなかでは最も難解だったので、読みのヒントを求めて参加した。

竹中さんの俳句観が、主に師である中村草田男との違いから語られた。
「私の俳句は、粘質、粘り気をどう確保するかがポイント。反発し合うもの、異質なものがどこで混じり合うか」
「表に出している部分だけでなく、重層的にしている。表に出さないことが、私の俳句」
「私にとっての定型は、五七五を越えていこうとするエネルギーと、五七五に戻りたがるエネルギー。そこを確かめながら作っている」
尊敬する師に学びながら、自身の俳句を確立する……、結社で活動する理想型をみた思いがした。
無所属は、川柳観の問い返しが弱くなることを心しておこう。

「アナモルフォーズ」……像がすこし立ち上がってきた。

 おでんの具塔は五臓を重ねて串  竹中宏

2019年6月24日 (月)

わたしの万有引力

神戸は北野の「ギャラリー島田」、恒例のミニアチュール展。今年は、「ことばのミニアチュール」も同時開催されることになり、時里二郎さん(詩人)、佐藤文香さん(俳人)といっしょに、出展させていただくことになりました。今年のテーマは「わたしの万有引力」。ギャラリー島田ゆかりの作家作品に混ざって、自筆原稿が展示されます。時里さん、佐藤さんの作品には、思わず(そうきたか……)とぽろり。三者三様の趣をおたのしみください。

詳細は→ギャラリー島田

2019年6月22日 (土)

川柳と詩 真夏の夜のめぐり逢い

詩人の四元康祐さんと、詩と川柳というめずらしいコラボが実現することになりました。
→詳細は「おひさまゆうびん舎」さん


ただいま、当日発表用の共作詩を制作中ですが、これがまあスリリングです。どうなりますやら…。

2019年6月21日 (金)

ふくざつ

某所から作品依頼をいただく。「他の方にもお願いしたいんですけど」と言われ、「**さんとかは?」と名前をだしたところ、「敷居が高すぎます!!!」。低いんか〜い(笑)

「(川柳を)5年もやってるんだったら教えてよって頼まれたんだけど、私忙しいから桐子さんどう?」。ヒマなんか〜い(笑)

5年で教えられると思われてる川柳って、柿以下やな。

2019年6月17日 (月)

空白

こまめに更新しようと思っているのだけど、なかなかできない。1日やすむと、ずるずるっと書けなくなる。ウォーキングも同じで、1日休むと休みスイッチが切れるので、時間を短くしても出ようと思う。ブログも短くても書こうと思う。

昨日は、ねじまき句会。日曜日の名古屋駅は、毎度大賑わい。そんな駅地下の、ほとんど人が通らない通路を教えてもらった。「人をかき分けて階段をずんずん下りると、忽然と人が消える。もう誰も追いかけても来ない。逃げ延びたようだなあ。感動的だなあ」と、立松和平になる通路だ。
そういえば、伊丹空港で働いていたことのある友人に、だれも知らないトイレを教えてもらったことがあった。それは、裏手の方の小さなトイレで、ここならいつでも空いているよと言われたが、その後何度探しても見つからない。街中には、エアポケットのような場所があるのだ。


2019年6月12日 (水)

空よ

大規模修繕工事の足場が解体されて、ベランダに空がかえってきた。2ヶ月ぶりだ。ガラス戸を開け放ってお昼ごはんを食べたら、気分はピクニック。うれしくて、一日中、何度も何度も外を見る。

あたらしい書き方で作品を書いてみたのだけど、しっくりこない。ルーズなファッションに挑戦したものの、うまく着崩せてないみたいな感じの仕上がりになっている。向き、不向きがあるとあきらめた方がいいのか、そのうち慣れると考えるべきか迷う。

絲山秋子「薄情」は群馬県高崎市が舞台だった。なんとなく兵庫県の真ん中あたりの風景を思い浮かべながら読んだ。確かめに行きたい。群馬弁も気になった。

2019年6月11日 (火)

ソンケイ

今日は、1時15分に家を出ないといけないのに、原稿を書いていてはっと時計を見たら1時3分だった。うわぁ〜〜っ!15分に出ないとあかんのに〜〜と叫びながら着替えて、さくっと化粧して、書きかけの文書を保存して、靴を履いたら、青もちょうど家をでるところだった。本忘れた〜と取りに戻って、枕元の手近にあった本を摑んでエレベーターに乗ったら、「化粧したんや。自分すごいな。尊敬するわ」とはじめて娘に尊敬された。

帰りの電車で、前のシートに山帰りのおじいさんが3人並んで座っていた。信州の山の話でずいぶん盛り上がっていた。そのうち、真ん中の人のすこしこもった声とゆっくりした話し方に聞き覚えがある気がしてきた。目を閉じて声に集中していたら、25年ほど前に仕事でお世話になった方を思い出した。もう一度顔を見たら、確かにその人だった。お元気でうれしかった。

顔写真が必要になったが、黒髪の写真しかない。詐欺みたいなので、近所の公園で青に撮ってもらった。途中で爆笑するので何かと思ったら、バックの木の枝が頭から生えているみたいな写真ばっかりだった。場所を異動して撮り直したものの、白髪の初老感がものすごくて、モノクロに加工してもらった。「ついでにまぶたのたるみと、皺とシミもとっといて」とお願いしたら、「それは美容外科に行ってください」と言われた。

今夜は、夜の散歩で見つけた超音波泡風呂と電気風呂のある銭湯に行ってみる。風呂付き散歩。

2019年6月10日 (月)

夜の散歩

このところ、夜の散歩を日課にしている。遅い時間に歩いていると、昼間とは音も匂いも違う。
いつだったか、何とも甘い匂いが漂ってきて、匂いの方を見たら道沿いの家の塀の上に藤の花が下がっていた。少し前は、薔薇の香に薔薇園の満開を知らされた。側溝の水も夜はにぎやかで、日によって臭いがちがう。
細い路地の曲がり角に、5センチほど窓の開いている家があって、そこは食卓のある台所らしく、煮物や焼き魚やフライの匂いとテレビのプロ野球やニュースが流れてくる。曲がる時、いつもなつかしさが湧いてきて、胸のあたりがふにゅっとやわらかくなる。好きな角だ。

あかりで、こんなところにこんな店があったのかと発見することもある。3つ先の駅前には、小さなケーキ屋さんがあった。入ってみたら、職人らしき初老のおじさんが出てきて、箱ではなくて紙の袋にケーキを入れてくれた。お客さんは、ほぼ近所の人なのだろう。ケーキは、素朴でやさしい味だった。ある日、赤いシャッターの貼紙に、「10日ほど入院することになりました。6月3日から営業します」とあった。翌日には、貼紙がなくなっていて、ほんとうに再開されるのか心配していた。3日からなかなか営業時間内に行けず、やっと6日に行けた。「お元気になられてよかったですね」と言うと、一瞬驚いた顔をくしゃっとくずして「ありがとうございます。復活しました!」とガッツポーズされた。

大きく手を振って歩いていたら、上がらなくなっていた右肩が少しずつ上がるようになってきた。あれほど接骨院に通ったのに、ただの運動不足だったのだろうか。雨の日は家を出るまでが億劫だけれど、濡れた路面に反射する街灯とかもきれいだし、雨の日サービスでファーストドリンク無料の居酒屋を見つけたりもするので、梅雨シーズンもつづけられると思う。前に買った長靴は重いので、軽いのを探そう。

2019年6月 8日 (土)

商店街の概念としてのかまぼこ

神戸新聞姫路本社の「姫路を詠みだおれ」という企画で、姫路の町を5人で吟行した。
姫路の商店街は、呉服屋さんに、レコード屋さん、かまぼこやさん……となつかしい表情をのこしていた。そして、人が明るく元気そうなのが印象的だった。

  風がはじまる理容はらだのお顔剃り  幸子

  銀行の前の静かな人といる      政二

  この先はヤマトヤシキの赤い空    凛

  笑いながら町は町なるかたさして  由紀子

2019年6月 7日 (金)

雨音

ただいま、こちらの「みしみし」で連句に参加しています。
何しろ初心者なもので、外しまくっています。周りの見えない性格ももろに出ちゃってて、恥ずかしい……。

夕べ、話をしていた人が、「僕このごろたのしいことしかしてへんわ〜」と言って、素敵だな〜と思った。状況ではなくて、感じ方が。
近ごろ、句集「hibi」に引っ張られるようにして、連詩、短詩、散文など、あたらしいことばの場へ足を踏み入れている。戸惑いも多いけど、これもたのしさに違いない。

劇団「維新派」主宰の松本雄吉さんが、演じることについて「表現じゃない、行為なんや」としきりに言ったという話も聴いた。表現じゃなくて、行為……。とても気になる。私が川柳でやりたいことと近い気がする。

雨音はいいな。推敲にとてもいい。

2019年6月 2日 (日)

ラソソ

テレビの録画リストに、おぼえのない番組が溜まっている。番組が変ってしまったのだろう。不要な予約を削除しようと思い立つも、方法が一向に分からない。あれこれボタンを押していたら、全部消えてしまった。


「きのう何食べた?」が〜〜〜〜!ショック〜〜〜〜!!全部観たんけど、残しておきたかった!!よしながふみのコミックが原作で、日々の食卓を中心にゲイカップルの日常を描いたドラマ。
ドラマ化と聞いて、シロさんとケンジを誰がやるのか?まず調べた。シロさんを西島秀俊。おー、ぽい、ぽい!ケンジを内野聖陽。え、どうなの?と思ったけれど、内野さんすばらしい!何気ない仕草や口調に違和感がまったくなくて、ケンジそのもの。

ピアノでキラキラ星のドドソソララソが、何度やってもドドソソラソソになる夢を見た。つづきの会のHさんがとなりで「ララソ」と言ってくれるのに、指が意地でもラソソを押えるのだった。ショックが大きすぎたんや。

 

2019年6月 1日 (土)

みなづき

6月になってしまった。

きのうは、機関誌で川柳欄を担当させていただいている、池田泉州銀行さんで川柳入門講座。6年前にお話をいただいたときに担当だったKさんが、二人のお子さんの産休を経て復帰されてうれしかった。本店の講堂は、むかしの銀行の匂いがした。あの匂い好きだなぁ。

5月末〆切の作品を、さいごのさいごまでマヨネーズの最後くらい絞り出す。バホッと吹き出した3句を入れ替えて、さあ送ろうと思ったらメールがクラッシュ。頼みの青を待っていたら、終電逃した〜って。あれこれ試して、さっきやっと戻った。力尽きておる。

 

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ